ハーレーをノーマルのままで乗る人は、それほど多くはないと思う。
しかし、ハーレー初心者には、カスタマイズについて、正直よくわからない。
また、カスタマイズには、当然、お金がかかる。
できれは、ムダなお金は使いたくない。
今回は、なんどか、ハーレーの正規ディーラーに通ってみて感じたことを書いてみる。
営業よりもメカニックと仲良くなれ!
ディーラーによっても、かなり違うと思うが、営業の人がハーレーやハーレーのカスタマイズについて、それほど詳しくない場合もある。
こちらも、わからないなりに、苦労していろいろと質問をするわけだが、その答えが的確でないと感じる場合、もしかしたら営業の人は、仕事がら分かったフリをしているだけだとも考えられる。
ハーレーのオーナーになると、勝手に担当の営業が付くのだが、その人が詳しくない場合は、そのまま話を進めずに、他の人とも話をしてみたほうがいいように思う。
最もいいのは、営業よりも、メカニック(整備の人)と仲良くなることだ。
彼らは、ハーレーやハーレーのカスタマイズについて、営業人の比ではないくらいの知識を持っている。
ハーレーをカスタマイズしたいのなら、絶対にメカニック(整備の人)と仲良くなったほうがいい。
いい音で乗りたい!
おそらく、ノーマルのハーレーにたいする大きな不満のひとつは、「音」だ。
いくらハーレーとはいえ、ノーマルのマフラーサウンドは大人しすぎる。
ハーレーに乗るからは、「ドコドコ」と、いい音をさせて乗りたいではないか。
しかし、基本的に、マフラー交換は、ディーラーでは推奨されない。(もちろん営業いの人も、せっかくだからマフラー交換しましょう!などとは絶対に言わない。)
マフラーやエアクリーナー、コンピュータなどのチューニングを行った場合、メーカーの3年保証が効かなくなることもあるらしい。
もしも、エンジンが不調をきたしてしまった場合、ノーマルのままであれば保証で直せるが、給排気系をイジっているとが判明すると、メーカーから保証を拒否される場合があるという。(マフラーやエアクリーナーを交換したら、できれば燃調は、とったほうがいいようだ。)
また、一部では、「車検対応」のマフラーもあるようだが、基本的には、マフラーを交換すると車検は通らない。(車検時にはノーマルに戻す必要がある。)
それら諸々の事情で、ディーラーでは、基本的にマフラー交換はやってくれない。
しかし、よそのカスタムショップや自分で取り付けた、社外のマフラーに交換したハーレーを持ち込めば、取り付け確認(増し締め)やコンピュータのチューニングなどはおこなってくれるようだ。
そのような話を営業の人が教えてくれればいいのだが、少なくとも、私は教えてもらえなかった。
営業の人が勧めるカスタマイズは、マフラー交換などではなく、「ヒーテッドハンドグリップ」などの、取り付けても、かっこよくならない純正部品ばかりだ。
しかも、純正部品は安くない。
「マフラー交換」の話は、メカニック(整備の人)が教えてくれた。
また、「バッテリーの充電器(社外品)」は、持っていたほうがいいことなども、教えてくれた。
これがないと、冬場は、エンジンがかからないかもしれないという。
ハーレー乗りに聞け!
営業の人が、ハーレーやハーレーのカスタマイズに詳しくない場合、自分で調べて詳しくなるしかない。
ディーラーでは、営業の人よりも、メカニック(整備の人)と仲良くなって、いろいろと教えてもらえると、その後のハーレー・ライフも変わってくる。
また、ディーラーやバイク用品店、その他、ハーレー乗りが集まるような場所に、積極的に出かけて行って、先輩ハーレー乗りと仲良くなるのもおすすめだ。
自分が見て、かっこいいと思うハーレーに乗っている人や、フィーリングが合いそうな人を見つけたら、こちらから積極的に声をかけよう。
待っていても、誰も教えてはくれない。
こちらから、
「すごいマシンですね!」
「いい音ですね!」
などと声をかければ、
「うるせー、あっちいけ!」
などとは、言われないはずだ。
自分のマシンを褒められて、嫌な気分になる人は、まずいない。
きっと、親切に、いろいろと教えてくれるはずだ。
しかし、なかには話だすと、自身のハーレー愛が止まらなく人もいるかもしれないので、そこだけは注意しよう(笑)
おわりに
私自身、ハーレーを契約したはいいが、カスタマイズについては、まったく分からないので、なんどか営業の人と納車前のカスタマイズについて、打ち合わせを行っているのだが、なかなか話が噛み合わない。
なんとなく、目指している方向性が違うのかもしれない。
そんなとき、カスタマイズしたハーレー(ダイナとだけ書いておく)に乗っている、2人のハーレー乗りがディーラーに来ていたので、思い切って話しかけてみた。
普段は、見ず知らずの人に話しかけるようなことはしない私であるが、不思議なものである。
「ハーレー」という共通言語のおかげで、すぐに打ち解けることができた。
話を聞くと、彼らもはじめは、ディーラーで、純正部品でのカスタマイズにお金をかけてしまったらしい。
しかし、純正部品では、所詮はノーマルの延長線だ。
それでは、思い描いたようなクールなハーレーにはならないということは、やはり後から気がついたようだ。
いまでは、2台のダイナは、それぞれ見た目も、かなりかっこよくカスタマイズされている。
そして、「これぞハーレー!」という、かなりいい音をさせている。
彼らからは、ヘルメット(半ヘル・ジェッペル)のこと、ゴーグルのこと、マフラー交換のこと、これからのカスタマイズのことなど、私が知りたかったことを、最近の流行りも含めて、いろいろと教えてもらった。
そして、今後とも、いろいろと教えて欲しかったので、連絡先を交換させてもらった。
正直言って、ハーレーのディーラーに集まっているのは、年配の人が多いような気がする。
その人達は、上から下まで、ハーレーの純正品でまとめている場合も多い。
きっと、お金があるのだろう。
しかし、私としては、ヘルメットひとつとっても、純正ヘルメットは、なんか違う気がする。(そして高い)
気候のいいときには、Tシャツに半ヘルで、ラフに乗りたい。(遠出は別だが)
もしも、あなたも、クールにカスタマイズされ、「ハーレーらしい、いい音」をさせて走るハーレー乗りになりたかったら、そのようなお手本となる先輩ハーレー乗りを探して、仲良くしてもらうのがいちばんいい方法だ。
コメント