バイクに乗るために欠かせないのがヘルメット。
私も昔は、工事現場で使用するようなのヘルメットよりも、もっと質の悪いヘルメット(のようなもの)を頭に乗せて、バイクに乗っていたこともあるが、いまでは、フルフェイスのヘルメットしか持っていない。
フルフェイスには、はじめからシールドが付いているが、デフォルトでは、クリア(透明)のものが付いている。
私もフルフェイスを被るようになってしばらくは、付属していたクリアシールドと、ピンロックシールド(曇り止め)を使ったのだが、とうとう我慢できなくなって、ついにアレに交換してしまった。
アレといえば、そう、ミラーシールドだ。
クリアシールドとサングラス
フルフェイスヘルメットに標準でついてくる、クリアシールドは、外から見たときに、顔(目)が丸見えだ。
さらに、天気のいい日中は、けっこう眩しい。
私は昔から視力はいい方で、未だに左右とも1.5以上ある。
私は、眩しいのが嫌で、いつもヘルメットの中に、サングラスをしてバイクに乗っていた。
一応、調光のサングラスなので、トンネル内も夜間もOKだ。
また、サングラスを掛けていれば、シールドを開けて走っても、目だけは守られるので安心だ。
しかし、正直、外から顔が見えなくなるミラーシールドに、ずっと憧れていた。
ミラーシールドに交換しなかった理由としては、周囲から、「見えない」とか「危ない」と言われていたからだ。
ミラーシールドは危ない?
日々、車やバイクに乗っていると、多くのライダーとすれ違うが、けっこう多くの人が、こっこうスモークシールドやミラーシールドを付けているような気がする。
日中、トンネルなどでない道を普通に走っているぶんには、大丈夫だろうことは想像できたが、問題はトンネルの中や、まだ暗い早朝や、帰りが遅くなり暗くなってしまったときなどに、どうなのかということだった。
見えなければシールドを開ければいいと思うかもしれないが、それでは、顔の保護ができなくなるので、別の意味で危なくなってしまうし、冬は寒い。
かといって、クリアシールドを持ち歩くのも面倒くさいし、トンネルなんかは、そのままの状態で入って行くしかない。
カッコはいいけど、わざわざ危険を犯してまで、ミラーシールドに交換する必要もないかな?と思って我慢してきた。
しかし、バイクに乗る上で、やはりカッコよさは捨てきれない。
「そうか、試してみてダメなら、クリアシールドに戻せばいいだけか⁉」
と思って、SHOEIのZ-7に合うミラースモークシールドに交換してみた。
購入を決めたレビュー
私が購入を決めたのは、Amazonで以下のレビューを読んだからだ。
色: ソフトスモークミラー シルバー
一応、夜間では付けてくれるな、と説明ありますが、これはミラーシールドでも夜間の視認性がいいと友人に聞いて購入。
夜間は真っ暗なところに行くとヘッドライトが照らすとこ以外はかなり見えづらいけど、都市部でバイクで流すような道に明かり一つないってのはほとんどないので、風景はかなり暗いけど、見える。
昼間はミラーそのもので表から顔は見えないし、眩しくもないので相当いい。買ってよかった。
出典:Amazon レビュー
このレビューを読んで、これなら大丈夫かもしれないと思い、早速、購入することにした。
SHOEI ミラーシールド カラーバリエーション
・スモークミラー ゴールド
・スモークミラー ファイアーオレンジ
・ソフトスモークミラー シルバー
・メロースモークミラー ブルー
対応ヘルメット:X-Fourteen/Z-7/RYD
夜間でも見える!
実際に、シールドを「ソフトスモークミラー シルバー」に交換してバイクに乗ってみた、率直な感想としては、
「なんで、もっと早く交換しなかったのだろう⁉」
ということだ。
朝から暗くなるまで使用してみたが、まったく問題ない。
そして、なにより見た目がカッコいい。
もちろん、私が視力がいいからというのもあるとは思うが、思ったよりも、「見えない」という感じはしなかった。
夜間でも、レビューでもあった通り、前後に車がいたり、信号や街灯があったりするような道路では、「ソフトスモークミラー シルバー」でも問題なく見える。
ただ、問題は、信号や街灯のひとつもない、真っ暗な山道だ。
真っ暗はキツイ!
普通は、真っ暗な時間に、街灯ひとつなような道を、バイク1台で走ることはないとは思うが、先日、たまたま帰りが遅くなり、真っ暗な峠を1人で走った。
峠に入っていって間もなく、「しまった!」と思ったが、引き返すわけにもいかず、初めて通る道ではあったが、峠を抜ければ帰れることはわかっていたので、そのまま真っ暗な峠を走り続けた。
シールドは、ずっと閉めたまま、結果的には、なんとか真っ暗な峠を抜けることができた。
いま私の乗っているブルターレは、ヘッドライトがLEDではないので、LEDと比べてしまうと、だいぶ暗い。
普段、信号や街灯、他の車両などの光があれば、あまり暗さを感じることはないが、真っ暗な峠では、やはり暗い。
その状態で、「ソフトスモークミラー シルバー」のシールドを使えば、先程のレビューにも書いてあった通り、かなり見える範囲が限られてしまう。
正直、怖かった。
ハイビームにもしてみたが、近くが見えづらくなってしまうので、ロービームのほうが、まだマシだった。
真っ暗な峠を、「ソフトスモークミラー シルバー」のシールドで走ることは可能だが、決しておすすめはしない。
というか、たとえクリアシールドでも、真っ暗な峠を1人で走るものではない(笑)
おわりに
日本国内でバイクに乗るためには、ヘルメットを着用する必要がある。
その他にも必要な装備はたくさんあるが、とにかくヘルメットだけは、着用しないと法的に罰せられる。
仮に法的にOKだったとしても、やはりヘルメットとアイウェア(シールドやサングラス)だけは、絶対に着用したほうがいい。
車に乗っていても、時々、飛び石などを食らうことがあるが、車の場合はフロントガラスがあるので、それによって人が怪我をすることはない。
バイクの場合も、スクリーンがあれば、車と同じように石や虫をからの攻撃を防いでくれるが、基本的には、いつ体に何かが飛んできて当たるかわからない。
スピードが出ていれば、虫が当たっても、かなり痛いので、ヘルメットやシールド、アイウェアなどは重要だ。
また、フルフェイスは冬は温かいので、普段、使わない人も、冬場にバイクに乗るなら、そのときだけでも、被ったほうがいいと思う。
そして、シールドは、クリアのほうが安全性は高いとは思うが、やはりミラーシールドはかっこいい!
あまり視力がよくない人や、夜間によく走る人にはおすすめできないが、基本的に日中の使用を想定しているのなら、交換しても大丈夫だと思う。
トンネル内も、古くて暗いトンネルは怖いかもしれないが、比較的、新しいトンネルなら、照明も明るいので、問題なく見えると思う。
ミラーシールドやスモークシールドは、ヘルメットによって取り付けられるものが異なるので、交換する場合は、取り付けるヘルメットにあったものを選ぼう。
また、視力の低い場合は、危険かもしれないので、交換は慎重に行ってほしい。
少なくとも、私の場合は、「ソフトスモークミラー シルバー」でも見えるが、すべての人が、同じように見えるかどうかはわからないし、色の好みも人それぞれだと思うので、シールドを交換する場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。
ピンロックシールド
最後のピンロックシールドについて、個人的な見解を書いておくことにする。
私は、今回、ピンロックシールドは、実験も兼ねて、敢えて付けていない。
基本的に雨の日には乗らないし、ピンロックシールドがあってもなくても、曇るときは曇るし、曇らないときは曇らない。
シールドが曇らないようにしたり、曇りを取るためには、シールドを少し開けるか、走り出して風を入れるしかない。
走り出せば、曇りはすぐに取れるので、そうしたらシールドを閉めればいい。
ということで、決して安くはないピンロックシールドだが、私は不要だと判断して、クリアシールドにつけたままになっている。
冬になると、シールド内が曇りやすくなるので、そのときは、再度検討してみようとは思うが…
ただ、今後も、新たなミラーシールドを買うことはあるかもしれないが、ピンロックシールドは買わないような気がしている。
もしも、ミラーシールドに傷がついてしまったら…
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