先日、契約したMVアグスタの「ブルターレ800ロッソ」の納車が待ち遠しい。
しかし、じつをいうと私は、これまで、スポーティーなバイクに対しては、まったくと言っていいほど、興味がなかった。
というか、ハーレーも含めて、バイクというものに対しては、不思議なくらい、興味も関心も、憧れもなかった。
おそらく、祖母から、
「バイクだけは、危ないから乗らないでほしい」
と言われて育ったからだろうか。
けっこうな、おばあちゃん子だった私は、素直にそれに従ったのだと思う。
私にとって、バイクは、「近寄ってはいけない危険な乗り物」だったのかもしれない。
そんな私が、まさか、こんなにバイクに夢中になるとは…
バイクに乗るようになったきっかけ
きっかけは、ハーレーだった。
あるとき、ハーレーの「ブレイクアウト(FXBRS)」をみかけて、素直に、
「かっこいい!」
と思ってしまった。
しかし、もちろん、免許がないので、試乗などはできない。
ディーラーに見に行っても、ただ、跨ってみるのが精一杯だった。
その後、昔とは違って、今では、教習所に行けば、いきなり大型自動二輪の免許を取ることもできることを知り、そのための費用も調べて、だいたいわかった。
もう、人生の折返し地点まで来ていることは明らかだし、このまま、なんとなく生きて、そして死んでいくのも、なんだかつまらないな、と思った私は、思い切って教習所へ通うことを決めた。
そして、その数日後には、ハーレー(なぜか、FXBRSではなくFLHC)を契約してしまった。
免許取得サポートや、オプションパーツプレゼントなどの、キャンペーンの関係で、すぐに決めたほうが40万円ほど得だったからだ。
正直言って、教習所では苦労し、途中、心折れそうになるも、すでに、ハーレーを購入していることもあり、諦めるわけにはいかなかった。
そして、なんとか無事に、大型自動二輪免許を取得することができた。
卒業検定に合格したときは、本当に嬉しかったのを、今でも覚えている。
おそらく、その時の嬉しさは、人生のなかでも、ベストテンに入る嬉しさだろう。
思い切って挑戦して、本当によかったと思う。
ハーレー
大型自動二輪免許をとって、1台目に乗ったバイクは、ハーレー(FLHC)で、「相棒」という呼び方がふさわしい。
どこへでも快適に連れて行ってくれる。
ロングツーリングで疲れたときには、クルーズコントロールをセットして、ハーレーにしがみついて帰ることもある。
けっこう頼もしいヤツなのだ。
アクセル全開で走らなけれ、燃費も悪い方ではないと思う。
バイクとしては、決して速くはないが、かといって遅くもない。
ワインディングを攻めようなどと思わなければ、本当にいいバイクだ。
そんな「相棒」には、納車後、だいたい、月に1,000kmくらいのペースで乗ってきた。
そのため、けっこう距離が伸びてしまい、今となっては、少しだけ後悔している。
もしも、ハーレーにを売るつもりなら、走行距離は1万km以内のほうがよいと言われているが、あと2ヶ月〜3ヶ月もすれば、簡単に超えてしまいそうだ。
多くのハーレー乗りは、ワインディングを攻めようなどとは思わないので、ハーレーのスペックなどに不満を抱くことは少なく、それよりも、かっこよさを追求して、カスタマイズに勤しむ。
しかし、私の場合は、いつの間にか、ハーレーだけでは、楽しめなくなってしまった。
おわりに
そこで、「戦闘機」という呼び方がしっくりくるような、2代目のバイクを契約してしまった。
契約したのは、MVアグスタの「ブルターレ800ロッソ」だが、はじめに書いた通り、納車は少し先になりそうだ。
このモデルは、2020年3月に発売になったばかりのモデルで、スタンダードのブルターレ/ドラッグスター/ツーリズモベローチェが、カタログから消えてしまったので、実質的には、2020年のスタンダードモデルだと考えてよいだろう。
価格的には、2019年までのスタンダードモデルよりも、10万円ほど高くなっているが、2020年モデルの「RR」に比べると、23万円ほど安いという価格設定となっている。
実際には、「ブルターレ800ロッソ」には、乗ったことがないので、予想でしかないが、ワインディングを走ったら、さぞかし楽しいことだろう。
納車が待ち遠しい。
そして、「相棒」はというと…
いまのところは、どうなるか分からないが、できれば、ずっと手元においておきたい。
きっと、ゆっくりと流したいときには、おおいに活躍してくれるはずだ。
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