教習所のなかには、ハーレーダビットソンと、パートナーシップ契約を結んでいるところがある。
そのような教習所は、「パートナー教習所」と呼ばれている。
ハーレーに乗るために、これから大型自動二輪免許を取得するという人は、「パートナー教習所」に通うと、免許取得費のサポートを受けられることがある。
免許サポート
だいたい毎年、「パートナー教習所限定・免許取得サポート」というキャンペーンを行っていて、3万円のサポートが受けられる。
さらに、「パスポートtoフリーダム」というキャンペーンもあり、こちらは7万円のサポートが受けられる。
「パスポートtoフリーダム」には、「パートナー教習所」という条件はない。
つまり、「パートナー教習所」で免許を取って、ハーレーの新車を購入する場合は、「パスポートtoフリーダム」と合わせて10万円の免許取得サポートが受けられる。
「パートナー教習所」以外の教習所で免許を取った場合は、7万円のサポートのみとなる。
どちらも、ハーレーダビットソン正規ディーラーで、期間中に対象の新車を購入する必要がある。
その際に、見積もり価格より、最大10万円が値引きされる仕組みだ。
免許サポートは誰が負担?
「パートナー教習所限定・免許取得サポート」の3万円は、誰が負担するのかというと、メーカーとディーラーが負担するのだそうだ。
そして、教習所側は、一切、負担しないということだ。
確かに、大型自動二輪免許がなければ、ハーレーを売りたくても売れないので、免許取得をサポートするのは、有効な戦略だ。
しかし、これだと、教習所側は丸儲けになってしまう。
一切の負担なしに、ハーレーダビットソンから、お客を紹介してもらえることになる。
「ずいぶんと、虫のいい話だな…」
と思っていたら、どうもそうではないらしい。
ハーレーの教習車
教習所は、「免許サポート」に関しては、一切、負担しないみたいだ。
そのかわり、「パートナー教習所」には、教習車としてハーレーが置いてある。
だいたいは、SPORTSTER(スポーツスター)ファミリーの「アイアン883」あたりが置いてあると思う。
教習所は、ハーレーを教習車として、ハーレーダビットソンから購入することで、教習所だけ丸儲けとなならないような仕組みとなっているようだ。
ハーレーダビットソンからすると、ハーレーが売れるし、宣伝にもなる。
ただし、実際にハーレーに乗って、教習を受けられるのかというと、そうでもない。
ハーレーのある教習所!
ハーレーダビットソンの「パートナー教習所」には、1台くらいは、ハーレー(アイアン883あたり)が置いてある。
「ハーレーのある教習所!」
みたいな謳い文句で宣伝している「パートナー教習所」も多いかもしれない。
しかし、実際にハーレーに乗れるのは、すべての課題が終わり、第二段階の「みきわめ」間近の、ほんのわずかな時間だけだ。
もちろん、前後にガードが付いているが、この頃になると、バイクを倒して壊すような人はいないはずなので、「好きに乗っていいですよ!」みたいな感じになる。
おわりに
私の通っている教習所は、ハーレーダビットソン「パートナー教習所」なので、ハーレー「アイアン883」が、教習車として置いてある。
しかし、もう一台、BMW「F800ST」も置いてあり、どちらか好きな方を選んで、自由に乗れる時間が設定されている。
なぜ、BMW「F800ST」が置いてあるのかは知らないが、おそらくハーレーダビットソンと同じような理由だろう。
私は、2つの理由から、BMW「F800ST」を選んだ。
1つ目の理由は、
ハーレーは、これから自分の「HERITAGE CLASSIC(ヘリテイジ クラシック) FLHC」やディーラーの試乗車など、いくらでも乗る機会はあるが、この先、おそらくBMWのバイクになることはないだろうと思ったから。
2つ目の理由は、
はじめて乗るハーレーは、自分の「HERITAGE CLASSIC(ヘリテイジ クラシック) FLHC」にしたかったから。
という2つの理由で、BMW「F800ST」を選んだが、全然、楽しくなかった。
狭い教習所のコース内で、しかも、遅い教習車がたくさん走っている状態では、3速はおろか、2速でもノッキングしてしまうくらいだった。
ハーレー「アイアン883」のほうが排気量も大きいので、ハーレーを選んでも、おそらく似たようなものだったと思う。
はじめてのハーレーが、つまらない思い出にならずにすんだだけ、BMW「F800ST」を選んで良かったと思う。
というか、そんなことよりも、その時間で、卒検の練習をしたほうが、よほど良かったと思う。
その後、改めて通常教習車の「NC750」に乗り換えたのだが、違うバイクに乗った後だったので、若干、操作が上手くできなくなっていた。
卒検まじかだというのに…
次回は、いよいよ、第二段階の「みきわめ」だ!
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