外出自粛要請や要請解除で思うこと〜人は人 自分は自分でよくない⁉〜【エッセイ】

神津牧場ESSAY
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緊急事態宣言や外出自粛要請が解除され、少しずつ人々が外に出始めた。

 

6月からは、さらに自粛が緩和されることだろう。

 

もう、もとには戻らないことも多いが、人間の活動自体は、少しずつ戻っていきそうだ。

 

いまにして思えば、2020年の5月は、道路が空いていて、何をするにもいい時期で、なかなか貴重な体験ができたように思う。

  

人は人、自分は自分

自粛警察マスク警察などの人たちからすると、腹立たしいことなのだろうが、私はこう思う。

 

自粛したい人は、自粛すればいいし、自粛したくない人は、自粛しなければいい

 

そして、

 

マスクをしたい人は、マスクをすればいいし、マスクをしたくない人は、マスクをしなければいい

 

「マスクをしたい人」と「マスクはしたくない人」、「自粛したい人」と「自粛したくない人」、それぞれ、双方に考えがあることはべつに構わないと思う。

 

人は人、自分は自分

 

でいいではないか。

 

べつに、争う必要はないではないか。

自粛しろ!という落書き

昨今の日本では、とても、おかしなことが起こっている。

 

たとえば、バイクのナンバーに「自粛しろ!」と落書されたという、悲しい投稿がSNSに投稿された。

 

 

よく考えてみると、

 

落書きした人も、立派に外出しているではないか!

 

ということに気がつく。

 

家の中で自粛していれば、バイクのナンバーに落書きできないし、そもそも、バイクを目にすることはないはずだ。

 

だから、自粛したい人は自粛し、自粛したくない人は自粛しなければ、どちらも、嫌な思いをしなくてすむと思うのだが…

 

わざわざ、自分も外出していって、外出している他人を取り締まるという、わけの分からない人が多すぎる。

  

争うのが得意な生物

私は、怖いので6月いっぱい自粛します!まだ、外出なんてとんでもない!

 

と鼻息を荒くして言うのではなく(そこには、自粛していない人に対する痛烈な批判が込められている)、ただ単に、気がすむまで自粛すればいいと思う。

 

この世界には、新型コロナウイルスだけではなく、様々なウイルスや病原菌、細菌、野生動物、有毒物質などが存在する。

 

ゼロリクスは存在しないし、

 

どちらが正しく、どちらが間違っている

どちらが良いもので、どちらが悪いもの

 

というものではない。

 

戦争を繰り返してきた人類は、「正しい・正しくない」、「良い・悪い」を判断して争うのが得意な生物なのだろう。

コロナに負けるな!

怯えると、人は攻撃的になるのだろう。

 

だから、

 

コロナに負けるな!

ウイルスに打ち勝とう!

 

となる。

 

しかし、ウイルスの側からすると、

 

人間に負けるな!

 

ということになる。

 

だが、当のウイルスは、そんなこと考えていない。

 

戦うことを考えているのは、人間だけだろう。

 

宇宙人だって、今だに地球に攻めてこない(笑)

  

共存と適者生存

ウイルスに対する勝利などない。

 

ウイルスが怖い人は、無菌室にでも立て籠もるしかない。

 

地球の内外を問わず、すべての生物は、共存していくしかないのだ。

 

そのうえで、適者生存に従い、生き残るものは生き残り、滅びるものは滅びるしかない。

 

一部の人間だけが、それをコントロールしたがる。

 

いまから100年以内には、殆どの人間が死に、200年以内には、全員が死んでいるというのに。

 

自粛したい人は、自粛すればいいし、自粛したくない人は、自粛しなければいい

 

そして、

マスクをしたい人は、マスクをすればいいし、マスクをしたくない人は、マスクをしなければいい

 

私は、あることを疑問に思う。

 

それは、

 

必要以上にウイルスなどに怯えている人は、どうしても生き残って、やり遂げなければならない、なにか重要なことがあるのだろうか?

 

ということだ。

おまけ

神津牧場

 

写真は、多くの人が外出自粛をしているさなか、都県をまたぐツーリング中に、突然の雨に振られたりしながらも、最後に偶然たどり着いた風景。(牛は「三密」も「マスク」も関係なく、ただ、今を生きている。)

 

晴れて暑かったり、雨に濡れて寒かったり、通行止めだったり、雨宿りしたり、また走り出したり、道に迷ったり、お腹が減ったり、温かい食べ物で生き返ったり、素晴らしい風景に出会ったり…

 

振り返れば、どれもこれもいい思い出だ。

 

まるで、人生そのもののようだ。

  

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