ハーレー・ダビッドソンに乗ってみようと思い立って、大型自動二輪の免許を取るために、教習所に通うところから、このブログはスタートした。
ちょうど時代が「令和」に変わるタイミングで、なにか新しいことに挑戦しようと思ったのだ。
その翌年あたりから始まる、感染症騒動の前に免許が取れたことは、ほんとうにラッキーだった。
なんとかお金を工面して、迷わず行動した自分を褒めてあげたい。
だけど…
ハーレーに乗ってみたけど…
実際にハーレーに乗ってみると、思ったほど楽しめなかった。
たとえるなら、スポーツカー好きなのに、大きなミニバン(アルファードとか)を買ってしまったような感じだろうか。
快適性は高いけど、運転していて楽しくないのだ。
そして、パワーはあるけど、速いのは直線だけで、直線番長といった感じだ。
もちろん、バイクの楽しみ方は人それぞれだ。
風を切って、景色を眺めながら、トコトコと乗るなら、ハーレーはいいバイクかもしれない。
しかし私は、車でもバイクでも、スイスイ、ヒラヒラと、ワインディングを軽快に走り抜けるのが好きみたいだ。
誰かを乗せて移動するなら、ミニバンやアメリカンでも我慢できる。
そもそもの目的が違うからだ。
だけど、一人で趣味として楽しむ車やバイクは、やはりスポーツタイプがいい。
ここ数年で、そのことをはっきりと認識した。
何歳まで乗れるのか分からないけど、乗れるかぎりスポーツタイプに乗り続けようと思う。
軽さは正義
免許サポートキャンペーンとか、いろいろあって、教習所に通い始める前に、ハーレー(FLHC/1745cc/Vツイン/320kg)を、購入してしまった。
あとから考えると、これは失敗だったけど、その失敗があったからこその出会い(人やバイク)もあったので、一概に失敗ともいえない。
ハーレーはつまらないな…と思って、次に購入したのが、MVアグスタのブルターレ800(ROSSO/798cc/並列3気筒/175kg)だった。
排気量も車重も半分くらいのネイキッドバイクだ。
「軽さは正義」であることを思い知ると同時に、アメリカンタイプではなく、スポーツタイプの魅力に目覚めることになった。
ブルターレ800は速かった。
しかし、ポジションがモタードバイクっぽくて、良くいえば、どんな道でも走れてしまう。
未舗装はキツイ(タイヤを変えればいけるかも)けど、多少の悪路くらいなら走れてしまう。
逆に、サーキットも走れるだろう。
ブルターレは、もしかしたら、オン、オフ、サーキットまでを、1台で兼用できてしまう、非常に使い勝手のいいバイクかもしれない。
いまのアグスタは、昔のアグスタのように壊れることも少ない。
110馬力というパワーも、175kgの車重では十分にパワフルだ。
もっと速いバイクは、いくらでもあるけど、そういうバイクは、主にサーキット走行がメインだと思うので、公道を走っているかぎり、煽られるとか、抜かれるとか、置いていかれるということは、ほとんどないと思う。
だけど…(またか⁉)
ブルターレ800に乗ってみたけど…
ハーレーからブルターレになって、バイクの楽しさに目覚めた。
しかし、一見すると利点とも思える、ブルターレ800の、オンとオフを兼用できてしまうような使いやすさが、逆に中途半端に思えてきてしまった。
一番の問題は、アップライトのハンドルと、ラクちんなポジションだ。
景色を眺めながら走るツーリングなら、それは歓迎されることだけど、スイスイ、ヒラヒラと、ワインディングを軽快に走り抜けようとすると、もう少し前傾姿勢がとれたほうがいい。
アップライトのハンドルの場合、コーナーでバンクしているときに、腕だけ上に残るのだけど、それだと、バンク角こそ大きくなっても、楽しさは、ハーレーでコーナーを曲がっていたときと、それほど大きくは変わらない。
スイスイ、ヒラヒラと、ワインディングを軽快に走り抜けようと思ったら、やはり、多少のタレ角のある、セパレートハンドルのバイクが楽しそうだ。
そして、コーナーをバンクさせて走るときには、そのポジションが自然なのだと思う。
よく、SS(スーパースポーツ・レーサーレプリカ)は、前傾がキツくて、すぐに疲れてしまうので、やめたほうがいいと言われるし、実際にそうなのだと思う。
しかし、それも経験してみなければ分からない。
それに、私はそれほど長距離ツーリングはしない。
日帰りなら、100〜200kmも走れば満足だ。
やはり目的が違うのだ。
よりラクをしたければ、ネイキッドやアメリカンがあるし、私は、実際にそれらには乗ってみた。
そして、私は、それらでは満足できなかった。
ドゥカティのスクランブラー(800cc)にも試乗してみたけど、それも、やはり私にとっては、それも楽しいバイクではなかった。
もしかしたら、またラクなバイクを選びたくなるかもしれないけど、そのときは、いろいろなタイプのバイクを経験した上での判断になるので、もう、後悔はしないと思う。(理想は複数台所有)
排気量にしてみても、1745ccという、意味もなく大きい排気量にも乗っているので、たとえ排気量が小さくなって、それをバカにされても、まったく気にならない。
やむを得ず、ではなく、好きで選んで乗るのだ。
それに、排気量は大きければいい、というものではないことは明らかだろう。
おわりに
最近、車もバイクも、基本的な部分は同じだな…と思う。
私にとっては、軽くて、高回転までエンジンが回り、キビキビと走れるタイプが、好みの車やバイクだ。
車やバイクを選ぶときに、パワーとか排気量は関係ない。
車に関していえば、いま乗っているNDロードスターは、排気量1500ccなので、以前、乗っていたハーレーよりも小さいくらいだ。
それでも車重は1tくらいなので、決して速くはないけど、7000回転付近までエンジンを回しながら走れば、キビキビと気持ちよく走ってくれる。
速くはないけど、ほんとうに楽しい車だ。
NDロードスター(1.5L/幌)は、パワーはないけど、2500ccや3000ccの重厚感のある車よりも、運転していて楽しい。
バイクの場合は、次に乗ってみるなら、セパハンのSS(スーパースポーツ・レーサーレプリカ)しかない。
排気量は、レブリミットまで回して走りたいので、必然的に小さいものになる。
少し前までは、S1000RRを買おうと思っていたのだが、SNSの動画を観ていたら、フルスロットルで、1速で100km/h以上のスピードが出ていた。
もちろん、6速では300km/h以上のスピードが出ていた。(320km/hだったかな?)
はたして、公道メインのバイクに、そこまでのスペックが必要だろうか。
そして、レブリミットまで、きっちり回して走ることができるだろうか。
答えは明らかだ。
ということで、次回は、私が選んだ、3台目のバイクが納車になっていると思うので、気になった人は、次回の更新をお楽しみに!
コメント
そうだよねー パワーはそんなにいらないと思う。個人的にはトルクが重要でそれほど回さなくても欲しい加速が得らればいいかなーって感じ。パワーデリバリーが実用域でストレスなく出せるのが理想。でもギュンギュン回して乗るのもある意味楽しいかも。 使い切る快感かなー
いやツーリングが楽しみだな〜 伊豆行きたいねー
トムクルさんは過去にいろいろ乗っていると思いますが、私にとっては、はじめての小排気量です。
もしかしたら、いま乗ったら、技術の進歩に驚くかもしれませんよ。
はやく全開で走れるように、慣らし運転を頑張ります!