ハーレーにはインチ工具が必要!【必要な工具から揃えよう!】

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ハーレーのカスタマイズは、ディーラーやショップに頼む場合が多いと思う。

 

しかし、ちょっとしたことくらいのことは、自分でやりたくなる。

というか、自分でやらなくてはいけない。

 

また、ハーレーは振動が大きいので、パーツを取り付けた後の、増し締めも必要になる。

 

それらの「ちょっとしたこと」自体は、簡単にできることばかりなのだが、問題は工具だ。

 

昔は、ハーレーを新車で買うと、そこそこの車載工具がついてきたようだが、最近のハーレーには、何もついてこない。

  

ミリ(mm)とインチ(inch)

私は、昔から工具が好きな方だったので、工具箱の中に、一通りのものは入っている。

そのため、家の中や、国産車であれば、たいていのことは、手持ちの工具で対応できることが多い。

 

しかし、ハーレーに使用する工具は、サイズが、ミリ(mm)ではなく、インチ(inch)のため、私の手持ちの工具では、用をなさないことがほとんどだ。

 

ソケットレンチやトルクレンチ、六角レンチなど、すべてミリ(mm)ではなく、インチ(inch)サイズの工具が必要になってくる。

 

それらを一から揃え直すとなると、ちょっと気が重い。

必要な工具

工具は、安物は信頼性にかけるし、輸入品やブランド物の、いいものは高い。

 

工具というものは、たいていの場合、単品で購入するよりも、セットで購入するほうが割安の価格設定になっている。

 

しかし、セットで購入しても、なかには、ほとんど使わないサイズもある。

それを考えると、いじりたい部分が出てきたら、それに必要な工具と、そのサイズのみを買い揃えていくというほうが、合理的かもしれない。

 

もちろん、セットで持っておくと、工具が足りなくて作業がストップしたり、作業の途中で工具を買いに行ったりする心配はなくなる。

 

ものによって、単品とセットを使い分けたいところだ。

  

たとえばサドルバッグ

私のハーレーは、「ヘリテージクラッシック(FLHC 2018年モデル)」なのだが、純正のサドルバッグを外すのに、T-45(3/8インチ)のトルクスレンチが必要になる。

 

 

もちろん、ラチェットがなければ、それも必要だ。

 

 

そして、純正のサドルバッグを外したときにできる、穴を埋めるためのボルトが、同じT-45のボルトであればいいのだが、そうでない場合には、また別の工具や別のサイズが必要になる。

 

たとえば、ハーレー純正部品の、「デタッチャブル ドッキングハードウェア キット」を、その穴につけた場合、5/16インチの六角レンチが必要になる。

 

 

また、デタッチャブルドッキングハードウェアとの併用が可能なサドルバックステー(キジマ製)を取り付ける場合には、7/32インチの六角レンチが必要になる。

 

 

「ヘリテージクラッシック(FLHC 2018年モデル)」の純正のサドルバッグを外して、ハーレー純正部品の、「デタッチャブル ドッキングハードウェア キット」をつけるだけでも、

・トルクスレンチ T-45 
・六角レンチ 5/16インチ

の2種類の工具が必要になる。

 

さらに、キジマ製のサドルバックステーも付ける場合には、

・トルクスレンチ T-45 
・六角レンチ 5/16インチ
・六角レンチ 7/32インチ

の3種類の工具が必要になる。

 

ということで、作業自体は簡単でも、インチ工具を揃えなければ、なかなか思うように作業ができないものだ。

 

トルクスレンチはともかく、

インチの六角レンチは、それほど高価なものでもないので、セットで買ってしまったほうがよさそうだ。

 

 

 

また、マフラーのサイレンサーを交換している場合、ときには増し締めをしないと心配だ。

そのためには、7/16インチ9/16インチのソケットレンチが必要になる。

 

ソケットレンチも、セットで持っていてもいいかもしれない。

 

 

もちろん、余裕があれば、トルクスレンチもセットで持っていてもいいと思う。

 

 

ラチェットは、共通で使える。

 

 

エクステンションバーも欲しくなる。

 

おわりに

ハーレーに乗るのも楽しいが、ハーレーを自分でイジるのも、けっこう楽しいものだ。

 

しかし、ハーレーをイジるためには、インチ工具が必要になる

そして、必要なものは、買い揃えるしかない。

 

ただし、勘違いしがちなのだが、気をつけるべきことは、「インチ工具≠輸入工具」ということだ。

 

たしかに、インチ工具は、国産車では使わない。

インチ工具=輸入車」と思っても間違いではない。

 

しかし、もちろん、国産メーカー製のインチ工具もある。

「インチ工具=輸入工具」ではないということだ。

 

輸入工具は高いので、それらを揃えるとなると大変だ。

 

もちろん、あまり安い工具は使用しないほうがいいが、整備士のように毎日使うというわけでもないと思うので、私は、そこそこの価格の工具を選んでも大丈夫ではないかと考えている。

 

また、工具をセットで購入する場合は、必要なサイズがそのセットに含まれているのかを、きちんと確認しよう。

 

個人的には、もう少し、ハーレーに使用する工具の種類やサイズを絞ってもらって、少ない工具で対応ができるようになるとありがたいと思う。

また、それら、必要最低限の工具くらい、新車の付属品としてつけて欲しいと思う。

  

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