大型自動二輪免許を取得して、数日後にハーレーを納車した。
早いもので、それから3ヶ月が経った。
教習所では、けっこう苦労したが、免許を取ってしまえばこっちのものだ。
とはいえ、納車当日は、怖くて、なかなか乗り出せなかったのも事実だ。
今回は、大型自動二輪免許取得、そしてハーレー納車からの3ヶ月間を、簡単に振り返ってみる。
これから、大型自動二輪免許を取ったり、ハーレーを納車するという人の参考になれば幸いだ。
納車当日
初めてのハーレー(そして、免許を取って初めてのバイク)納車当日は、怖くて、なかなか乗り出せなかった。
二輪の免許には、「仮免許」というものがないので、納車当日が公道デビューになる。
また、教習車であれば、いくら倒しても問題なかったが、自分のハーレーとなると、「絶対に倒したくない!」と思うと、余計に乗ることに躊躇してしまう。
購入した車種が、スポーツスターなどの、比較的、扱いやすい車種なら、もう少し、気持ち的には楽だったと思う。
だけど、そんなのは、はじめだけだ。
いざ、乗り出してしまえば、ちゃんと乗れるものだ。
そして、慣れてしまえば、教習車よりも乗りやすい。
ニーグリップ
はじめは不安だったが、いざ、ハーレーに乗ってしまえば、何ていうことはない。
教習車が運転できたのだから、ハーレーだって同じバイクなので、基本は一緒だ。
ただし、教習所では、あれだけ頑張ったニーグリップは、よほどのことがない限り、ハーレーでは、ほとんど使わない。
とはいえ、ニーグリップ自体に意味がないという意味ではないので、教習所では、基礎として、しっかりとニーグリップを身につけたほうがいいと思う。
そのうえで、自分のハーレーに合った乗り方をすればいい。
人馬一体になれれば、それでいいのだ。
取り回し・立ちゴケ
教習所を卒業して、大型自動二輪を取得できたのであれば、ハーレーに乗ること自体は、とくに難しことではない。
ただし、
「意外と余裕だな!」
と思っていると、思わぬ危険が待っている。
それは、「立ちゴケ」の危険だ。
ソフテイルファミリーの「ヘリテイジクラッシック(2018年モデル)」は、ツインカムエンジンだった、2017年モデルよりも軽量化されているとはいえ、ガソリン抜きで、320Kgという重量は、バイク初心者にとっては、かなり重たい。
乗っているときは、あまり重さを感じることはないが、取り回しは、とにかく大変だ。
私は、納車当日、100Kmくらい走って、無事に家まで帰ることができたのだが、自宅の駐輪スペースで、まさかの初「立ちゴケ」をしてしまった。
「立ちゴケ」の原因は、駐車が前すぎたので、ハーレーを少しバックさせたのだが、スタンドがいちばん前ではなく、中途半端な位置のまま、ハーレーから降りてしまったからだ。
そのまま、納車したてのハーレーを、ズルズルと左(クラッチレバー)側に倒してしまった。
スタンドさえしっかりと、いちばん前まで出しておけば、防げた「立ちゴケ」だ。
また、スタンドをいちばん前まで出して、ハーレーを降りた後に、いちどハンドルを右に切って、いっぱいまで車体を左に倒すことで、スタンドがロックされるということは、だいぶ後になってから教えてもらった。(そういう大切なことは、納車時に教えてほしい!)
これを知らないと、スタンドのロックがかかっていない状態なので、ズルっと車体が動く事があり、かなり焦る。
また、「立ちゴケ」の原因にもなる。
Uターン
大きなハーレーに乗っての「Uターン」も、意外と難しい。
慣れてしまえば、何ということはないのだが、私は、はじめのころ、ツーリング中に、右まわりで「Uターン」をしようとして、そのまま、右(ブレーキレバー)側に「立ちゴケ」した。
一瞬、なにが起こったのかわからなかったが、「立ちゴケ」したのが、道路脇の少し広くなっている路肩だったので、ゆっくりと起こすことができたが、これが、もしも走行車線内だったらと思うと…
それ以来、「Uターン」をするときは、慎重に行うようになった。
ハーレーで「Uターン」をするときは、リーンアウトのようなイメージで、まわりたい方向とは逆側に体重をかけて、バランスをとれば、転倒しないはずだ。
そのときの「立ちゴケ」で、そのことを身をもって理解した。
おわりに
ということで、大型自動二輪免許を取得して、数日後にハーレーを納車して3ヶ月が経過した。
その3ヶ月は、
・走行距離…約3,000km
・立ちゴケ…2回(左右1回ずつ)
・マフラー交換
・エアクリーナー交換
・EFIチューニング
という感じで過ぎた。
はじめのころは、「慣らし運転」ということで、意味もなく乗っていたので、1ヶ月に1,000kmというペースになってしまったが、これから寒くなると、多少、ペースが落ちるかもしれない。
それでも、任意保険加入時に申請した、年間5,000kmは、簡単にオーバーしそうだ。
まだ、大型自動二輪をとって3ヶ月だが、無事故無違反だ。
これからも、無事故無違反は継続していく。
そして、この3ヶ月の間には、各地に被害をもたらした、大型で強烈なの台風もやってきたが、屋外保管でも、なんとか無事だったことは、とてもありがたかった。
また、別の機会に書こうと思うが、こうして、気ままにハーレーに乗っていられること自体が、かなり恵まれていると思う。
ハーレーに乗ると、日頃、忘れがちな「感謝」の気持ちを、思い出すことが出来る。
ハーレーに3ヶ月乗って分かったことは、
「ハーレーに乗れること自体がありがたい!」
という感謝の心を忘れないようにしよう、ということだ。
キレイごとではなく、まじめに、そう思った。
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