ハーレー・ダビッドソンのイベントで、2020年モデルで復活した、ローライダーS(FXLRS)に試乗した。(ダイナではないが…)
試乗は、現行のハーレー・ダビッドソンのラインナップの、ほとんどの車種で受け付けていたが、ローライダーSは、ダントツで一番人気だった。
そのため、若干、並ぶことになったが、他に乗りたい車種もなかったし、たとえあったとしても、ディーラーへ行けば試乗できるので、今回は、ローライダーSに試乗することにした。
107ci vs 114ci
いつも乗っている、私のFLHC(ヘリテイジクラッシック・2018年モデル)と比べると、さらに足付きはよかった。
また、車重も軽く、かなり扱いやすかった。
ローライダーSのエンジンは、Milwaukee-Eight(ミルウォーキーエイト)の114ci となっている。
私のヘリテイジクラッシックは、107ciなので、ローライダーSの方が、排気量が大きくパワフル(なはず)だ。
「はず」と書いたのは、114ciのブレイクアウトに試乗したときも思ったのだが、107ciと114ciとでは、それほど大きな違いを感じることができないからだ。
FLHC vs FXLRS
実際には、私のヘリテイジクラッシック(107ci)に比べると、ローライダーS(114ci)の方が、トルクもパワーも上のはずなのだが、乗ってみると、そうは思えない。
理由は単純だ。
私のヘリテイジクラッシックは、マフラーとエアクリーナーを交換して、インジェクションチューニングを施してあるので、ノーマルの114ciと比べても、数値的な差は少ないと思われる。(いま思えば、カムも交換しておけばよかった。)
さらに、サウンドやエンジンフィールも、ノーマルは抑え込まれているので、総合的には、私のヘリテイジクラッシック(107ci)のほうが、パワフルでトルクフルに感じる。
おわりに
新型のローライダーSとはいえ、ノーマル状態では、かなり、おとなしい印象だ。
今回の試乗は、数分間、軽く流す程度の試乗だったので、詳しいことまでは分からなかったが、とてもスムーズに軽快に走る印象だけが残っている。
ローライダーSは、もちろん、現行のソフテイルファミリーの中では、性能がいいモデルのはずだが、それでも、まるで調教された動物のようだ。
最近では、日本の規制に対応させるためにデチューンされたハーレー(ノーマルのハーレー)に乗ると、なんだか、ハーレーが不憫に思えてくる。
ハーレーは、給排気系(マフラー・エアクリーナー)やカムを交換して、インジェクションチューニングをして、始めてハーレーとして鼓動するように思う。
マフラー、エアクリーナーとカム交換をして、インジェクションチューニングを施した、ローライダーSにぜひとも乗ってみたいと思った。
きっと、かなりいい感じだろう。
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