じつは、「そうだ、ハーレーに乗ろう!」と、まるで京都へ行く(「そうだ、京都行こう。」by JR東海)かのように思ったのは、2019年の年始だった。
毎年、年の始めには、それなりの「抱負」のようなものを抱くものだが、これまでに、その「抱負」が実現した記憶はない。
その理由は、おそらく、「行動」しないからだと思う。
いくら「思考は現実化する」とはいっても、何も行動しなければ、夢は実現しないのだ。
思考は現実化する?
昔から言われているように、ほんとうに、「思考は現実化する」のだろうか?
はっきりしているのは、
「〇〇したい」
「〇〇が欲しい」
といった「思考」や「願い方」では、その夢は叶わない。
そのような「願い方」によって叶うのは、
「〇〇したい現実」(つまり、できない)や、
「〇〇が欲しい現実」(つまり、欲しがり続けている)
なのだ。
つまり、しっかりと「思考は現実化する」のだ。
人生は勘違い合戦
人生とは、
「勘違い合戦」
らしい。
いかに、現状に左右されることなく、
「なりたいものになれる」
「欲しいものを手にいれることができる」
と、信じきることができるかが重要だ。
現状なんて関係ない。
現状を冷静に分析して、一生懸命に頭で考えたところで、導き出される答えは、
「たぶん・・・ムリだな。」
というものだ。
できそうなことなら、とっくにやっているはずだ。
答えは、現状の延長線上にない可能性のほうが高い。
現状の延長線上であれば、たいていのことは見通せるので、「ムリなものはムリ」だという答えに辿り着いてしまう。
夢を叶えるプロセス
「なりたい自分になる」
「欲しいものを手に入れる」
などといった、夢が叶うプロセスは、以下の手順によって現実化する。
けっこう、単純だ。
思考:「そうだ、ハーレーに乗ろう!」と「思考」する
言葉:それを誰かに話したり、文章にしたりして「言葉」にする
行動:実際に、誰かに話したり、雑誌を買ったり、ネットで調べたり、ディーラーへ行くなどの「行動」をする
当たり前だが、最後の「行動」が最も重要だ。
しかし、そもそも、その「思考」がなかったら、「行動」することはない。
だから、やはり「思考」が現実化するのだ。
行動で叶う
「思考」するだけなら、誰にでもできる。
しかし、「思考」するだけでは、目の前にハーレーは出現しない。
「思考」は「言葉」にする必要があるのだ。
運が良ければ、それだけで、ハーレーが手に入るかもしれない。
その「言葉」を聞いた誰が、
「乗ってないハーレー、邪魔だから、乗るならあげるよ!」
ということだって、ないわけでもない。
「ハーレーに乗ろう!」と、SNS上で呟いても、同様のことが起こるかもしれない。
しかし、「思考」を「言葉」にしなかったら、そのようなことは、まず起こらない。
普通の人は超能力者ではないので、「そうだ、ハーレーに乗ろう!」という「思考」を、読み取ってはくれない。
「思考」は、「言葉」にしてこそ、意味があるのだ。
また、誰かに、
「これから、ハーレーに乗ろうと思ってるんだけど・・・」
というのは、
「言葉」であると同時に、誰かに話しをするという「行動」でもある。
「そうだ、ハーレーに乗ろう!」と「思考」をして、それを、誰もいないところで、それを呟いても、ハーレーは出現しない。
一方、ディーラーへ出向いていって、
「すみません、これが欲しいです!」と言って、欲しいハーレーを指させば、長期ローンの組み方とか、いろいろ相談に乗ってくれると思うので、
「気がついたら買ってしまった!」
というようなことがになるかもしれない。
支払いは別の問題
「ハーレーに乗ること」と、「支払いをどうするのか」ということは、じつは別の問題だ。
人によっては、節約したり、副業したり、バイトしたり、保険を解約したり、株を売ったり、仮想通貨(暗号資産)を売ったり・・・何かしら方法は、あるはずだ。
また、たとえば、
「ハーレーを買うために副業をする」
のと、
「ハーレーを買ってしまったから副業をする」
のは、同じようで同じではない。
前者は、困難にぶつかると、簡単に諦めてしまうが、後者は、そう簡単に諦めるわけにはいかない。
そのため、上手くいくまでやり続け、結果、稼げるようになったりする。
とりあえず、
「払えないかもしれない」
「払えるわけない」
というような「思考」が、「手に入らない現実」を作り出してしまうので、全力で、「手に入る」と勘違いすることが重要だ。
おわりに
欲しいものを手に入れるのは、案外、簡単なのだ。
手に入らない最大の理由は、
「欲しいけど買えない」という「思考」だ。
まずは、「思考」を「買えない!」から「買える!」に変えてみる。
そして、それを「言葉」にして、誰かに伝えてみる。
さらに、それを手に入れるために、できる限りの「行動」をする。
しかし、
「買える!」
と思っているつもりでも、じつは、本心(深層意識・潜在意識)では、
「いやいや、そんなこと言っても、ムリなものはムリでしょ!」
と思ってしまっては、もちろん叶うのは、「ムリ」のほうだ。
人生は、勘違い合戦だ。
ただ、
「ムリなことは何もない」
と勘違いすればいいのだ。
「買えるか、買えないか」という問題ではなく、
「ハーレーに乗る」ことを前提として「思考」し、それを「言葉」にして、実際に「行動」すればいいのだ。
「余の辞書に不可能という文字はない」
と、声に出して言ってみよう(笑)
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