シーシーバーといえばハーレーと言っても過言ではないくらい、ハーレーにCCバーはよく似合う。
2017年式までのツインカムエンジンを搭載したFLSTC(ヘリテイジソフテイルクラシック)には、デフォルトでシーシーバーが付いていた。
大きな風貌(ウィンドスクリーン)、左右両側のサドルバッグ、タンデムシートにバックレストパット付きのシーシーバー…
やはり、それらが揃って、ヘリテイジクラシックだ。
しかし、M8エンジンになった私のFLHC(ヘリテイジクラシック・2018年式)には、シーシーバーが付属していなかった。(明らかな値上げ=コストカットだ!)
ただ、私のFLHCは、取り外せるパーツは、ほとんど外してしまっていたので、およそヘリテイジクラシックっぽくないハーレーになっていた。
加えて、免許を取って1年間は、タンデム禁止なので、べつにシーシーバーはなくてもよかった。
しかし、免許を取って1年以上が経過し、いよいよタンデム走行をしてみようと言うことになったのだが、やはりバックレストがないと、乗る方も乗せる方も不安なのものだ。(シーシーバーの意味は最後の方で…)
そこで、急遽、バックレストパット付きのシーシーバーを探すことにした。
純正品は高いので社外品を…
ハーレー純正のシーシーバーは、まぁまぁ高い。(ハーレー関係は何でも高いが…)
純正品は、バックレストパットなしのシーシーバーだけでも4万円以上、さらに、装着に必要なドッキングハードウェアキットとバックレストパットまで買うと、10万円近くいってしまうような気がする。
はっきり言って、そこまでは出せない。
ということで、社外品の出番だ。
シーシーバーは、社外品であれば、バックレストパット付きでも3〜5万円ほどで見つけることができる。
ただし、きちんと適合を確認して注文しないと、取り付けができないので、慎重に選ぶ必要がある。
また、メーカーや日本国内に在庫があるかどうかは、調べてみないと分からない。
それによって、納期がだいぶ変わってくる。
格安シーシーバーを発見!
先日、ブルターレのリフレクターを外して、そこを埋めるためのボルトをディーラーまで取りに行った際に、「安めのシーシーバーを探している」と相談すると、いくつか社外品の候補を探してくれた。
ハーレーディーラーよりも親切だ。
COBRA(コブラ)製のシーシーバーが5万円くらいであったのだが、在庫がなかったので諦めた。
諦めずに別のものを探してもらうと、かなり格安のバックレストパット付きシーシーバーが見つかった。
しかし、ノーブランドで、どんな代物なのかはわからないということだ。
それでも、バックレストパット付きのホールドファスト・シーシーバーが2万円台という価格であるというのは驚きだ。
「ホールドファスト」とは、よくわからないが、おそらく、直付け&固定タイプではなく、ドッキングハードウェアキットを使って、簡単に脱着できるタイプのことを言うのだと思われる。
hd-parts.jp にて購入
バックレストパット付きのシーシーバーで2万円台という価格は、安すぎて少し不安になる。
しかし、(株)ワールドモーターライフ(東京・練馬)が運営する、hd-parts.jp というサイトで売られている商品で、ディーラーの人によると、おそらく大丈夫だろうということだったので、それに決めた。
また、ディーラーで取ってもらっても、自分で注文しても、価格等を含めて一緒だというので、自分で注文することにした。
わざわざ、ディーラーまで取りに行くのも大変だ。
ドッキングハードウェアキットに関しては、1年くらい前に、
「そのうち何かで使うだろう…」
と、意味もなく買って、自分で取り付けてあったので、それがそのまま使えそうだ。
⇒ ハーレーにデタッチャブル ドッキングハードウェア キットを取り付けてみた!
自分でhd-parts.jpに会員登録をして注文し、その日はディーラーを後にした。
純正品や社外品を問わず、アメリカからの取り寄せパーツの場合、1〜2ヶ月待たないと手元には届かない。
しかし、今回は、国内に在庫があったので、おそらくすぐに届くだろうと思ったが、注文した2日後には、自宅に届いた。(正確には1日半で届いた)
ドッキングハードウェアキット
ホールドファストタイプのシーシーバーを取り付けるためには、ドッキングハードウェアキット(ドッキングポイント)が必要になるので、持っていない場合は、別途、購入して取り付ける必要がある。
ドッキングハードウェアキットは、純正品で1万円くらい、純正互換品で7,000円くらいだ。
純正品には、リフレクターが付属しているが、明らかに不必要なので、純正互換品で十分ではないだろうか。
ドッキングハードウェアキットや取り付けについては、車種や年式によって異なると思うので、きちんと確認してから購入しよう。
また、純正品であれば、ハーレーのディーラーでも、在庫があれば、すぐに買うことができると思う。
安全に関わることなので、取り付け方法等が心配な人は、よく調べたほうがいい。
ハーレーディーラーで確認、または、取り付けしてもらってもいいかもしれない。
取り付け工具
届いた商品は、シーシーバーとバックレストパットを3点のボルトで固定して完成。
あとは、工具無しで、ドッキングハードウェアに装着するだけだ。
ちなみに、シーシーバーにバックレストパットを取り付けるための3点のボルトは、5/32インチの六角レンチが必要になる。
また、ドッキングハードウェアキットの取り付けには、5/16インチの六角レンチが必要で、さらにもともとハーレーについているボルトを外すための工具も必要だ。
私のFLHCの場合は、トルクスレンチ(T45)が必要だった。
すべてディーラーやショップにお任せという人以外は、インチ工具は、一通り揃えておいたほうがいいだろう。
また、L字型のトルクスレンチや六角レンチよりも、ソケットタイプのほうが、作業が断然スムーズなのでオススメだ。
ソケットタイプには、ラチェットハンドルも必要だ。
大きいほうがテコの原理で力が加えやすいのだが、小さい方が持ち運びには便利だ。
差込角は、9.5mmを選んでおけば間違いない。
シーシーバーの意味
ちなみに、シーシーバーを英語で表記すると「sissy bar」となる。
「sissy」には、めめしい、弱虫、臆病者という、あまりよろしくない意味がある。
つまりシーシーバーは、
「背もたれがないと怖くて後ろに乗ることのできない臆病者」
といった、皮肉めいた意味合いを持つパーツらしい。
しかし実際には、シーシーバーは、車検時のシートベルト(タンデム時に掴まるところ)の代わりや、荷物の固定などにも使える、とても便利なパーツだ。
「ホールドファスト」なら、工具無しで脱着ができるので、シチュエーションにあわせて付けたり外したりできるので、さらに便利だ。
おわりに
今回、購入したシーシーバーは、ワールドモーターライフに会員登録をして購入したが、楽天市場でも出品されているので、そちらから購入することも可能だ。
本体の価格も送料も変わらないので、好きな方で買って大丈夫。(発送元は一緒だし)
今回購入したシーシーバーは、ノーブランドの社外品であることや、価格がかなり安いということで、一抹の不安もあったのだが、すんなりと取り付けることができた。
純正品と比べると、価格的には1/3程度だと思われるCCバーではあるが、見た目的には、まずまずではないかと思う。
実際のタンデム走行については、別の記事で。
コメント