旧車オーナーのことはよく分からないが、新車のハーレー乗りは、出来ることならピカピカの状態で、ハーレーに乗りたいと思う。
もちろん、できることなら、私も、いつもキレイな状態でハーレーに乗りたい。
とくに、黒(ビビットブラック)は、汚れが目立ちやすい。
そして、黒(ビビットブラック)は、キズも目立ちやすい。
そのため、きちんと洗車をせずに、適当に磨いてしまうというのは、キズの原因になってしまうので、あまり、よろしくない。
ということで、ハーレーを納車して以来、なかなか洗車をしたくてもできない、というのが悩みの種だった。
今回は、ハーレーの簡単洗車について。
戸建て・集合住宅
戸建てに住んでいる人は、家に水道とホース、そして洗車や拭き上げスペースが確保できると思うので、天気が良くて、やる気さえあれば、いつでも洗車をすることができる。
しかし、アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる場合、水道やホース、洗車スペースを確保するのが、なかなか難しい。
基本的に洗車は、水道がなくては始まらない。
しっかりと、汚れを水で流してから、拭き上げや磨きを行いたい。
汚れやホコリの上から、ボディを拭いてしまうと、ボディにキズをつける原因になってしまう。
私の自宅は集合住宅なので、水道やホースはない。
厳密には、あるのだが、自由に使えない。
きっと、「お金を払うから」といっても、管理組合が許可してくれないだろう。
洗車ができない
洗車はしたいとは思っても、自宅で水道やホースが使えない場合、なかなか洗車をすることができない。
また、洗車場の高圧洗浄機は使いたくないし、そこまで乗っていくと、車体の温度が下がるまでまってから、水をかけなければならない。
そもそも洗車場自体が、減っていて、なかなか見つからないのだが、たとえ、あったとしても、高圧洗浄機は、使わないだろうと思う。
というわけで、キズが怖いので、適当に汚れだけを拭いてしまうわけにもいかないので、なかなか洗車ができず、新車なのに汚い状態で、ハーレーに乗っていた。
そのため、雨に振られても気にならない、という利点はあったのだが、やはりハーレーには、キレイな状態で乗りたい。
キズが怖いが
新車のハーレーでも、数ヶ月も乗っていれば、少しくらいのキズは、仕方がないと思うようになる。
そもそも、新車時からキズはあった。
展示車を買う場合は、仕方がないが、場合によっては、アメリカから輸入された時点でキズがあったり、色が違ったりすることもあるらしい。
このあたりは、車(とくに日本車)では、考えられないことだ。
まぁ、ハーレーは、飾り物ではないのだし、乗っていれば、少しずつキズはついてしまうものだ。
そして、キズがついたら、専用のケミカル(研磨剤)で磨くか、お金を払って磨いてもらえば、ある程度はきれいになる。
そう思うと、
「ちょっと、適当に洗ってみてもいいか?汚くしているよりも。」
と思えてきた。
洗車キズが少しくらいあるほうが、ホコリっぽく、汚れていて、汚いハーレーに乗るよりも、いいように思えてきたのだ。
2Lペットボトル洗車
適当に洗車するといっても、集合住宅では水道が使えない。
そこで、2Lのペットボトルに水を入れて、それをハーレーにかけて、洗車してみた。
ホイールなどの細かな部分まで、キレイに洗車しようと思うと、2Lの水では足りないかもしれないが、タンクやフェンダーなどを中心に、目立つパーツだけを洗車する分には、2Lの水でも、十分に洗うことができた。
これまで、2回ほど、この方法で洗車したが、2Lの水で十分だった。
時間も、それほどかからない。
ケミカルで磨く
皮肉なことに、洗車をして、ハーレーがキレイになると、汚れているときには分からなかったキズが目立つようになる。
そんなときは、ケミカルを使って、磨いてやれば、けっこうピカピカになるものだ(完全にキズを消すことは難しいが…)
ハーレー・ダビッドソン純正のクリーニングキットには、持ち運びに便利な、小型ボトルセットも販売されている。
ツーリング先でのお手入れに便利な、小型ボトル5本とクロスのセット。
ボトルは詰め替えて、繰り返しご使用いただけます。
キットには、H-Dサンウォッシュ・バイクソープ、ホイール&タイヤクリーナー、バグリムーバー、グロスディテーラー、グレイズポリシーラント、マイクロファイバー・ディテールクロスが含まれています。
各59mlボトル
出典:https://item.rakuten.co.jp
おわりに
本来、私は、几帳面で、細かなことを気にするタイプの性格なのだが、ときには、「まぁ、いいか」と思ってしまう、適当な面も持ち合わせている。
自動車も、すっと手洗い洗車だったが、ある時、時間とお金がもったいなくて、思い切って洗車機に入れてしまってからは、「べつに洗車機でもいいか」と思うようになった。
洗車したところで、どうせ、すぐに雨が降るのだ。
自動車も、バイクも、まったくキズをつけずに乗り続けることは、ほぼ不可能だろう。
そう思うと、必要以上にキズに対して、神経質になっても仕方がない。
それに、小さなキズであれば、それに気がつくのは、乗っている本人くらいなもので、他人が見たらそんなキズ、まったくわからないものだ。
キズを恐れて洗車できずに、ホコリっぽく、汚れたハーレーに乗るよりも、2Lのペットボトルと戦車用のクロスで、さっとキレイにして、ツーリングに出かけたほうが気持ちがいい。
そして、ツーリング中も、汚れたら、また洗えばいいので、汚れを気にせずに、ガンガン走ったほうがいいと思う。
というか、少し乗っただけで、絶対に、ホコリがつくので、気にするだけムダだと思う。
ときには、時間をかけて、細部まで丁寧に洗車してあげたいが、いつもそんなことをしていたら、ハーレーに乗る時間がなくなってしまう。
ハーレーに乗っている時間よりも、ハーレーを磨いている時間のほうが長い、なんてことにならないようにしたいものだ。
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