箱根ターンパイクや伊豆スカイラインなどは、車やバイクの運転が好きな人にとっては、ぜひ、行ってみたいツーリンスポットだと思う。
私も、ずっと行ってみたいとは思っていたが、北関東から行くとなると、距離的に、ちょっと覚悟が必要で、これまで、なかなか行く機会がなかった。
しかし、今回、箱根ターンパイクから伊豆スカイライン、そして、西伊豆スカイラインまで、伊豆半島をほぼ一周するという、とても贅沢なツーリングに行ってきた。
しかも日帰りで!
走行距離は、トータルで…
平日のツーリング
4月に入り、河津さくらのシーズンは終わったとはいえ、土日ともなれば、伊豆の交通量は増えるだろうから、できることならば、平日にツーリングに行ったほうが、走りやすいのは明らかだ。
そこで、平日に休みをとって、行く計画を立てた。
最近の週間天気予報は、ほんとうにコロコロと変わるので、晴れの予報なんて、あまり当てにならない。
当たらないことを前提に考えたら、むしろ曇りや雨の予報のほうが、当日はいい天気だったりする。
今回もそんな感じで、休みの予定を入れたときよりも、当日の天気は良かった。
朝に少しだけ通り雨に降られたが、概ね恵まれた天気で、伊豆半島一周ツーリングへ行ってくることができた。
気温も、朝晩は少し寒かったが、日中は暖かく、少し暑いくらいだった。
実際に土日に、行ったことがないので比較はできないが、想像するだけで、土日に行くよりも、平日に行ったほうが快適であったことは間違いない。
平日ツーリングのデメリットとしては、
・高速道路料金の割引がない
・定休日の飲食店にあたることがある
・休みの予定を入れた日が晴れるとは限らない
といったところだろうか。
しかし、観光や群れることが目的のツーリングではなく、走りをメインに考えるツーリングの場合は、土日はなく、交通量の少ない平日のほうが、絶対に楽しい。
ほぼ伊豆半島1周⁉
今回のツーリングでは、箱根ターンパイクから入り、椿ライン、伊豆スカイライン、マーガレットライン、仁科峠、西伊豆スカイラインなどをひたすら走った。
大観山展望台 11:20
箱根ターンパイクを上り、大観山展望台から湯河原方面へ抜ける椿ラインへ、ちょっと寄り道してから、伊豆スカイラインへ向かった。
椿ライン 11:50
箱根ターンパイクと伊豆スカイラインは、熱海箱根峠線で結ばれていて、案外近いのだということを今回、はじめて知った。
伊豆スカイライン 12:30
伊豆スカイラインには、途中にいくつかの出口があるのだが、今回は、熱海料金所から天城高原料金所までの全区間を走った。
南伊豆 16:00
その後、東伊東町あたりまで行って海の幸を食べてから、海辺で写真を撮ったり、缶コーヒーを飲んだりしてから、その後もショートカットはせずに、海岸線を走り続け、下田、南伊豆(石廊崎)経由で、仁科峠、西伊豆スカイラインを目指した。
南伊豆 16:30
途中、南伊豆を走っているときに、素晴らしい撮影スポットがあったので、動画撮影を行ったりもした。
この時点で、すでに16時半になっていたにもかかわらず、まだまだ先が長いことを知るのだが、伊豆半島の南端にいる以上、とにかく走るしかない。
西天城高原 17:30
西天城高原 17:30
そして、伊豆半島をほぼ一周し、西天城高原で駿河湾(東)に沈みゆく夕日を眺めてから、西伊豆スカイラインを走り抜けた。
達磨山展望台 18:00
伊豆最後の休憩スポットとなった、達磨山展望台(だるま山高原レストハウス)に辿り着くころには、夕方の18時近くになっていた。
幸いこの季節は、まだ明るく、駿河湾の向こうに、かすかに富士山を見ることができた。
日が暮れると一気に寒くなるので、ここで防寒対策をして、伊豆半島を後にすることにした。
本当なら1泊したい時間ではあっただったけど、翌日の予定もあったので帰るしかなく、自宅までは、大嫌いな高速道路をひたすら走るしかない。
途中、食事休憩をしたり、高速上で給油ができなかったため、いちど高速を下りて給油したり…
帰宅したのは、伊豆半島を後にしてから4時間後の22時だった。
距離にして、およそ660kmという、普通の日帰りツーリング2〜3回分を、たった1日で走ってしまった感じだ。
給油も、満タンスタートで、3回ほど必要だった。
やはりバイクは最高⁉
車と違って、バイクの場合は、ずっと同じ姿勢をしているわけではなく、バイクの上で、体を動かすことができるので、車で長距離走るよりも、個人的には腰などが痛くなりづらい。(動かない高速道路が一番ツライ…)
そして、同じ距離を走るにしても、すり抜けもできるので、バイクのほうが圧倒的に時間がかからない。
車の旅もいいけど、やはりバイクの旅は最高だ。
ただこれは、実際に経験したことのある人にしか分からないと思う。
バイクに乗らない人からしたら、なんでわざわざ便利性や快適性を犠牲にしてまで、車ではなく、バイクに乗るのか理解できないかもしれない。
実際のところ、車のほうが利便性も快適性も高いのだが、いちど経験してしまうと、やはりバイクに乗りたくなってしまうものだ。
しかし、バイクに乗るためには、二輪の免許を取得する必要があるので、気軽に、
「それじゃあ、バイクも試してみようかな⁉」
というわけにはいかない。
だけど、いちど免許をとってしまえば、その先の人生が、とても豊かになるということを、個人的には実感している。
そして、どうせ二輪の免許をとるなら、乗るバイクの排気量の制限を受けない、大型自動二輪免許がいいと思う。
やっぱり伊豆スカイライン⁉
今回のツーリングでは、箱根ターンパイクから入り、椿ライン、伊豆スカイライン、マーガレットライン、仁科峠、西伊豆スカイラインなどを、1日で一気に走ってしまったので、ひとつひとつのワインディングの印象が、若干、薄くなってしまったのが残念だ。
しかし、どの峠が一番、印象に残っているかといえば、やはり伊豆スカイラインだと思う。
余分なギャップやマンホールなどもなく、路面もフラットで、本当に走りやすい。
スカイラインの距離も、片道だけでも十分に長い。
今回は、北から南に南下しただけだが、逆方向にも走ってみたい。
南伊豆や西伊豆にまで足を伸ばさなければ、東伊豆町あたりで、海の幸を堪能してから、伊豆スカイラインを北上して帰るというコースもよさそうだ。
金目鯛の煮付け 14:00
伊豆に行ったら、金目鯛の煮付けは、ぜひ食べたい。
人生の満足度の高め方
今回は、1日で660kmも走ったので、さすがに疲れたが、とても楽しかったし、人生のなかで、決して忘れることのない1日になったことは間違いない。
仮に人生を80年とすると、80年×365日=28,480日となる。
28,480日のなかで、記憶に残る日が、いった何日くらいあるだろうか?
ほとんどの日は、記憶に残らないが、今回の伊豆ツーリングは、間違いなく、記憶に残る1日となった。
考えてみれば、どの日も、同じ1日(24時間)であることが、とても不思議だ。
人生の満足度を高めるためには、このような記憶に残る日を、いかに多く過ごせるかということにかかっているのではないかと思う。
また、多少のアクシデントやツライ経験が、案外、いい思い出となるものだ。
その意味では、200kmのなんとなくのツーリング3回よりも、660kmの過酷なツーリング1回のインパクトは、かなり大きく、忘れようにも忘れることはできない。
師匠に感謝!
今回の伊豆ツーリングでも、師匠のトムクル氏に、たいへんお世話になりました。
私は、方向音痴な上に、事前にルートを調べたり、時間を計算したりといった、旅の計画を立てるのが苦手なので、先導役がいないと、行き当りばったりのツーリングになってしまうことが多い。
師匠のような人が一緒だと、着いていくだけでいいので、本当に助かる。
また、知らない道を走るときには、前を引いてくれる人がいるだけで、安心してアクセルを開けていくことができるので、楽しく走ることができる。
今回も、ほんとうにありがとうございました。
アクションカムはマストアイテム⁉
今回の伊豆ツーリングでは、師匠が新たに購入した、GoPro HERO9 Black を使って、ところどころ動画の撮影をした。
さきほど、
今回のツーリングでは、箱根ターンパイクから入り、椿ライン、伊豆スカイライン、マーガレットライン、仁科峠、西伊豆スカイラインなどを、1日で走ってしまったので、ひとつひとつのワインディングの印象が、若干、薄くなってしまったのが残念だ。
と書いたが、あとから映像で見返せるというのは、非常に楽しいし、記憶の整理にも役立つ。
Go-Proの映像で観ても、伊豆スカイラインは、やはり素晴らしかった。
伊豆スカイラインは、ぜひ、また走りたいと思う。
最近のツーリングでは、インカムに加えて、Go-Proなどのアクションカムも、マストアイテムになったと思う。
アクションカムといえば、やはりGo-Proが最も有名だが、他にも、DJI OSMO ACTIONやInsta360 ONE R、Insta360 ONE X2などの選択肢がある。
360度カメラを使えば、手ブレを気にせずに、面白い映像が撮れそうだ。
私も、次回は、自分のアクションカムを身に着けて、ツーリングに行こうと思う。
コメント
お疲れさん 遅レスだけど、楽しかったまた行こう!!やっぱり平日のこの時期は天候の変化もないし、陽も長いし、気温もちょうどいいし、空いてるし最高だよね。
トムクルさん
平日の伊豆、最高ですね!
今回も、たくさんお世話になりました!