40年以上、生きてきて、バイクというものに興味を持ったことは、これまで一度もなかった。
しかし、あるとき、よく通っている国道脇の店先に置いてある、1台の赤いバイクに目がとまった。
「お〜、なんだかカッコいいな!あんなバイクなら乗ってみたい!」
その道を通るたびに、そんなことを思って、その赤いバイクを眺めていた。
そして、
「ちょっと見に行ってみようかな?」
という気持ちになったのだが、なかなか見には行かなかった。
「自分がバイクに乗る」というのが、なかなか想像できなかったのだ。
それからも、その国道を通るたびに、その赤いバイクを眺め続けた。
* * *
そして、とうとう、ある休みの日に思い切って、その赤いバイクを見に行ってみることにした。
そこで初めて、その赤いバイクは、
Harley-Davidson SOFTAIL®BREAKOUT®FXBRS
の18年モデルだということを知った。
そして、それは試乗車だった。
Harley-Davidson SOFTAIL®BREAKOUT®FXBR
もちろん、私には、二輪の免許がないので、試乗することなどできない。
眺めたり、跨ったりするのが精一杯だった。
* * *
結局、その日は、カタログとカレンダーをもらって帰った。
それから、いろいろ調べて分かったことだけど、ハーレーには、さまざまな種類がある。
しかし、ほかのモデルをみても、とくに乗りたいとは思わない。
ただ、「SOFTAIL」というシリーズの、ハーレー・ダビッドソンにだけ、興味が湧いたようである。
もちろん、それまで、「ハーレー・ダビッドソン」という名前だけは知っていたが、「SOFTAIL」だとか「BREAKOUT」とかという名称は、その日に始めて知ることになった。
そんな名前が、あることさえ知らなかった。
「ハーレー」は、「ハーレー」だと思っていた。
こうして、これまでバイクとはまったく無縁だった私が、「ハーレー・ダビッドソン(ソフテイル・ファミリー)」の魅力に取り憑かれていくのだった。
続きは、
HARLEY’S LIFE で綴っていく。