その日は、天気もよく、気温もちょうどよくて、最高のツーリング日和だった。
ツーリングコースは、峠をつないで走るルート。
高速道路を降りてからは、基本的に、国道も市街地もNGという、ワインディング三昧の楽しみなルートだ。
これは、間違いなくMVアグスタ ブルターレ800 ロッソの出番だ。
ハーレーだと苦労するワインディングロードも、ブルターレなら、すいすい走れて楽しい。
待ち合わせの時間には、余裕で間に合うくらいの時間に、出発しようとしたときだった。
「あれっ、ブルターレが動かせない…」
ブルターレがパンク
ブルターレを外に出そうとしたが動かせない。
「そうか、ギヤが入ってしまって、ニュートラルじゃないのか」
よくあることだ。
しかし、ギヤをニュートラルに入れてもなお、ブルターレは動かない。
「何かがおかしい…」
そう思って、ブルターレをよくみてみると、リアタイヤが、わずかに凹んでいる。
BRUTALE 800 ROSSO
「パンクだ!」
この間、ステップが直ったばかりだというのに…
仕方がなくハーレーで
パニックになりかけたが、待ち合わせの時間に遅れるわけにはいかない。
慌てて、ハーレーの用意をして、ハーレーに乗って出発。
待ち合わせに遅れなくてよかった。
ほぼ時間通りに、私のバイク師匠であるトムクル氏が、トライアンフの限定車「ボバーTFC」で、待ち合わせのパーキングに現れた。
BOBBER TFC
バイクのことなら、大抵のことは知っているトムクル氏に、パンクについて教えてもらいながら、とりあえず必要なものをアマゾンで注文してから、ツーリングに出発した。
バイクがハーレーになったからといって、ルートは変更なし。
「ボバーTFC」は、アメリカンっぽいが、バンク角こそ小さいものの、SSのようなバイクだ。
「ブルターレならともかく、たぶん、ハーレーでは、ついていけないだろうなぁ…」
と思いながらのツーリングとなった。
パンク修理
ツーリングについては、別の機会に書くとして、今回は、ブルターレのパンクについて話を続けようと思う。
ハーレーでもパンクしたことはないし、たぶん、車でもパンクの経験はないので、パンク自体、はじめてのことかもしれない。
とりあえず、トムクル氏に教えてもらいながら、アマゾンで注文したのは、次の3つ。
空気入れ
まずは、空気入れ。
「踏みマッチョ!」という名前が面白い。
価格は、なんと1,000円ちょっと。
エアゲージ
次に、エアゲージも注文しておいた。
こちらも1,000円台なので、精度的には「踏みマッチョ!」についているゲージと、さほど変わらないかもしれないが、エア抜きとしても使えるので、とりあえず注文した。
グリップが欲しいときは、エアーを抜いて走ったほうがいい。
安物のゲージには誤差があるので、できれば、ブリジストンなどの正確なエアゲージが欲しいところだ。
パンク修理キット
とりあえず、空気が入れば、一時的にブルターレを移動させることが出来るようになる。
そして、チューブレスタイヤ用の、パンク修理キットで、パンクを修理しようという計画だ。
おわりに
ハーレーでのツーリングを終えて、帰宅してみると、ブルターレのタイヤは、パンクに気がついた朝と比べると、だいぶ潰れていた。
「こんなとき、メンテナンススタンドがあれば…」
とも思ったが、これから買いに行く気にはなれない。
メンテスタンドはいずれ買うとして、とりあえず、空気入れが届くまでは、このまま放置するしかない。
ホイールがダメにならないことを祈りながら…
しかし、納車してから、1,000kmほどしか走っていないのにパンクとは。
しかも、リアタイヤ。(PIRELLI Diablo Rosso III)
でも、走り出す前に気がついてよかった。
また、山の中でパンクしてしまったら、レッカーサービスを呼ぶしかない。
そう考えると、不幸中の幸いだったということにしておこう。
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