250cc 4気筒(ZX-25R)に大型バイクから乗り換えて思うこと【排気量と楽しさは比例しない⁉】

ZX-25RKawasaki Ninja ZX-25R
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250cc4気筒の Kawasaki Ninja ZX-25R を納車して、約1ヶ月が経った。

 

苦痛だった初期の慣らし運転も終わり、

 

「いよいよレッドゾーンの17,000rpm以上回せるぞ!」

 

と思ったが、実際には、慣らし運転後半のときと同様、せいぜい10,000rpmくらいで走っている。

 

その理由としては…

 

そして、大型バイクから250ccにダウンサイジングした、率直な感想をまとめてみた。

  

寒い!

涼しくなって、やっとバイクに乗れると思ったのもつかの間、慣らし運転が終わり、11月ともなると、もう寒い。

 

街なかでタラタラ乗っていても、うるさいだけなので、山の方に行くと、思ったよりも気温が低い。

 

外気温が10℃以下になってくると、バイクに乗るのはツラくなってくる。

 

ただ、寒いということは、エンジンにとってはよいことだ。

 

また、乗る人間にとっても、気温や排熱の暑さに悩まされることもないし、水温の上昇をそれほど気にしなくてもいい(ZX-25Rはすぐ100度を超える)し、虫は少ないし…と、よいこともたくさんある。

 

しかし、いくつか問題もある。

 

まずは、

 

寒くなると路面温度は引くなり、タイヤのグリップ性能も低下するので、夏場のようにタイヤがグリップしてくれないから、乗っていて安心感が乏しくなる。

 

くわえて、秋は落ち葉なども多く、なんとなく滑りそうで、とてもじゃないけど、積極的な走りをしようとは思えない。

 

私の走りが下手くそで、ただビビっているだけなのかもしれないけど、とにかく、そんな状況で、レッドゾーンの17,000rpm以上回そうとは思えないのだ。

 

高速道路にでも乗れば、目一杯、回すこともできるけど、ただ直線でスピードを出しても、楽しくもなんともない。

 

それに高速道路が嫌いな私は、ZX-25RにETCをつけていない。(あれば便利だけど…)

 

とりあえず、寒い間は無理しないほうがよさそうだし、そもそも寒いと、乗る頻度も落ちるだろう。

 

だから、ZX-25Rの性能をフルに使うのは、もう少し先になりそうだ。

 

暑くても、寒くても乗る気にならないバイクは、ほんとに乗れる期間が短かすぎる。

  

十分に速い!

タイヤのグリップ性能が低下する寒い期間は、おとなしく走るか、乗らないということになりそうだ。

 

しかし、慣らし運転が終わっても、10,000rpmくらいで走っている理由は、寒いからだけではない。

 

なんというか…

 

一般公道を走っているかぎり、それくらいで十分なのだ。

 

たとえば、大型バイクなら150km/hくらい出てしまうようなシチュエーションで、ZX-25Rだと100km/hくらいしか出ないかもしれない。

 

しかし、それでも周囲の車と比べるれば、十分に速い。

 

100km/hでも、150km/hでも、次の信号で引っかかれば一緒だ。

 

ZX-25Rを10,000rpm程度で走らせていても、基本的に、車はすべて置き去りにできるくらい速いのだ。

 

サーキットなら話は別だけど、公道を走る上で、大型バイクの速さは、無駄に速すぎると思う。

 

そして、大型バイクと比べれば劣るにしても、250ccでも十分に速い。

 

正直いって、いまのところ、公道でZX-25Rを10,000rpm以上で走らせるシチュエーションは、それほど多くはない。

  

2種類のパワーモード

ZX-25Rには、2種類のパワーモードがある。

 

ローパワー(L)モードと、フルパワー(F)モードの2種類だ。

 

ローパワーモードの場合、パワーモードに比べて、出力とスロットルレスポンスが、80%程度引き下げられるらしい。

 

慣らし運転のときには、もちろん、ずっとローパワーモードだった。

 

ZX-25R 慣らし運転(1分)

 

そして、慣らし運転が終わって、フルパワーモードにしてみると、けっこうな違いがあることが分かった。(もちろん速い!)

 

しかし、すぐにローパワーモードに戻してしまった。

 

理由は、

 

公道ではローパワーモードでも十分に速いから。

 

公道で、無駄にガソリンを撒き散らす必要もないだろう。

 

実際、ローパワーモードで、10,000rpm程度で走っていると、燃費は、23km/L以上にもなる。

 

たぶん、フルパワーモードにしたら、20km/L前後になるのだろう。

 

ZX-25Rは、燃費が悪いと言われているけど、20km/L前後も走れば十分ではないだろうか。

 

しかも、ハイオクではなくレギュラーガソリンなのだ。

  

おわりに

大型バイクから250ccに乗り換えて、まず思うことは、

 

「公道では、250ccでも十分に速いし、これくらいで十分かもしれない…」

 

ということだ。

 

もちろん、巡航運転や上り坂はキツいこともあるけど、それくらい仕方がない。

 

ZX-25Rは、大型バイクと一緒に走ったら置いていかれるかもしれないけど、ステージによっては、案外、着いていけるような気もしている。

 

また、大型でも、相手がアメリカンなら、ZX-25Rのほうが速い。

 

それは自分がハーレーに乗っていたから、よく分かる。

 

かつて、私が乗っていたハーレーと比較すると、ZX-25Rは、排気量は 1/7 で、価格は 1/3 だけど、ZX-25Rのほうが、速くて楽しい。

 

価格的には、もう1台、250ccのオフ車(たとえばセロー)を買っても、ハーレー1台分(+最低限のカスタム費用)の金額からしたら、半額くらいかもしれない。

 

その2台があれば、大抵のところは楽しく走れるだろう。

 

…あれ⁉

 

もしかして、大型自動二輪免許すらいらないのかもしれない…

 

そういえば、いま乗っているNDロードスターも1500ccで、かなり非力ではあるけど、公道を走るには十分に楽しい。

 

そいういえば、以前、乗っていたハーレーの排気量は約1750cc。

 

現在のロードスター(1500cc)とZX-25R(250cc)の2台の合計と同じだ。

 

私も、もともとハーレーに乗っていたので、あまりハーレーのことを悪く言うつもりもないけど、ハーレー1台よりも、ロードスターとZX-25Rの2台のほうが、だんぜん楽しい。

 

これに250ccのオフ車があれば、言うことなしだ。

 

最初に大型自動二輪の免許を取ったばかりに、これまでは250ccに目がいかなかったし、若者が乗るバイクだと勘違いしていた。

 

だけど、実際には、250ccくらいが、一般公道では、ちょうどいい排気量なのかもしれない。

 

もちろん、250ccでは、もの足りないという人も多いとは思うが、個人的には十分ではないかと思う。

 

そして、大型バイク1台よりも、250ccのSSとオフ車の2台、それにオープンカー、というのが、いまの私にとっては、ちょうどよさそうだ。

 

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