私たちが買い物をするとき、たいていの人は、「価格」を気にすると思う。
そのものの価値が、その人の価値観に照らし合わせて、「適正」か「安い」と感じれば、それを買うが、「高い・高すぎる」と思えば、買うのをためらうはずだ。
ここでいう「安い」や「高い」というのは、そのものの「価格」とは関係ない。
同じ100万円でも、「安い」と感じる人もいれば、「高い」と感じる人もいる。
また、比較するものがある場合でも、変わってくる。
たとえば、
「50万円」に対して「100万円」は「安い」が、「250万円」に対して「100万円」は「安い」のだ。
しかし、「安い(=お得)」「高い(=損)」という基準ではない、買い物の方法もある。
欲しいものを買う
「値札」や「価格表」をみて、
・お得だから買う
という買い物の方法だと、「高い」と感じるものは、なかなか買えない。
たとえ、それが欲しいと思っても。
多くの人は、「欲しいもの」を買うのではなく、「買えるもの」を買っている。
これは、日常の数百円の買い物でもそうだし、数万円のものから、数百万円の大きな買い物であっても同じだ。
「ほんとうは、こちらのほうががいいけど、価格が高いから、もう少し手頃な価格のものにしよう。」
このようなケースは、多くの人が、日々、経験していると思う。
しかし、それも仕方がない。
使い切れないほどの、お金があれば別だが、たいていの人は、限られた予算内でやりくりをしているものだ。
欲しいからと言って、価格も気にせずに買うわけにはいかない。
しかし、ほんとうにそうなのだろうか?
私には、ある疑問がある。
もしかしたら、
逆に言うと、
ということだ。
だいたい、数万円のものなら、小銭をコツコツ貯めれば、そのうち買うことができるが、数十万円、数百万円、数千万円のものは、節約や500円玉貯金では買えない。
しかし、それらを買える人は大勢いる。
かつては、日本人が下に見ていた国の人々ですら、その中に含まれる。
実験と検証
そこで、この疑問を検証すべく、私自身が実験台となってみよと思う。
その経過や結果は、このブログで報告していければと思う。
どんな実験かと言うと、
「買えるもの」を買う
のではなく、
「欲しいもの」を買う
という実験だ。
その結果として、破産してしまうのか、それが払える人間になるのかを、検証してみようと思う。
たとえば、免許もないのに、私が買ってしまったハーレーは、「HERITAGE CLASSIC(ヘリテイジ クラシック)」だ。
⇒ HERITAGE CLASSIC(ヘリテージ クラッシック)FLHC 107ci【2018年モデル】
HERITAGE CLASSIC 2018 FLHC
2018年モデル以降、「DYNA(ダイナ)ファミリー」が統合されてしまったのだが、「SOFTAIL(ソフテイル)ファミリー」の中で選ぶとしても、「LOW RIDER(ローライダー)」あたりでも良かったのではないか?
さらにいえば、はじめてのハーレーだし、883や1200の「SPORTSTER(スポーツスター)ファミリー」でも良かったのではないか?
あのキムタクだって、たしか「SPORTSTERファミリー」に乗っていたような気がする。(金額は関係なく、たぶん好きで乗っているのだろうけど。)
現在の私の収入は、キムタクの足元にも及ばない。
しかし、私の買った「HERITAGE CLASSIC(ヘリテイジ クラシック)」は、キムタクの乗っているハーレーの約2倍なのだ。
いまにして思えば、分不相応な、高すぎる買い物であるとも言える。
冷静に考えれば、「支払えるのだろうか?」といった感じである。
しかも、ハーレーという乗り物は、ハーレーだけ買えばいいというわけではない。
カスタムパーツや、装備(ヘルメット、グローブ、ブーツ、それなりの衣服)など、ハーレーを買ってからも、かなりのお金が必要だ。
ちょっとした純正のカスタムパーツが、数万円である。
「えっ、これが5万円?」というような純正パーツばかりだ。
とうぜん、保険や税金、車検などの費用もかかる。
おわりに
一言で言ってしまうと、
ハーレーに乗ることは「道楽」だ。
さて、
「道楽」は、金持ちだけの特権だろうか?
そこで、今回、私が実験してみる。
おそらく、
私が破産せずに、ハーレーライフを満喫することができれば、ほとんどの人も、ハーレーなど、好きなものを買って楽しむことができるはずだ。
別に、無理してハーレーに乗る必要もないが、私は、せっかくだから、今回の人生で「ハーレーに乗る」という体験をしてみたいと思った。
現在の収入から考えて、「買える」とか「買えない」とかを決めるのではなく、欲しいから買ってみた。
しかも、価格は無視して、欲しいと思うモデルを買った。
大型自動二輪免許はおろか、普通自動二輪車すらない状態で。
そして、現在、大型自動二輪免許を取得するために、教習所に通っている。
困ったことに、大型自動二輪免許の免許を取るのにも、20万円以上かかる。
冷静に考えれば、「買えない(諦める)」か、「いちばん安いハーレーを買う」という選択肢が有力と思うが、
そして、
という疑問を検証すべく、思い切ってハーレーライフの一歩を踏み出してみた。
おそらく、なんとかなるだろう。(という心の声が聞こえる…)
経過は、このブログでも報告していこうと思うので、ぜひ、応援してください。
なぜなら、
私にできたのであれば、あなたにもできるということなのだから。
つまり、
私を応援するということは、あなた自身をお応援するということになるのだ。
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