MVアグスタのブルターレ800ロッソを納車して、11日目のことだった。
走行距離は、ちょうど1,000km。
景色の良いところで、ブルターレを路肩に止めて、写真でも撮ろうとした時に、事件は起こった。
サイドスタンドが、戻ってしまったようで、「あれ、あれ、あれ」と左に倒れてしまった。
バイク乗りなら、いちどくらいは経験があるだろう、いわゆる「立ちごけ」だ。(私は3度目^^;)
ステップ折れた
ブルターレ800ロッソで、初の立ちごけをしてしまったわけだが、幸い、タンクやフレームなど、主だったパーツへの被害はなかった。
しかし、左のステップバーが折れてしまった。
ステップが折れるなんて想像していなかったのだが、鋳物製のパーツは折れるようだ。
実際に折れてしまった箇所をみると、まるで陶器のようで、「こりゃ折れるわな…」といった感じだった。
「さて、このまま帰れるのだろうか?」と不安に思ったが、以外に問題なく乗って帰ることができた。
純正ステップ
ステップを折れたままにしておくというのもなんだし、そのままだと、乗る時に、折れたステップのギザギザで、シューズにキズがつくので、応急処置として、瞬間接着剤で貼り付けて、落ちないようにビニールテープで巻いておいた。
もちろん、危ないので、そんな状態では、走りにはいけない。
乗るとしたら、修理に行くときくらいだ。
立ちごけ直後に、ディーラーに電話して、ステップが折れてしまった旨を伝えると、価格や納期を調べて、折り返すということになった。
翌日、ディーラーから連絡があり、ノーマルのステップは、工賃込みで8,000円〜9,000円(もちろん1個)だと言われた。(正確な金額は忘れてしまったが8,000円台だった)
そして、納期は2〜6週間ということだった。
金額はともかく、納期が長すぎる。
そんなに長く、乗らないわけにはいかない。
バックステップ
じつは、立ちごけする前から、バックステップにしたいという気持ちもあった。
立ちごけして、ステップが折れてしまったので、これを機に、思いきって交換するのも悪くない。
しかし、それなりのバックステップは高い。
だいたい、6万円〜8万円台というのが相場のようだ。
しかし、中華製であれば、1万円台という驚きの価格だ。
こうなると、もう、適正価格が分からなくなってくる。
また、実際に1〜2万円の中華製バックステップをつけているが、ほぼ問題ないという話も聞く。
であれば、中華製のバックステップもありかもしれない。
中華は…
もう少しで、中華製のバックステップをポチるところだった。
中華製の格安バックステップは、配送料無料で、「通常2~3日以内に発送します」となっているが、「最短で6月◯◯日のお届予定です」とも書かれていた。
いまは、「通常」ではないのだろう。
新型コロナウイルスの影響もあり、中国からの発送は、不確実性が高い。
最短で6月という時点で、アウトだ。
というわけで、バックステップはお預けにして、通常のステップをつけることにした。
おわりに
国産車や輸入車でもメジャーどころであれば、カスタムパーツも豊富に揃っているだろうが、アグスタは、日本での販売台数も少なく、カスタムパーツもそれほど多くなない。
しかし、ネットで見つけてみると、ヤフオクで、「MVアグスタ正規品 純正 ビレットステップバー」が左右セットで17,000円で出品されていた。
新品参考定価21,120円ということだ。
折れる可能性の高い鋳物のステップよりも、アルミ削り出しのほうが、絶対にいい。
ということで、ヤフオクで、このステップを購入した。
私は普段、不用品をヤフオクで販売することはあるが、購入することは殆どない。
しかし、paypay残高やTポイントも支払いに充てられるので便利だった。
立ちごけしたのが日曜日だったのだが、木曜日には早くも、ステップが手元に届いた。
もちろん郵送なので、1時間かけてディーラーまで行く必要もない。
ほんとうに便利な世の中になったものだ。
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