ハーレーに乗る人で、半ヘル(ハーフヘルメット)の下に、ベースボールキャップをかぶる人は多い。
ハーフヘルメットの下にベースボールキャップをかぶっていると、ハーレーを降りて、ヘルメットを取ったときに、髪型の乱れを気にせずにすむ。
また、ツバがひさしとなり、眩しさを抑えてくれる。
実際に、私も試してみると、けっこう便利なことが分かった。
その一方で、ハーフヘルメットとキャップに、相性があることも分かった。
そして、ヘルメットとキャップの相性が悪いと危険だ。
ハーフヘルメットのサイズ選び
まず、半ヘル(ハーフヘルメット)の下に、ベースボールキャップをかぶるのかどうかで、購入する半ヘル(ハーフヘルメット)のサイズが、ワンサイズ変わってくる。
そのため、半ヘル(ハーフヘルメット)購入の際は、どのようにかぶるのかを決めてからでないと、サイズが選べない。
そのままかぶったり、ベースボールキャップの上にかぶったりを、同じサイズでこなすことは難しい。
ただし、ベースボールキャップをかぶらないときは、ヘルメットインナーキャップをかぶるようにすれば、同じサイズでも大丈夫かもしれない。(キャップやインナーキャップの生地の厚みによっても異なる)
TT&CO. USA イーグル
半ヘル(ハーフヘルメット)の下にかぶるベースボールキャップは、なんでもOKというわけではない。
相性が悪いと、ハーレーに乗っていて、ヘルメットが浮き上がってしまい、左手でヘルメットを抑えながら乗るハメになる。
もちろん、半ヘル(ハーフヘルメット)にもいろいろあるので、すべてに当てはまるというわけではないと思う。
今回は、TT&CO.の「USA イーグル」との相性についてなので、他の半ヘル(ハーフヘルメット)の場合は、違うかもしれないので、注意してほしい。
ヘルメットとキャップには相性がある
TT&CO.の「USA イーグル」の下に、いくつかのベースボールキャップをかぶってみたのだが、相性が悪いと、隙間から風が入ってきて、ヘルメットが浮いてしまう。
ヘルメットが浮いてしまうと、とてもじゃないが、ハーレーに乗ってはいられない。
しかし、
「これだから、半ヘル(ハーフヘルメット)は…」
と思うのは、少し早い。
ヘルメットの基本サイズが合っていて、キャップとヘルメットの相性がよければ、あとは、アゴ紐をきちんと締めていれば、ハーレーに乗っていても、まったく動くことはない。
さすがに、時速100km/h以上で走ると、ベースボールキャップのツバに風圧がかかり、ちょっと怖い思いもするが、一般道を時速100km/h以下で走っている限りでは、まったく問題ない。
それでは、まずは、ハーフヘルメットと相性が悪いキャップから紹介する。
相性が悪いキャップ
私が持っていた3種類のキャップを試した結果、ハーフヘルメットと相性が悪いキャップが分かった。
ワークキャップ
まず、相性が悪かったキャップのひとつ目は、ワークキャップ。
ワークキャップとは、こんな感じのキャップ
ロゴキャップ
次に、相性が悪かったキャップが、ロゴキャップ。
誰しも、好みのブランドがあるとは思うが、私は「THE NORTH FACE(ザノースフェイス)」が好みなので、「THE NORTH FACE(ザノースフェイス)」で試してみたのだが、ダメだった。
相性が悪いキャップの共通点
ハーフヘルメットと相性が悪いキャップの共通点は、キャップのレンゲやピースと呼ばれる、キャップをかぶったときに、おでこにくる部分に形があったり、しっかりとしていて、硬いこと。
その状態だと、キャップだけでかぶるときにはいいのだが、ヘルメットとの相性はよくない。
そのようなキャップは、おでこにくる部分の形が固定されているので、頭とも、ヘルメットともなじまない。
そのため、頭とも、ヘルメットとも隙間ができてしまう。
おそらく、そこに、風圧によって空気が入り込みやすくなり、ヘルメットが浮いてしまうと考えられる。
相性が良いキャップ
では、どんなキャップが相性がいいのだろうか?
結論から書いてしまうと、ツバ以外の部分が「テロテロ」のキャップだ。
つまり、形がしっかりとしていないキャップだ。
そのようなキャップは、頭とヘルメットによく馴染み、隙間ができづらい。
隙間がなければ、風圧を受けたときに、空気が入り込んできて、ヘルメットを浮かせることもない。
私は、「Champion(チャンピオン)」のローキャップを使用している。
「Champion(チャンピオン)」のキャップにも、ロゴ入りなど、いろいろあるのだが、私は、いちばん安っぽい(テロテロな)タイプのキャップを使用している。
「Champion(チャンピオン)」の他のタイプは試していないのだが、このタイプがとても安定しているので、敢えて他のタイプは試していない。
おでこの部分にロゴがないと寂しいと思うかもしれないが、ヘルメットを脱いだときに、サングラスをキャップにかけるのであれば問題ない。(逆にないほうがいいかも?)
このキャップは、値段も安いので、色違いや洗い替え用に、いくつか持っておくと役に立つ。
おわりに
ハーレーを降りて、ヘルメットを脱いで、キャップにかぶり直すなら、どんなキャップでもいいかもしれないが、ハーフヘルメットの下にキャップをかぶりっぱなしの場合は、そういうわけにもいかない。
形がしっかりとしている、相性の悪いキャップの上からハーフヘルメットをかぶると、ヘルメットが浮いてきてしまい、左手で抑えながらハーレーに乗ることになってしまう。
さすがにそれでは、「ハーフヘルメットは危険だ」という以前の問題だ。
それ単体では、それほどお洒落とは言えないかもしれないが、ヘルメットの下にかぶる用のキャップと割り切って、形のしっかりしていない、テロテロのキャップを選ぶと、頭やヘルメットに、しっかりとフィットしてくれるので、安心してハーレーに乗ることができる。
「いまいち、ハーフヘルメットが安定しない」という人は、いちど試してみてほしい。
ただし、事故に遭ったときの安全性を考えると、ハーフヘルメットは、決しておすすめとは言えないので、ハーフヘルメットをかぶる場合は、自己責任でお願いしたい。
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