バイクの振動で iphone が壊れる⁉【250cc 4気筒 ZX-25R で iphone は壊れるのか⁉】

ZX-25R Kawasaki Ninja ZX-25R
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購入してから3〜4ヶ月しかたっていない iphone(12mini)が壊れた

 

原因は、ZX-25R にマウントしたせいだ。

 

ハーレーやドゥカティみたいな振動の大きなバイクに、iphone をマウントすると壊れるという話はよく聞くので、以前から知っていた。

 

しかし、こんなにも振動の少ない、4気筒エンジンの ZX-25R で、しかも、納車して1ヶ月、約1,000kmの慣らし運転が、ようやく終わったくらいという短期間で、あっけなくiphone が壊れるとは。

 

これまでに乗ったハーレーやブルターレでも、iphone は壊れたことがないのに…

 

アップルのサポートページ

2021年9 月15日、アップルのサポートページに、

 

オートバイの高出力エンジンなどの振動を受け続けるとiPhoneのカメラに影響することがある

 

と題したアナウンスが掲載されていたようだ。

 

それによると、

 

特定の周波数範囲で振幅が大きい振動 (とりわけ、オートバイの高出力エンジンの振動) を iPhone が受け続けると、カメラシステムの性能が低下するおそれがあります。

 

と書かれている。(全文は最後に引用掲載している)

 

はっきりと、オートバイの高出力エンジンの振動について警告している。

 

ZX-25Rは、高回転型のエンジンだけど、それほど高出力ではないし、ましてや振幅が大きいとは言えない。

 

ZX-25R のエンジンが、運悪く 特定の周波数 を発していたということだろうか。

複数のスマホ推奨

私は、携帯電話の回線を2つ使っていたけど、iphoneを複数台持ち歩くのは、面倒くさいので、デュアルSIM にして1台の iphone で2つの電話番号を利用していた。

 

しかし、本体が壊れてしまったら、複数回線あっても、どうにもならない。

 

やはり、面倒でも複数の ipnone に、それぞれ別の SIM を入れておいたほうが、今回のようなときには助かる。

 

また、ナビ用の iphone と、カメラ用や支払い用の iphone が別々だと、いちいち iphone をバイクのマウントから取り外したり、取り付けたりする必要がないので、ツーリング中はかなり便利だ。

 

ということで、修理してもきっとまた壊れるだろうから、壊れた iphone12mine は、あきらめて修理せずに、バイクナビ専用機として使用することにした。

 

おかげで、急遽、もう一台、新しく iphone を買うことになってしまったが…

 

ちなみに、機種にもよるが、アップルケアに加入していない場合、カメラの修理代は、正規店で4万円台~6万円台だという。

 

こんなことになるなら、‎クアッドロック(QUAD LOCK)などの、振動対策済みのスマホホルダーを使えばよかったけど、まさか ZX-25R の振動で、iphone が壊れるなんて思いもしなかったのだから仕方がない。

 

ちなみに、今回のスマホホルダーは、とりあえず間に合わせで選んだ、こちらの商品を使用していた。

 

クアッドロック(QUAD LOCK)

振動対策済みのスマホホルダーは、最近、増えてきたように思うが、最も有名なのは、やはり、クアッドロック(QUAD LOCK)ではないだろうか。

マウント

ハンドルバー マウント V2

フォークステムマウント

RAMマウントと併用するなら

衝撃吸収ダンパー

クアッドロック(QUAD LOCK)のホルダーを買っても、これ(衝撃吸収ダンパー)がないことには意味がないので、これは取り付ける必要がある。

ケース・ユニバーサルアダプター

iPhoneやGalaxy、Google Pixelなど、特定のデバイスには、専用のケースがラインナップされている。

 

しかし、その他のデバイスでは、汎用のユニバーサルアダプターをスマホの背面に貼り付けて使用することになる。

 

もちろん、専用のケースがあったとしても、それを買わずにユニバーサルアダプターを使用することもできる。

 

ただし、ノンスティック(非粘着性)コーティングがされた面や、シリコン系のケース背面は使用不可となっているので要注意。

iphone12用

ユニバーサルアダプター

*ノンスティック(非粘着性)コーティングがされた面・シリコン系のケース背面は使用不可

おわりに

いまや、スマホ1台あれば、たいていのことはできる。

 

ナビゲーションも、スマホでOKだ。

 

便利ではあるが、もしも、そのスマホが壊れたときには、かなり困ったことになる。

 

アンドロイド端末のことはよく分からないので、最近の iphone に関してのことだけなるが、バイクに iphone を普通のホルダーでマウントした場合、カメラ機能が壊れる可能性は高いようだ。

 

最近の iphone に搭載されている、光学式手ぶれ補正(OIS)クローズドループ AF などのシステムが、バイクの振動を受け続けることによって損傷するのが原因だ。

 

仮に、いま現在、なんの問題もなく使えていたとしても、だからといって、これからも大丈夫だとは限らない。

 

実際に私も、今回の ZX-25R(4気筒)では壊れたけど、それ以前のブルターレ800(3気筒)やハーレー(2気筒)では、壊れたことがなかった。

 

ZX-25R(4気筒)は、バイクのなかでは振動が少ない方なので、振動の大きさだけで判断しないほうがよさそうだ。

 

また、個人的には、iphoneが最新機種になればなるほど、高性能化して繊細になっていき、壊れやすくなっているのはないかと考えている。(iphoneに限らず、昔の家電製品の方が頑丈だった。)

 

一方、手ブレ補正が強力なアクションカムが、バイクの振動で壊れたなんて話は聞かない。

 

アクションカムのメーカーが、スマホのカメラを供給すればいいのに…と思ったりもする。

 

まぁ、そもそも、iphone自体が、バイクにマウントするために作られているわけではないので、振動対策済みのスマホホルダーなどを利用して、利用者が対策するしかない。

 

また、アップルケアなどの保険に加入していれば、無償で修理してもらえるかもしれないが、修理期間中に iphone がなくなるのも不便だ。

 

壊れてもいい(または壊れている)古いスマホをバイクマウント専用にするか、振動対策済みのスマホホルダーを利用するなど、なんらかの防振対策をしないと、ある日突然、スマホが壊れて、私のように困ることになりかねない。

 

そして、4気筒エンジンは振動が少ないから大丈夫だろう… というのは通用しないことも判明した。

 

どんなバイクに乗る場合にも、油断することなく、スマホの防振対策を講じたほうがよさそうだ。

 

アップルサポート掲載文章

オートバイの高出力エンジンなどの振動を受け続けると iPhone のカメラに影響することがある

特定の周波数範囲で振幅が大きい振動 (とりわけ、オートバイの高出力エンジンの振動) を iPhone が受け続けると、カメラシステムの性能が低下するおそれがあります。

iPhone のカメラは、日常のふとした瞬間からスタジオ撮影さながらのポートレイトまで、どんな状況でも最高の写真撮影を叶えてくれます。一部の iPhone モデルは先進のカメラシステムを搭載していて、光学式手ぶれ補正 (OIS) やクローズドループ方式のオートフォーカス (AF) など、難しい場面でも写真をきれいに撮ってくれるテクノロジを採用しています。こうしたシステムが、動きや振動、重力の影響を相殺するよう自動で働いてくれるので、ベストショットの撮影に専念できるのです。

写真を撮るときに思わずカメラを動かしてしまうと、撮れた写真がぶれてしまう場合があります。これを防止するために、iPhone の一部のモデルは光学式手ぶれ補正 (OIS) を搭載しています。1 OIS のおかげで、カメラを誤って動かしてしまっても鮮明な写真が撮れます。OIS では、ジャイロスコープがカメラの動きを感知します。像がぶれて、ぼやけた写真にならないように、ジャイロスコープの角度に応じてレンズが動きます。

また、一部のモデルの iPhone には、クローズドループ方式のオートフォーカス (AF) 機能があります。2 クローズドループ AF は、重力や振動の影響を受けにくく、静止画、動画、パノラマ写真でピントを合わせて鮮明に撮影できます。クローズドループ AF では、基板上の磁気センサーが重力や振動による影響を測定してレンズの位置を判定するので、ぶれを補正する動きが正確に設定されます。

iPhone の OIS やクローズドループ AF のシステムは、耐久性を考慮して設計されています。しかし、OIS などのシステムを含め、多くの消費者向け電子機器でそうであるように、特定の周波数範囲で高振幅の振動を長時間直接受け続けると、これらのシステムの性能が低下し、写真や動画の画質の低下につながるおそれがあります。高振幅の振動を iPhone が長時間受け続ける状況は避けてください。

高出力または大排気量のオートバイのエンジンは、振幅の大きい激しい振動を生じ、シャーシやハンドルを通じて伝わります。高出力または大排気量のエンジンを搭載したオートバイは、特定の周波数範囲で振幅の大きい振動を生じるため、そうしたオートバイに iPhone を取り付けることは推奨されません。原動機付自転車やスクーターなど、低排気量のバイクや電気エンジンを搭載したバイクに iPhone を取り付けた場合、振動の振幅は比較的小さくなる場合がありますが、iPhone 本体や OIS/AF システムの損傷のリスクを軽減するため、防振マウントの使用をおすすめします。また、損傷のリスクをさらに回避できるよう、長期にわたる常用は控えた方がよいでしょう。

1. OIS は、iPhone 6 Plus、iPhone 6s Plus、iPhone 7 以降 (iPhone SE (第 2 世代) を含む) に搭載されています。iPhone 11 以降の超広角カメラ、iPhone 7 Plus および iPhone 8 Plus の広角カメラは OIS を搭載していません。

2. クローズドループ AF は、iPhone XS 以降 (iPhone SE (第 2 世代) を含む) に搭載されています。

公開日: 2021 年 09 月 15 日

出典:アップルサポート

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