ハーレーに乗るときに、最低限、必要な装備は、ヘルメットとアイウェアくらいなものだ。
アイウェアは、ヘルメットにシールドがあれば、それでもOKだ。
実際には、グローブもあったほうがいいのだが、なかには、夏はグローブをしない人もいるくらいなので、絶対に必要ともいえない。
その他の服装やシューズなどは、それほど焦って用意する必要もないと思う。
はじめのうちは、とりあえずは、持っているもののなかから、いちばんそれっぽい服装で乗ればいい。
焦って買っても、あとあと気に入らなくなったら、もったいない。
とくに、ライダースジャケットやエンジニアブーツなどは高価なので、本当に必要になってから、本当に欲しい物を買ったほうが、後悔が少ない。
今回は、ヘルメットを中心に、焦って、前もって買いすぎないほうがいい、という、自分自身の失敗談も含めた話を書いてみる。
ヘルメット
実際には、ハーレーに乗るために、最低限必要なヘルメットやアイウェアでさえ、ハーレーに乗る前と、実際に乗るようになってからでは、選ぶものが変わってくる。
そのため、大型自動二輪免許が取れるまでや、ハーレーの納車までに時間があるからと言って、事前に揃えすぎないほうがいい。
実際にハーレーに乗る前に揃えた装備は、いざ、ハーレーに乗り始めると、なんだか使う気になれないという場合も多い。
その代表的な装備が、ディーラーで売っている高価なハーレーダビッドソンのジェッペル(ジェットヘルメット)かもしれない。
ハーレーダビッドソン純正のヘルメットは、たぶんAraiのヘルメットだったと思うので、モノ自体は、決して悪いものではないと思う。
ただし、「HARLEY DAVIDSON ☓ Arai 」というWネームなので、当然、価格は高めの設定だ。
そして、実際にかぶってみると、なんだか「マッチ棒」みたいなのだ。
当然、スタイルよりも、安全性を優先した作りとなっているのだ。
それでも、初めは、かっこよく思えるかもしれない。
しかし、自分以外のハーレー乗りと一緒に走るようになると、「なんか、ちょっと違うかも?」と思うようになる可能性が高い。
ハーレー乗り
年代や、乗っているハーレーの車種にもよるとは思うが、多くのハーレー乗りは、夏でも長袖にライダースブーツ、そして、ヘルメットはフルフェイスやジェッペルという出で立ちで、ハーレーには乗っていない人が多い。
というか、「そんなの無理だ!」と、ひと夏を終えた今は思う。
最近の夏は、暑すぎるのだ。
真夏に、汗をダラダラ流しながらも、我慢して空冷のハーレーに乗るのは、拷問に等しい。
きっと、二輪乗りとしては「邪道」なのだろうが、暑いときには、半袖のTシャツに半ヘル(ハーフヘルメット)にサングラス、というのが、多くのハーレー乗りのスタイルだ。
また、それが許されるバイクは、ハーレーくらいなものかもしれない。
実際には、夏用のメッシュジャケットや、ベンチレーターが備わっているフルフェイスのヘルメットは、私が思っている以上に涼しいのだと思う。
でなければ、みんな暑くて乗っていられるはずがない。
しかし、どのようなスタイルで乗りたいのかは、実際にハーレーに乗り始めてから分かるものだ。
そのため、「これは必要でしょ⁉」と、あまり前もって買ってしまわないほうがいい。
おわりに
ハーレーに限らず、日本では、バイクに乗るためには、ヘルメットの着用が欠かせない。(法律で義務付けられている。)
そのため、ハーレーが納車される前に、何かしらのヘルメットを準備する必要がある。
ヘルメットがなければ、納車すらできない。
大型自動二輪免許を取るために、教習所へ通う場合、他人と共有のヘルメットが嫌な人は、その段階で購入する人もいるだろう。
もちろん、教習所で半ヘル(ハーフヘルメット)は、NGだろう。(確認してはいないが…)
すると、初めてハーレーに乗る人は、とりあえずジェッペル(ジェットヘルメット)を買う人が多いと思う。
しかし、そのジェッペルを、ハーレーの納車後もかぶり続けるとは限らない。
私の失敗談としては、ハーレーに半ヘル(ハーフヘルメット)は似合うけど、バイク初心者だし、安全性も考えたら、ジェッペルをかぶるだろう、と考えて、納車前に、ジェッペルを購入した。
そこまでは、よくあることだと思う。
しかし、あろうことか、「色違いも欲しいな!」とジェッペルを2個も購入してしまった。
タンデムのときにも、役に立つだろうという思いもあった。
しかし、そのジェッペルをかぶったのは、ほんとうに、数えるくらいしかない。
ほどなく、TT&CO.のハーフヘルメット、一辺倒になってしまった。
⇒ TT&CO.のUSA イーグル ブラックも買ってみた!【ハーレー乗りのヘルメット選び】
ジェッペルをかぶった経験があるからこそ、違いがわかるのだが、ハーフヘルメットは、かなり快適だ。
視界も良好で、音もよく聞こえる。
そして、なにより涼しい。
おそらく、3シーズンはハーフヘルメットで乗ることになると思う。
しかし、
「寒くなれば、ジェッペルも活躍するかもしれない。」
私も、そう思っていた。
だが、偶然にも、SHOEI の「EX-ZERO」を手に入れてしまったので、そちらのほうが活躍する可能性が高い。
⇒ SHOEI の EX-ZERO を手に入れた! SHOEI 【パーソナル・フィッティング・システムでジャストフィット!】
今となっては、ハーレー納車前に選んだ、2つのジェッペルは、いつ出番が回ってくるかわからない。
ということで、納車前にあれこれと、買いすぎるのは、やめたほうがいいだろう。
とりあえず、必要最低限のものだけを買って、あとは、少しずつ、本当に気に入ったものだけを、買い揃えたほうが、後悔が少なくてすむだろう。
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