緊急事態宣言と天気予報【気象予報士は最悪の天気を予測する】〜エッセイ〜

   
レインボー ESSAY
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2020年5月14日、8都道府県を除く39県で、新型コロナウイルス特措法による、緊急事態宣言が解除された。

 

緊急事態宣言とは、いったい何だったのだろうか。

 

私は、緊急事態宣言は、天気予報と同じだと考えている。

 

例えば、未来のある日の天気予報が、晴れの確率と雨の確率が、50%ずつだったとしよう。

   

天気予報

気象予報士が、

雨になりそうです

と雨が降ることを基本とし、

ただ、場合によっては、晴れるかもしれません…

と予報した場合は、雨が降ようが晴れようが、おそらく苦情は寄せられない。

 

しかし、

なんとか晴れそうです

と晴れることを基本とし、

ただ、場合によっては、雨が降るかもしれません…

と予報した場合は、晴れればいいが、もしも雨が降ったら、けっこうな苦情が寄せられる可能性が高い。

 

そのため、気象予報士は、悪い方(最悪)の予報をすることになる。

 

わざわざ、冒険をして、苦情を受ける可能性が高い予報をする必要もない。

 

仕事としては、当たるか外れるかよりも、苦情を受けるか受けないかのほうが大事だ。

緊急事態宣言・外出自粛

緊急事態宣言や外出自粛も、まったく同じ理論だと思う。

 

感染が拡大する可能性が高いので外出自粛を!

と、感染拡大を基本としておくほうが、批難を浴びる可能性は低い。

 

もしも、感染が拡大しなかった場合も、

緊急事態宣言や外出自粛の効果だ!

とか、

感染しなくて、よかったね!

で済む。

 

一方、

感染が拡大するとは限らないので、外出自粛の必要はない!

と、感染拡大しないことを基本とした場合、見込みが外れて、感染が拡大した場合の批難は、尋常ではないだろう。

 

そのため、政府や自治体のトップは、最悪を予測して、緊急事態宣言や外出自粛を呼びかけることになる。

おわりに

仮に私が、国や自治体のトップだったとしたら、やはり、緊急事態宣言や外出自粛などの厳しい措置をとるだろう。

 

緊急事態宣言や外出自粛によって、感染拡大が抑えられることは間違いない。

 

それに、どのみち批判されるのだから、より安牌の方を選ぶだろう。

 

実際のところは、そのような厳しい措置を取ろうが取るまいが、大差はないかもしれない。

 

しかし、より、批判の少ないであろう方を選んでおいたほうが身のためだ。

 

まさに、天気予報(気象予報士)と同じ理屈が成り立つ。

 

国民の命というよりも、己の保身を考えると、そうならざる負えない。

 

本当に、政治家のみなさんが、「国民の命が、なによりも大切だ!」というのなら、コロナとは関係のない審議に時間を費やす暇があったら、ありったけの現金を持って、地元を回ったらどうだろうか?

 

そう、選挙のときのように。

   

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