ヘルメットメーカー株式会社「立花」は、2017年に、約50年の歴史に幕を閉じ、廃業してしまった。
しかし、『SHM』や『BUCO』をはじめ、こだわりのヘルメットを数多く取り扱ってきた「有限会社 DIN MARKET」が、10年以上培ってきたノウハウを生かし、多くのファンを持つ『SHM』を引き継ぐことになった。
そのため、『SHM』は、引き続き生産・販売が、継続されている。
『SHM』のコンセプトは、
「日本人による、日本人のためのヘルメット」
だ。
家内制手工業の少量国産製の『SHM』の技術と品質は、熟練の職人によって維持されているというから嬉しい。
SHM HAND STITCH®
長年、日本人の手による、日本人のためのシルエットを追求してきた『SHM HELMET』だが、「立花」が廃業したことで、一度は姿を消してしまった。
しかし、『SHM』を継承した「DIN MARKET」は、そのフラッグシップモデルだった「ハンドステッチモデル」を、『SHM HAND STITCH®』ブランドとして復活させた。
『SHM HAND STITCH®』は、日本人の頭の形に合う「SHM帽体」はそのままに、内装の仕様を見直すことで、より深く被れるように進化を遂げている。
製造は、塗装から内装の組み立て、仕上げまで、国内の熟練した職人による手作業によるもので、海外製の大量生産品との違いは歴然だ。
1969年から約50年、歴史と実績を積んできた『SHM』というネーミングは、確固たる自信を持つ証拠であり、革に一針一針丁寧に手縫いで縫い込んだヘルメットは、ミシンステッチやダミーステッチにはない、クラシカルな存在を放っている。
『SHM HAND STITCH®』は、手にしたとき、被ったときの雰囲気が、抜群に良いヘルメットだ。
SHM HAND STITCH® Lot-101
「SHM HAND STITCH Lot-101」は、『SHM』のフラッグシップモデルを復活させたヘルメットだ。
ひと目で分かる「ハンドステッチ」は、クラシカルなバイクとの相性がいい。
「SHM HAND STITCH Lot-101」のリムとイヤーパッドは、本革製となっている。
極小帽体のシルエットに合わせ、リムの革を薄く漉くことで、被った時に顔を小さく見えるよう工夫されている。
また、イヤーパッドには、柔らかい革が使用されている。
経年変化によって、革が若干、潰れていくため、少しずつ被りやすくなっていくようだ。
ハンドステッチの糸は、極太の「00番手」が採用されている。
糸のカラーは、生成りで、レザーとハンドステッチのクラシカルな雰囲気を高めている。
完全手作業での製造となる為、限定販売となるようだ。
カラー
・IVORY / BROWN LEATHER
・BLACK / BLACK LEATHER
・SILVER / BLACK LEATHER
サイズ
・S (55~56cm)
・M(57~58cm)
・L(59~60cm)
安全基準
・SG規格(排気量無制限)
SHM HAND STITCH Lot-101
SHM HAND STITCH® Lot-102
『SHM HAND STITCH® Lot-102』は、大人気の「SHM HAND STITCH®」シリーズのニューモデルだ。
『SHM HAND STITCH® Lot-102』は、『SHM HAND STITCH® Lot-101』に、センターラインを施した定番のカラーリングとなっている。
『SHM HAND STITCH® Lot-102』のリムに使用している革は、黒色に統一し、落ち着いた雰囲気に仕上げている。
『SHM HAND STITCH Lot-101』と同様に、極小帽体のシルエットに合わせて革を薄く漉くことで、被った時に顔を小さく見えるよう工夫されている。
『SHM HAND STITCH® Lot-102』では、本体カラーによって、ハンドステッチの糸の色を変え、より一体感のある仕上がりとなっている。
カラーリングやハンドステッチの糸の色以外の仕様は、『SHM HAND STITCH® Lot-101』と同じだ。
こちらも、完全手作業での製造となる為、在庫状況が日々変動する。
カラー
・BLACK / DARK SILVER
(IVORY STITCH)
・DARK SILVER / BLACK
(BLACK STITCH)
サイズ
・S (55~56cm)
・M(57~58cm)
・L(59~60cm)
安全基準
・SG規格(排気量無制限)
SHM HAND STITCH Lot-102
おわりに
日本の道路交通法では、バイクに乗るときには、ヘルメットを着用しなくてはならない。
どうせ被るなら、ダサくないものを被りたい。
ポイントは、デザインではなくて、コンパクトな帽体だ。
ネットで注文する前に、実際にパーツショップなどへ行って、被り比べてみよう。
そして、より「マッチ棒」にならないものを選ぼう。
「マッチ棒」の意味は、実際にヘルメットを被って、鏡をみてみれば、すぐに分かる。
『SHM』は、SG規格なので、かつてのヴィンテージモデルとまではいかないが、他のSG規格と比べれば、かなりいい。
また、作りもしっかりしている。
『SHM HAND STITCH Lot-101』と『SHM HAND STITCH Lot-102』の違いは、カラーリングだ。
アイボリーが良ければ、『SHM HAND STITCH Lot-101』を、センターライン入が良ければ、『SHM HAND STITCH Lot-102』をチョイスするといいかもしれない。
「Schott」ブランド生誕100周年を記念して作られた、限定ヘルメットもある。
⇒ Schott N.Y.C JETHELMET LEATHER TRIM GROSS WHITE 入手!
半ヘルも気になるという人には…
⇒ ハーレー乗りとハーフヘルメット(半帽・半ヘル・半メット)【死ぬのは勝手だが…】
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