バイクとは、切っても切れない存在のヘルメット。
日本国内では、ヘルメットなくして、バイクに乗ることはできない。
たとえ事故らずとも、実際には、飛び石などの危険もあるので、トム・クルーズのように、ノーヘルでバイクをふっ飛ばしていると、痛い思いをすることもありそうだ。
ヘルメットに関しては、バイク乗りは、みな関心が高いようで、ヘルメット関連の記事には、アクセスが多い。
ヘルメットについては、これまで、けっこう適当なことを、書いてきてしまったかもしれないので、改めて、暑い季節から寒い季節まで経験した、いま現在の考えを書いてみようと思う。
ハーフヘルメット
当然だが、季節によって、ヘルメットの快適性は、大きく変わる。
夏場は、とにかく暑いので、なんならノーヘルで走りたいくらいだが、危険だし、もちろん、日本では違法だ。
大型バイクでは、おそらくハーレー乗りだけに許されるであろう、ハーフヘルメット(半ヘル)だが、正直、これは、かなり涼しくて、スピードさえ出さなければ快適だ。
いちどハーフヘルメット(半ヘル)かぶってしまうと、夏の間は、それ以外かぶれなくなってしまうという、非常に危険な代物だ。
しかし、実際になんどか試したことがあるが、ハーフヘルメット(半ヘル)で高速道路を走行したり、一般道でも、大幅に法定速度を超えるような走りは、やめておいたほうがいい。
ハーフヘルメット(半ヘル)には、空力もクソもないので、風が強い日やトンネルの出口などでは、ヘルメットが浮き上がるので、左手で押さえながら走ることになる。
また、ハーフヘルメット(半ヘル)の下に、ベースボールキャップをかぶる人も多いが、その場合、さらに風の影響を受けやすくなるので、どうしてもハーフヘルメット(半ヘル)がいい人は、法定速度プラスαくらいで、のんびりと走ったほうがいい。
そして、万が一の際には、ハーフヘルメット(半ヘル)が、あなたの頭部(命)を守ってくれることはないと覚悟したうえで、使用するべきだ。
逆に、なぜ、これが許されているのかが、不思議なくらいだ。
ジェットヘルメット
なんだかんだ言って、ハーレーと相性がいいのは、ジェットヘルメット(ジェッペル)だろう。
ジェッペルは、ベンチレーション機構がないので、真夏は蒸れるが、それ以外の季節では、いちばん使い勝手がいい。
なんといっても、息苦しさが一切ないところがいい。
そして、フェイスマスクやネックウォーマー、ゴーグルなど一緒に使えば、真冬でも十分に使える。
ジェッペルの場合は、これを頭からかぶると、かなり温かい。
私は、ジェッペルにゴーグルというスタイルが気に入ってしまい、寒くなってからは、だいたいそのスタイルで、ハーレーに乗っている。
このゴーグルは、安いのだが機能性は十分。
そして、先程の防寒フリースマスクと合わせると、鼻だけが外に出る状態になる。
このスタイルは、BMWの「R nine T」やトライアンフの「ボンネビル」シリーズなどの、ネオクラのバイクにもよく似合う。
一方、SSやネイキッドには、似合わないので、やめておいたほうがいい。
フルフェイス
バイクといえば、やはり、フルフェイス・ヘルメットだろう。
SSやネイキッド乗りは、基本的にはフルフェイスか、システムヘルメットを利用している人が多い。
最近では、ハーレー乗りも、フルフェイスをかぶっている人が増えた。
また、オフヘルも、一応、フルフェイスではあるが、オフロードテイストのネイキッドや、オールドスタイルの、少し悪っぽいハーレーには、よく似合うが、バイクによっては、あまり似合わないこともある。
また、最近では、GoProなどのアクションカムを、ヘルメットにマウントする人が増えたが、あごマウントが、いちばんライダー目線の、いい映像が撮れるように思う。
そして、多くのモトブロガーは、音声収録や、ミラーシールドで顔を隠すことなどを考えて、シールド付きのフルフェイスを利用している人が、圧倒的に多いように思う。
安全性で考えたら、フルフェイスがいちばんだ。
おわりに
これを書いているのが、2月という、かなり寒い季節なので、ハーフヘルメット(半ヘル)をかぶろうなどとは、まったく思えない。
しかし、真夏になったら、また、かぶりたくなるのかもしれない。
また、ハーフヘルメット(半ヘル)は、異音をチェックするときには、大いに役に立つ。
耳まで覆ってしまうヘルメットでは、異音を聞き分けるのが難しいが、ハーフヘルメットなら、けっこうよく聞こえる。
最後にバイクのヘルメット選びについて、まとめてみる。
とりあえず、どれかひとつだけ、ヘルメットを買うとしたら、ハーレー乗りなら、やはりジェッペルがいいかなと思う。
しかし、安全性や真冬の寒さ対策を考えたり、モトブログ用のアクションカムを、ヘルメットにマウントする人などは、フルフェイスがいいと思う。
ハーフヘルメットは、いまのところ、捕まることはないが、ただの飾りだと思ったほうがいい。
個人的にも、せめて冬場だけでも、完全にシールドが閉まるタイプのフルフェイスにしようかと思い始め、現在、いろいろと物色中だが、そうこうしているうちに、暖かくなってしまいそうだ。
ちなみに、現在、気になっているフルフェイスは、この2点。
SHOEI Z7
AGV K1
どちらのフルフェイスも、軽くて、デザイン的にもスッキリしているので、とてもいい感じのヘルメットだ。
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