私は、教習所に通っているときから、ずっと、ジェットヘルメットをかぶってきた。
⇒ SHMヘルメット「SHM HAND STITCH」の魅力【立花ヘルメット】
しかし、ハーレー乗りとして、やはり、ハーフヘルメット(半ヘル)も、かぶってみたいと思っていた。
安全性から、あれこれ言う人もたくさんいるが、最終的な判断は、自分自身で下すしかない。
⇒ ハーレーとハーフヘルメット(半ヘル)について【個人的な見解】
ということで、大型自動二輪免許を取得し、ハーレーを納車して、およそ3週間、初めてハーフヘルメット(半ヘル)をかぶって、ツーリングに行ってみた。
⇒ ハーレー 初期の慣らし運転完了!納車から3週間で900km走行
今回は、その感想を書いてみようと思う。
オンラインショップ
まずはじめに、ハーフヘルメット(半ヘル)とはいっても、マッチ棒になってしまうような、格好の悪いヘルメットではだめだ。
安全面を犠牲にしているわけなので、それなりに、かっこよくなければ、ハーフヘルメット(半ヘル)をかぶる意味がない。
近くに、実際に試着できる店舗があればいいのだが、近所に、かっこいいハーフヘルメット(半ヘル)が置いてある店舗がない場合は、やはり、ネット(オンラインショップ)に頼ることになる。
売り切れ?
ネットで購入できるハーフヘルメット(半ヘル)といえば、「イージーライダース」や「TT&CO.」などが、スタイリッシュでありながら、比較的、安価で手を出しやすい。
しかし、これを書いているのは真夏なのだが、「イージーライダース」も「TT&CO.」も、主要なハーフヘルメット(半ヘル)は、ことごとく売り切れている。
生産が注文に追いつかないのか、そもそも、それほど多くを生産しないのかは知らないが、今(真夏)買えなくて、いつ買えというのか?
これについては、苦言を呈したい。
USAジョッキー ブラック ハーフヘルメット
そんななか、なんとか在庫が残っていて、購入することができたのが、TT&CO.製の「USA JOCKEY HALF HELMET BLACK(USAジョッキー ハーフヘルメット ブラック)」だった。
本当は、アイボリーのハーフヘルメット(半ヘル)も欲しいところだが、とりあえずは、ブラックをチョイスしてみた。
USA JOCKEY HALF HELMET BLACK
その名の通り『ジョッキー』スタイルのハーフヘルメット。
短く小ぶりなツバと、深い帽体。
耳がしっかり逃げるサイドのデザイン。
COOLMAX ヘルメットインナーキャップ
ヘルメットについての感想を書くにあたって、無視できないのが、ヘルメットの下にかぶる、ヘルメットインナーやキャップの存在である。
私は、教習所へ通っているときから、ずっと、「COOLMAX(クールマックス)のヘルメットインナーキャップ」をかぶっているのだが、これがなかなかスグレモノだと思う。
「COOLMAX(クールマックス)のヘルメットインナーキャップ」をかぶることによって、頭部の汗によるムレを解消し、さらには、髪型のくずれも軽減してくれる。
そして、取り外して洗うことのできないヘルメットの場合、内部の汚れや匂いの防止にも役立つ。
私は、ニットキャップタイプが好きなので、そちらを使っている。
ニットキャップタイプは、折り返しで厚みを調整することで、ヘルメットのサイズ調整もできる。
ベースボールキャップ
ハーレー乗りが、ハーフヘルメット(半ヘル)をかぶる場合、たいていは、その下にベースボールキャップをかぶることが多い。
それを前提に作られている、ハーフヘルメット(半ヘル)もあるように思う。
この夏、私が買えたハーフヘルメット(半ヘル)は、ジョッキータイプなので、あまりベースボールキャップとの相性がよくはないのだが、それでも、かぶろうと思えばかぶることができた。
ちなみに、どんなヘルメットでも、直接かぶるのか、何かの上にかぶるのかで、ヘルメットのサイズ選びが変わってくる。
ヘルメットの下に何かをかぶる場合は、多少、余裕があるサイズを選んだほうがいい。
ということで、ベースボールキャップの上から、ジョッキータイプのハーフヘルメット(半ヘル)をかぶってみたのだが、「COOLMAX(クールマックス)のヘルメットインナーキャップ」に慣れてしまった私には、どうも蒸れてしまってダメだった。
私には、ベースボールキャップも、COOLMAX(クールマックス)素材でなくてはダメなようだ。
とりあえず、今回は、COOLMAX(クールマックス)素材のベースボールキャップを持っていなかったので、「COOLMAX(クールマックス)のヘルメットインナーキャップ」のうえから、ハーフヘルメット(半ヘル)をかぶることにした。
かなり涼しい!
ジェットヘルメット(ジェッペル)から、ハーフヘルメット(半ヘル)に変えてみた感想は、控えめに言って、かなり涼しかった!
とくに耳周りの開放感が、ジェットジェットとは比べもにならない。
風切り音も大きくなってしまうが、それでも、ジェットヘルメットよりも、マフラー音などもよく聞こえる。(異音にも気づきやすい)
よく、
「ハーフヘルメット(半ヘル)に変えても、涼しくはならない。やはり、ベンチレーター付きの高機能なフルフェイスヘルメットが一番だ。」
と言う意見があるが、私は、ベンチレーター付きの高機能なフルフェイスヘルメットは、いちどもかぶったことがないので、それについては比較することができない。
おそらく風が抜けて、快適なのだろうとは想像している。
しかし、私は、フルフェイスヘルメットをかぶることはないだろう。
少なくとも夏には。
不安要素は…
「COOLMAX(クールマックス)のヘルメットインナーキャップ」の上にハーフヘルメット(半ヘル)をかぶってツーリングに行ってみた感想は、かなり涼しくて快適だったのだが、実際には、やはり不安要素もあった。
一般道を、時速40〜60Km/hくらいの法定速度で走っているのであれば、それほど気にならないが、時速60Km/hを超えてくると、かなり不安だ。
かぶるハーフヘルメット(半ヘル)の形状や、サイズ選びなどによっても変わってくると思うが、時折、左手で抑えて、浮き上がりそうになるのヘルメットを抑えたこともあった。(実際には、しっかりとあご紐を締めていれば大丈夫なのだが…)
とくに、ヘルメットにツバがついていると、突風で後ろに持っていかれやすいのかもしれない。
あとは、顎を引いて乗ることも大切だ。
きちんとサイズが合っていて、正しく装着してさえいれば、ハーフヘルメット(半ヘル)でも、思いのほかズレたりしないものだ。
安全性を考えるとは?
「安全性を考える」
とは、つまりは、事故に遭うことを想定しているということだ。
手厚い保険に加入するのも同じことで、事故に遭うことを前提としている。(でなけでば、保険など必要ない。)
たしかに、事故にあったときは、ハーフヘルメット(半ヘル)よりもジェットヘルメット、ジェットヘルメットよりもフルフェイスヘルメットのほうが、ダメージは少なくなるだろう。
保険も一緒で、事故にあったときには、手厚いほうがいい。(医療保険も一緒)
だが、私は、事故に遭わないことを前提として生きているし、これからもそのつもりだ。
事故や病気に遭うことを前提として、それに備える生き方は、好きではないのだ。
車につけているお守りの個数に比例して、事故に遭う確率が高くなるというデータもある。
事故になど遭わないことを前提として生きていこう。
おわりに
ハーレーにハーフヘルメット(半ヘル)は、人によっては「子供っぽい」という意見もあるとは思うが、私は嫌いではない。
だが、人に薦めるかというと、やはり薦めることはできない。
販売しているメーカーが、「公道使用不可」と謳っているのと同じ理屈だ。
つまり、万が一のときの責任が取れないのだ。
でも、考えてみれば、
そもそも、ヘルメットが原因で事故に遭うわけではない。
「事故に遭ったときのために…」
ではなく、
「どうしたら事故に遭わないですむのか」
ということのほうが、よほど重要だと思うのだが…
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