最近、ハーレー以外のバイクに興味がでてきたので、暇さえあれば試乗に行っている。
いろいろなメーカーに行ってみて思うのことは、
積極的に試乗をさせてくれるディーラーと、あまり試乗をさせたくないディーラーとに分かれる
ということだ。
バイクは、乗ってみなければ、良さもなにもわからない乗り物なのに、試乗させてもらえないというのは、
「買ってもらわなくても、けっこうです!」
と言っているようなものだ。
今回は、バイクを試乗する際のメーカー対応の違いについて。
試乗するとの注意点
バイクに試乗するときは、基本的には、運転免許証のコピーや、各ディーラーの店舗ごとに用意された書類にサインが必要となる。
⇒ バイクの試乗は面白い!【試乗には運転免許証と試乗誓約書へのサインが必要⁉】
また、場合によっては、予め予約が必要な場合もあるので、注意が必要だ。
試乗車には、もちろん、保険が掛けられているが、免責金額が設定されている場合には、サインを求められる書類に記載されているので、確認の上、サインしよう。
試乗用のヘルメットやグローブは、基本的には、どこの店舗でも用意してあると思うが、自分のものがある人は持っていったほうが安心だ。
自分のバイクに乗って試乗に行けば、そのまま試乗することができるので、それが、いちばんラクだと思う。
試乗したディーラー
私が行ったことのあるディーラーは、
・ハーレー
・BMW
・ドゥカティ
・トライアンフ
・カワサキ
だけなので、ホンダやスズキ、その他のディーラーについては分からない。
輸入車ディーラー
ハーレー、BMW、ドゥカティ、トライアンフなどの、輸入車のディーラーは、試乗に関しては積極的だ。
試乗車として下ろしてあるバイクに関しては、気前よく乗らせてもらえる。
また、試乗車にプライスがついている場合もあり、気に入れば、そのまま中古車として購入することができる車輌もある。
輸入車は、国産車に比べると高いので、ボディカラーなどが気に入れば、走行距離の少ない試乗車を狙うのもありだと思う。
輸入車のディーラーでは、試乗時間も、けっこう多く取ってくれて、
「1時間くらい乗ってきてください!」
とか、
「予め予約すれば、丸一日の試乗もOKですよ!」
とか、
「一日かけて、気になる車種をいろいろと乗り比べてみてください!」
などといった感じだ。
バイクは、ある程度は乗ってみないと、良さが分からない乗り物なので、これは売る方と買う方の双方にとってメリットがあるように思う。
また、別の日に試乗にいったときの書類へのサインは、ディーラーによって、始めの一回だけサインすればいい場合と、その都度サインをする場合とに分かれる。
カワサキ(国産車)ディーラー
輸入車のディーラーが試乗に対して、積極的なのに対して、国産車のディーラーは、試乗に対しては消極的な傾向にあるようだ。
もちろん、私はカワサキのディーラーにしか行ったことがないので、ほかの国産車ディーラーがどうなのかは分からないが…
カワサキには、「Z900RS」に興味があって、ハーレーに乗って行ってみたのだが、その日は、結局、試乗させてもらえなかった。
けっして、試乗ができないというわけではなく、私が行ったカワサキの場合、
「Web試乗車予約申込同意画面」で事前に情報を入力
↓
「Web試乗車予約」
↓
試乗
という流れのようだ。
そして、試乗当日は、印鑑を持って行く必要があるということだった。
実際には、いきなり行っても、印鑑さえ持っていれば、試乗させてもらえることもあるようだが、わざわざ、印鑑を取りに帰る気にはなれなかった。
輸入車と国産車ディーラーの違い
輸入車のディーラーと国産車のディーラーの違いは、個人的には、次のような理由があるからではないかと思っている。
まず、輸入車のディーラーは、そもそも敷居が高い。
そして、売っているバイクも高価だ。
場合によっては、国産メーカーの1.5〜2倍くらいは、するかもしれない。
これは、車もバイクも一緒だ。
また、ハーレーを除けば、輸入車のディーラーには、ヤンチャなお客や、ガラの悪いお客は、ほとんどいない。(ハーレーは、少し微妙…)
もっと言ってしまえば、輸入車のディーラーに行くような人に、お金に困っている人も、あまりいないように思う。
つまり、輸入車のディーラーには、ある程度、社会的信頼のある、お客しか集まらないような気がする。
だから、試乗に関しても、必要以上に、厳しく制限する必要がないのだと思う。
「思う存分、乗ってみて、もしも気に入った車種があれば、好きなだけお買い求めください!」
というスタンスなのだろうか。
一方の国産車のディーラーには、夜な夜な、爆音を轟かせるためだけにバイクに乗るような人も、お客として行くかもしれない。
そのような人たちに、好きなだけ試乗されたら堪らない。
そのため、はじめは少し、厳し目に制限して、ふるいにかける必要があるのではないのだろうか。
もちろん、きちんと定められた手続きを踏めるような人には試乗もさせるが、規則を守らないことを美徳としているような人は、ご遠慮願いたい、というスタンスなのかもしれない。
私も、ハーレーに乗って行ったので、少しヤンチャしそうな人間だと思われたのだろうか?
「いいバイクなので、ぜひ、乗ってみてください!」
という気持ちは、まったく感じられない接客だった。
そのかわりに、
「どうしても試乗したければ、WEBから申し込んだ上で、印鑑をもって来い!」
というようなニュアンスの接客だったように思う。
もちろん、いい印象ではなかった。
もしかしたら、ハーレーでははなく、BMWとかトライアンフなどの、もう少し紳士的なバイクで試乗に行けば、少しは対応も違ったのかもしれない。
おわりに
輸入車のディーラーは、拍子抜けするくらい、簡単に試乗させてもらえる。
しかも、場合によっては、けっこうな長時間の試乗も許される。
15分程度、乗ったくらいでは、そのバイクの良さはわからないし、実際には、そのバイクの乗り方に慣れる前に終わってしまう。
ましてや、試乗できないとなると、購入は、賭けになってしまう。
バイクは、絶対に試乗してから購したほうがいいと思う。
輸入車のディーラーでは、比較的、簡単な手続きで試乗することができるので、気になっている人は、行ってみるといいだろう。
反対に、店舗によっても違うとは思うが、カワサキなどの国産のバイクを試乗したい場合は、少し面倒な手続きが必要になるかもしれないので、注意が必要だ。
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