バイクに乗るときに、どうしても避けて通れない問題として、積載の問題がある。
車の場合は、よほど大きなものを積もうとしない限り困らない。
しかし、バイクの場合は、財布やスマホレベルの持ち物でも、場合によっては困る。
今回は、バイク乗りにもおすすめな、安くて役立つ、意外なグッズを紹介しようと思う。
便利さかスタイルか⁉
「場合によっては」と書いたが、例えばハーレーのサドルバッグだったり、SSやネイキッドにつけるシートバッグやパニアケースなどがあれば、小物の収納に困ることはない。
また、バックパックやボディバッグ、ホルスターバッグやヒップバッグなど、自分の体に身につけるのが苦にならない人も、困らないと思う。
問題は、それらのどれもが好きではない、または苦手だという人だ。
ハーレーのサドルバッグをかっこ悪いと言う人はあまりいかもしれないが、シートバッグやパニアケースとなると、明らかにバイクのスタイルが変わってくる。
なんというか生活感が出てしまうというか、スタイリッシュではなくなる。
バイクを単なる移動手段と考えている人にとっては、便利さを優先し、スタイルは二の次になると思うが、スタイル重視の人にとっては、多少の便利さを犠牲にしてでも、スマートに乗りたいと思うものだ。
ほんとうに必要なものは⁉
積載とは言っても、本当に必要なものだけを持って、日帰りのツーリングに出かけるくらいであれば、それほど多くを必要としない。
防寒着やレインウェアなど、持っていこうと思えばきりがないが、ほんとうに必要なものといえば、
・財布(カード入れ・小銭入れ)
・鍵(自宅の鍵)
くらいのものだ。
そして、もしもジャケットを着るのであれば、それらはパンツやジャケットのポケットに収納することも可能だ。
また、スマホに関しては、バイクにマウントしてしまえば、収納する必要もない。
ただ、ポケットにものを入れすぎてパンパンにしてしまうというのもどうかと思うし、ライディングにも影響しかねない。
また、ジャケットのポケットやパンツのヒップポケットは、うっかりファスナーを閉め忘れたりするると、気がついたらポケットからなくなっていた、なんてということも…
なにか良いものはないかと考えていたとき、意外なものが役に立つことが分かった。
意外な便利グッズとは…
私は最近、バイクに乗るときには、毎回これを利用しているのだが、非常に気に入っている。
入れているものは、
・小銭入れ
・自宅の鍵く
・ガソリンを入れるときのキーホルダー型決済ツール
くらいだ。
財布を入れなければ、代わりにスマホも入るが、スマホはバイクにマウントするか、ジャケットの内ポケットに入れている。
その意外な便利グッズとは…
そう、いわゆるランニングポーチだ。
ランニングポーチ⁉
ランニングポーチは、薄着でランニングするときなどに、必要最低限のものを身に着けて外に出るためのポーチだ。
ポーチと言っても、Tシャツの下などにつければ、つけていることすら外からはわからないと思う。
ランニングポーチは伸縮性が高いので、無理をすればいろいろ入れられそうだが、そうすると膨らみが大きくなってしまうので、ほどほどにしたほうがいいと思う。
ランニングポーチは、多少、出し入れがしにくいと感じるかもしれない。
しかし、最近ではスマホひとつあれば、決済もできてしまうことが多いので、財布は、一応、持ってはいくが、それほど出し入れをする機会は多くない。
そのため、ランニングポーチに入れていても、それほど困らない。
財布を取り出すとすれば、食事や給油のときだろうか。(それも、スマホで決済できるとことも多い)
ランニングポーチにいれていると、多少、めんどくさいと感じることもあるが、それでも、サドルバッグやシートバッグから取り出すよりも楽だと思う。
また、給油のときなど、バイクに跨ったまま取り出すこともできるので便利だ。(セルフ給油では意味ないが…)
寒くなると、ジャケット類のポケットが多く使えるので、薄着になる季節ほど、より活躍すると思う。
メッシュのインナーの上にランニングポーチをつけて、その上にTシャツを着れば、目立たずスマートに持ち運べる。
おわりに
バイクに乗ろうが乗るまいが、手ぶら感覚が好きな人というのも、けっこういると思う。
個人的な意見だが、荷物が多いというのは、あまりスマートでもスタイリッシュではないと思う。
とくに、バイクをかっこよく乗りたいという人は、目立たない場所に必要最低限の小物を収納できると嬉しい。
もちろん、時と場合によっては、シートバッグやバックパックの出番もあるかもしれない。
しかし、遠出もしないのに、わざわざ、それらをバイクや体につけたりして、せっかくのスタイルを崩す必要もないと思う。
これらは、おもにハーレー以外のバイクに乗る人に有効ではあるが、ハーレー乗りとて、サドルバッグに貴重品を入れっぱなしというのも、なんだか不用心だ。
そして、コンビニや道の駅など、どこかに止まるたびに、サドルバッグから貴重品を取り出して、ポケットかどこかに入れて、バイクに戻ったらまたサドルバッグに戻すというのも、あまりスマートではない。
つまり、どんなバイクに乗っていようと、貴重品は身につけていたほうが、手間がかからないし、安全だと思う。
ランニングポーチは、もしかしたら、私が使っているものよりも、もう少し容量の大きいものもあるかもしれない。
ただ、目立たなさを優先するなら、容量は最低限がいいと思う。
大きくしていると、最後はウエストポーチやヒップバッグのようになってしまう。
貴重品を目立たず収納して、スマートにバイクに乗りたい人は、ぜひランニングポーチを試して見てほしい。
おまけ
最後に、寒くなってきて感じたことがある。
腹のあたりにランニングポーチをつけてバイクに乗っていると、若干だけど暖かい気がする。
よほど寒いときには、財布の代わりにカイロを入れてみたら、さらに暖かいのではないか⁉などと思ったりもする。
ちなみに、冬は腹巻きをすると、かなり暖かいので、バイクに乗るときだけでも、腹巻きの着用をおすすめしたい。
そして、冬は、腹巻きの上にランニングポーチをつけてもいいと思う。
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