Cardo(カルド)のインカム『FREECOM 4 LiTE』を購入した。
およそ5ヶ月前に購入した『FREECOM 4+』は、Z-7に取り付けて使っているのだが、今回、タンデム用にヘルメットを買い足したので、一緒にインカムも購入したわけだ。
ヘルメットについては、別の記事で書いている。
⇒ バイクのヘルメットを買うなら やっぱりフルフェイスが一番⁉【タンデム用にヘルメットを買い足し】
⇒ OGK KABUTO KAMUI3をタンデム用に購入【コロナでヘルメットが品薄状態⁉】
今回は、タンデム用のヘルメットのインカム選び(Cardo FREECOM 編)について。
FREECOM 4 シリーズ
Cardo(カルド)のインカム『FREECOM 4 LiTE』は、『FREECOM 4』が『FREECOM 4+』にバージョンアップされ、その後、『FREECOM 4』に変わって発売された廉価版だ。
『FREECOM 4』シリーズは、最大4台までの接続が可能なインカムだ。
もちろん、上位モデルの『PACKTALK』シリーズに比べると機能は劣るが、『FREECOM 4』シリーズのなかでは、最上位モデルだ。
大人数でのメッシュ接続を必要としなければ、機能的には『FREECOM 4』シリーズでも、十分だと思う。
また、本体がスリムなのも嬉しい。
『FREECOM 4』シリーズの基本スペックとしては、
・音楽、ラジオ
・オーディオシェアリング
・2チャンネルによる携帯電話/GPSデバイスのペアリング
・ノイズフィルタリング
・自動音量調整
・ライディング中の充電
などが可能となっている。
これは、『FREECOM 4』『FREECOM 4+』『FREECOM 4 LiTE』に共通のスペックだ。
ファームウェアは、「Cardo Update」というPCサイトに接続してアップデートが行えるので、どのモデルを買っても、常に最新版が利用できる。
FREECOM 4 LiTE
『FREECOM 4』については、おそらく廃盤になっていると思われる。(サイト上で表示されない)
仮に在庫が残っていたとしても、『FREECOM 4 LiTE』を買ったほうがいいだろう。
『FREECOM 4 LiTE』は、廉価版という位置づけなので、パッケージングや価格が抑えられている。
『FREECOM 4 LiTE』のシングルパッケージは、 19,800円(税抜)で、『FREECOM 2+』のシングルパッケージの18,000円(税抜)と、それほど変わらない。
私もはじめは、タンデム用のインカムは、『FREECOM 2+』でいいと思ったのだが、『FREECOM 4 LiTE』を見つけて、あわてて『FREECOM 4 LiTE』に変更した。
わずか1,800円の差で、『FREECOM 2+』を選ぶ理由があるのだろうか?
タンデム用なら FREECOM 1+
『FREECOM 2+』であれば、タンデムの他に、別のバイクとも接続できるので、1人か2人で走ることが多い人には、オススメだと思いがちだ。
私もはじめは、そう思った。
しかし、『FREECOM 2+』の通信距離は、最大500mなので、2台のバイクで走るには、おそらく、スペック的にキツい。
もしもタンデム用と完全に割り切るなら、価格の安い『FREECOM 1+』でいいのではないだろうか。
『FREECOM 2+』は、なんだか中途半端だ。
最大500mの通信距離では、2台で走っているうちに、かなりの確率で、電波が途切れてしまうと思う。
となると、タンデムやバイク2台で使えるモデルとなると、『FREECOM 2+』ではなく、『FREECOM 4 LiTE』が、いちばんコスパがいいのではないかと思う。
ちなみに、FREECOM 4シリーズの最大通信距離は1.2kmだ。(1対1使用時)
もしくは、完全にタンデム用と割り切って、『FREECOM 1+』を選ぶほうがいいかもしれない。
FREECOM シリーズの価格
ここで、Cardo(カルド)のインカム『FREECOM』シリーズの価格を整理しておきたい。
価格は、すべてメーカー希望小売価格(税抜)となっている。
Cardo(カルド)のインカムは、日本国内のショップで購入する場合、基本的に、割引はないと思ったほうがいい。
廉価版の『FREECOM 4 LiTE』にのみ、DUOパッケージが存在しないが、その他には、お得なDUOパッケージがあるので、まとめて2つ購入する場合は、DUOパッケージがお得だ。
また、よく一緒に走るバイク仲間と、DUOパッケージを折半で買って分けるのもありだ。(ただし、FREECOM 1+はタンデム専用なので意味がない)
同じメーカー同士のインカムなら、いちいち、接続に苦労しないだろう。
シングル | DUO | |
FREECOM 1+ | 15,500円 | 30,000円 |
FREECOM 2+ | 18,000円 | 34,000円 |
FREECOM 4 LiTE | 19,800円 | – |
FREECOM 4+ | 29,500円 | 56,000円 |
*価格はメーカー希望小売価格(税抜)
おわりに(まとめ)
上記の価格表をみる限り、『FREECOM 4 LiTE』のコスパが際立っているように思う。
DUOパッケージの設定はないが、2つ買っても約40,000円だ。
2つあわせても、上位機種の『PACKTALK』シリーズの1つ(42,000円・税抜)よりも安い。
Cardo(カルド)のタンデム用のインカム選び(FREECOM)についてまとめると、次のようになる。
・タンデム用と割り切るなら『FREECOM 1+』
・タンデム以外でも使う可能性があるなら『FREECOM 4』シリーズ
「絶対に1人か、タンデム以外では使わない!」
というのであれば、『FREECOM 1+』でもいいと思うが、もしかしたら、ほかのバイクと接続するかもしれないというのであれば、『FREECOM 4 LiTE』だ。
コスパ言えば『FREECOM 4 LiTE』のほうが優れている。
最後に、
『FREECOM 4 LiTE』と『FREECOM 4+』のどちらを選べばいいのか⁉
という疑問については、別の記事で書こうと思うが、結論だけ書いておくと、インカムで音楽を聴く機会が多く、お金に余裕があるなら、間違いなく『FREECOM 4+』だ。
音の厚みというか、音の広がりと言うか…とにかく、音質、臨場感がまるで違う。
さらに、ボイスコマンドもかなり便利だ。
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