バイク初心者だった私が、ハーレーを契約してから、約5ヶ月がたった。
契約してから、はじめの2ヶ月は教習所へ通っていたので、実際にハーレーに乗り始めてからは、3ヶ月弱になる。
いま思えば、5ヶ月前に「ヘリテイジクラシック(FLHC)」の2018年モデルを契約したときは、ほんとうに、何もわかっていなかった。
「スポーツスター」と「ソフテイル」の違いも、排気量の違いくらいにしか考えていなかった。
ただ、なんとなくだが、初めて買うハーレーだが、長く乗るような気がして、価格のことは、それほど気にしなかった。
もしも、価格で決めていたら、比較的、価格の安い「スポーツスター」の中から、選んでいたかもしれない。
今回は、初めてのハーレー選び(スポーツスターかソフテイルか)について。
スポーツスターかソフテイルか
私の場合は、最寄りのディーラーにある、限られた在庫や試乗車をみたり、ネットや紙のカタログをみて、どれがいいか目星をつけては、週末になると、ディーラーで話をきいていた。
初心者ライダーの私としては、いちばん大きな「ツーリングファミリー」には、興味がわかなかったので、はじめから対象外だった。
スポーツスターファミリー
FORTY-EIGHT SPECIAL
ディーラーで、たとえば、
バイク初心者だし、「スーパーロー」なんてどうだろう?
と聞くと、
「あれは背が低い人や、女性向きだ」
などと教えられた。
「フォーティーエイト スペシャル」については、タンクが小さすぎて、ロングツーリングが厳しいということだった。
…などなど、
今にして思えば、きっと「ソフテイルファミリー」を売りたかったのだろう。
ハーレーダビッドソン・ジャパンも、「ソフテイルファミリー」のみ、大々的なキャンペーンを展開していた。
⇒ ハーレー・ダビッドソン 300,000円分のパーツ&アクセサリーサポート【2019】
「スポーツスターファミリー」を買っても、どうせ、すぐに「ソフテイルファミリー」が欲しくなって、乗り換えることになるから、はじめから「ソフテイルファミリー」にしておいたほうがいいということだった。
ソフテイルファミリー
SOFTAIL SLIM
次に、「ソフテイルファミリー」の中から、
「ブレクアウト」や「ファットボーイ」などは、どうだろうか?
と聞いてみると、
「タイヤが太すぎて、曲がらない。クセが強い。」
などと教えられた。
あとあとになって、ホバースタイルのよさが分かってくると、「ストリートボブ」や、「ソフテイルスリム」がよく思えてきたのだが、どちらも、実車が一台もなかったので、そのときは、イメージが湧かなかった。
いま思えば、実車がある、他のディーラーまで、足を伸ばしてもよかったと思う。
そして、最寄りのディーラーのイチオシが「ヘリテイジクラシック」だったというわけだ。(各地のディーラーに、けっこう在庫があったのかも?)
時期的には、2018年モデルの最終在庫処分的な時期でもあったので、わざわざ在庫の少ない車種を勧めることはなく、旧モデルを早くさばいて、ニューモデルを展示したいという気持ちは、逆の立場になれば、よく分かる。
最終的には、ディーラーのイチオシだった「ヘリテイジクラシック」を買ったのだが、ボディカラーは、ビビッドブラックがよかったので、最寄りのディーラーにあった在庫車ではなく、近県の他のディーラーから回してもらった。
SOFTAIL HERITAGE CLASSIC
近県のディーラーは、喜んで回してくれたが、案の定、新車なのに、けっこうキズがあった。
まぁ、それなりの期間、展示していれば仕方がないのだろうが…
おわりに
そんな感じで、どのハーレーにも、いちども試乗することなく、それぞれのエンジン特性や、乗り味もまったくわからないままに、ソフテイルファミリーの「ヘリテイジクラシック(FLHC)」を契約した。
もしも仮に、
「ヘリテイジクラシックは、やめたほうがいい」
とディーラーで言われていれば、おそらく、他のモデルを選んだかもしれない。
人の意見に耳を傾けるのも大切だが、
「自分は、いったい、どんなハーレーに乗りたいのか?」
もっといえば、
「ほんとうに、ハーレーでなくてはダメなのか?」
など、よく考えたほうがいい。
しっかりとした自分の考えがないと、人の意見に流されてしまう。
そのうえで、価格などではなく、自分にあうハーレーは、「スポーツスター」なのか、「ソフテイル」なのか決めたほうがいい。
はっきり言って、乗り方や趣がまったく違う。
ただし、身長や体格的に「ソフテイル」は扱いきれないと思ったら、「スポーツスター」にしておいたほうがいいと思う。
ローダウンにも限界があるので、足つき的に無理だと思ったら、無理せず「スポーツスター」を選ぶべきだ。
また、「ソフテイル」は、「スポーツスター」に比べると車重が重たいので、ある程度の力がないと、車体を支えきれなくて、「立ちゴケ」を防ぐことができない。
身長はどうにもならないが、重たいハーレーに乗るために体を鍛えるのは、ありだと思う。
ということで、自分の身長や体格、そして、どちらが自分がイメージするハーレーに近いのかを、見極めることが、なによりも大切だ。
ハーレーの正規ディーラーへ行けば、試乗車があるので、大型自動二輪の免許があるなら、片っ端から、乗れるだけ乗らせてもらって、どの車種がしっくりくるのか、確かめたほうがいい。
では、私のように、大型自動二輪免許がない場合は、どうすればいいのかというと、キャンペーンとか、なんだかんだ焦らされる要因はあるが、それでも、焦る必要はない。(なぜなら、キャンペーンは、頻繁に行われるから)
やはり、
まずは免許を取る → 試乗しまくる → 購入
という流れがいいと思う。
大型自動二輪免許を取った後には、乗りたいバイクが変わっている可能性すらある。
正直、私も、
「SSもいいかも…」
と思ったほどだ。
とにかく、焦ってもいいことはなにもない。
たくさん試乗して、じっくり選ぼう。
ただ、走りたいシチュエーションも、少しは加味したほうがいいだろう。
直線がメインなら、ソフテイルやツーリング、ワインディングがメインなら、スポーツスターの方が向いているかもしれない。
大きなハーレーでのタイトコーナーは、けっこうキツイものがある。
とはいえ、現行の LOW&WIDE のスポーツスターも、ステップに付いているバンクセンサーが,
すぐに地面に当たってしまうので、コーナーを積極的に攻めるのも難しい。
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