レトロな外観とパフォーマンスを調和させた、YAMAHAのXSRシリーズの末弟「XSR125 ABS」が発表されたのは、2023年12月。
「XSR155」は、海外モデルとして2019年にタイで発表され、2021年後半までは、日本ではバイク館(旧SOX)などが並行輸入で取り扱っていたみたいだ。
2021年10月以降のABS装着義務化後は、バイク館(旧SOX)では取り扱いを中止したようだが、一部のショップでは引き続き、年代不明の並行輸入車として販売されている。
そんな「XSR155」を、日本市場にあわせて、ABSを装着し、125ccのエンジンを搭載したモデルが「XSR125 ABS」だ(と思う)。
エンジンは155ccのままでも良いと思うのだが、日本の免許区分や維持費(税金や保険、ファミリーバイク特約など)を考えると、やはり125ccになるのだろう。
価格は、「XSR125 ABS」のほうが、「XSR155」よりも高く、「XSR125 ABS」は、高速道路にものれないのに…
「XSR155」は、タイとインドネシアで生産されている。
一方の「XSR125 ABS」は…
こちらも、インドネシアで生産されている。
そのため、品質の差は気にする必要はないだろう。
XSR125のカラーリング 2023-2024
カラーリングに関しては、タイやベトナム、欧州では異なる可能性もあるが、インドネシア生産のバイクに関しては、「XSR125 ABS」も「XSR155」も、おそらく同じだろう。
日本で買える「XSR155」のカラーリングに関しては、「XSR125 ABS」を参考にするとよさそうだ。
ダルブルーソリッドB(ライトブルー)
ダルブルーソリッドB(ライトブルー)
ビビッドイエローイッシュレッドメタリック3(オレンジ)
ビビッドイエローイッシュレッドメタリック3(オレンジ)
ホワイトメタリックB(シルバー)
ホワイトメタリックB(シルバー)
ブラックメタリック12(ブラック)
ブラックメタリック12(ブラック)
日本で買えるインドネシア仕様の「XSR155」のカラーリングは、「XSR125」にあわせて、すべて入れ替わったようだ。
ただ、ダルブルーソリッドB(ライトブルー)とビビッドイエローイッシュレッドメタリック3(オレンジ)だけ、タンクに「XSR125」がデザインされているので、「XSR155」に関しては、その部分が「XSR155」となる。
XSR125かXSR155か
「XSR125」か「XSR155」かを販売店に相談すると、当然、それぞれの売りたい方を勧めてくると思う。
あるいは、高速道路を利用するのかしないのかでも、決まってしまうかもしれない。
ABSが装着された国内正規モデル という安心を買いたい人は、「XSR125 ABS」、より良いものを安く買いたい人は、「XSR155」といったところだろうか。
個人的には、「XSR155」の方が、断然いいと思うのだが、ABSが必要な人もいるだろうし、少しでも維持費が安いほうがいいという人もいるだろうから、最後は個々の判断になるだろう。
大型バイクと比べてしまうと、「XSR125」も「XSR155」も、非力なバイクであることに変わりないが、たとえ数馬力でも、ないよりはあったほうがいいように思う。
新車か中古車かに関しては、慣らし運転が終わったくらいの、程度の良い中古車が安く買えれば、かなりお得だと思うが、昨今の中古市場は高すぎる。
数年すれば、もう少し落ち着いてくると思うが、どちらの車種も、新車価格でも50万円前後なので、乗りたいと思ったタイミングで、好きなカラーの新車を購入したほうがいいのではないだろうか。
カラーリングは、「XSR155」が発売された頃にあった、マットブラックがかっこよかったのだが、2023-2024モデルでは、なくなってしまって残念だ。
個人的には、シルバーが気に入っているのだが、若い人を中心に、ダルブルーソリッドB(ライトブルー)が人気のようだ。
ビビッドイエローイッシュレッドメタリック3(オレンジ)もなかなかいいと思う。
YAMAHAのバイクはお洒落⁉
ヤマハのバイクは、デザインやカラーリングが、他の国産メーカーのなかでは、比較的お洒落な感じがする。
「XSR125」や「XSR155」も、ファッション性は高いように思う。
XSRシリーズには、より性能を求めるライダーには、「XSR700 ABS」や「XSR900 ABS」もあるし、気軽に楽しむなら「XSR125 ABS」や「XSR155」も選べる。
しかも、小排気量モデルだからといって、明らかに見劣りするということもないのが、素晴らしいと思う。
ハーレーのようにファッションとして楽しむなら、「XSR125 ABS」や「XSR155」もありだと思う。
ハーレーのように大型免許もいらないし、バイクの価格も1/6から半額という安さだ。