私は、大型自動二輪免許を取る前に、ハーレーを契約してしまったので、いろいろな車種を試乗してから、今乗っている「ヘリテイジクラシック(FLHC)」を契約したわけではない。
そのため、
「違う車種でなくても、よかったのか?」
という思いが、常にあった。
少し前には、ハーレーに乗ろうと思うきっかけとなった、憧れの「ブレイクアウト(FXBRS)」に試乗してみた。
⇒ ハーレー ブレイクアウト試乗!【BREAKOUT FXBRS 2018 】
その結果、「ヘリテイジクラシック」は、「ブレイクアウト」に比べて、かなり乗りやすいことが分かったので、「ヘリテイジクラシック(FLHC)」で正解だったかも?と思っている。
残る気がかりは、「スポーツスター」の存在だ。
スポーツスターファミリー
私は、バイク未経験から、いきなり大型自動二輪免許を取った。
そして、教習車(750cc)以外で、乗った初めてのバイクが、「ヘリテイジクラシック(1,745cc)」だった。
そのため、
「違う車種でなくても、よかったのか?」
という思いとともに、
「いきなり、こんな大きなバイクを買ってしまっても、よかったのだろうか?」
という思いもあった。
ハーレーには、「ソフテイルファミリー」よりも小さな「スポーツスターファミリー」があり、日本では人気のモデルとなっている。
私も、バイク初心者なので、
「スポーツスターファミリーのほうが、よかったのではないか?」
という思いもあった。
しかも、「スポーツスターファミリー」は、もうすぐ、新車では買えなくなってしまうかもしれないのだ。
⇒ ハーレー スポーツスターは2020年モデルが最後?【2020年以降は水冷の新モデルが発売予定!】
そして、今回、ようやく、スポーツスター「IRON 1200(XL1200NS)」に試乗することができた。
IRON 1200(XL1200NS)
「スポーツスターファミリー」には、883ccと1,202ccの2種類のエンジン(エボリューション)がある。
今回、試乗したのは、1,202ccの「IRON 1200(XL1200NS)」だ。
1,202ccといっても、一般的にいえば、決して小さい排気量ではない。
そのため、「IRON 1200(XL1200NS)」も、十分にトルクやパワーがあるだろうと予測していた。
まず、跨った感じは、かなり軽くて扱いやすい。
これなら、たちゴケの心配もないので、エンジンガードも不要だろう。
それから、シートがめちゃくちゃ固くて、すぐに尻が痛くなりそうだった。
走り始めて、すぐに感じたのは、「ブレイクアウト」のときもそうだったが、ノーマルマフラーは、ちょっと残念すぎる、ということ。
ハーレーに乗るなら、やはりマフラーくらいは、交換したいところだ。
「IRON 1200(XL1200NS)」に、しばらく試乗してみた感想としては、当たり前だが、ふだん乗っている「ヘリテイジクラシック(FLHC)」に比べて、圧倒的にトルクがない。
なんというか、予想以上にトルクがなかった。
改めて、相棒「ヘリテイジクラシック(1,745cc)」のすごさがわかった。
「スポーツスター」は、低回転で、トコトコ乗るようなバイクではなく、積極的にアクセルスロットルを開けて走るバイクだろう。
そして、軽くてヒラヒラ操れるので、街中やワインディングでは、とても扱いやすいだろう。
もちろん、取り回しもしやすい。
その点では、「ヘリテイジクラシック(FLHC)」は、やはり、少々、手こずる。
「ヘリテイジクラシック(FLHC)」は、未だに、取り回しは大変だし、油断すると、今でも立ちゴケしてしまう危険性もある。
おわりに
ずっと気になっていた、「スポーツスター」に、実際に乗ってみて、どんなバイクなのかが、なんとなく分かった。
今回、試乗したのは、「IRON 1200(XL1200NS)」だったが、エボリューション883ccのエンジンを積んだ「IRON 883」にも、ぜひ、乗ってみたい。
もしも、仮に「ソフテイルファミリー」と「スポーツスターファミリー」から、それぞれ1台ずつ、2台を持つことになったとしたら、近所を走るときは、間違いなく「スポーツスター」に乗ると思う。
しかし、どれか1台だけしか選べないとしたら、「ソフテイルファミリー」を選ぶと思う。
その点では、「ヘリテイジクラシック(FLHC)」を選んで、正解だったと思う。
マフラーとエアクリーナーを交換して、インジェクション・チューニングまで行ってある「ソフテイル ヘリテイジクラシック」とノーマルの「スポーツスター IRON 1200(XL1200NS)」を比較するのは、どう考えてもフェアではない。
しかし、私が求めていたハーレーのイメージに近いのは、やはり「ソフテイルファミリー(本当はダイナファミリー)」だったのだと分かった。
ということで、
「ブレイクアウトのほうが良かったかも?」
または、
「スポーツスターのほうが良かったかも?」
という、2つの大きな疑問は解消され、ますます相棒の「ヘリテイジクラシック(FLHC)」への愛着が強くなった。
もちろん、乗る人によって、「スポーツスター」のほうがあっている人もいると思うので、一概に、どのハーレーがいいとは言えない。
また、ノーマルではなく、カスタマイズされた「スポーツスター」は、きっと楽しいだろう。
総じて言えることとしては、いろいろな車種に試乗してから購入を決めたほうが、後になってから、後悔する可能性が低いということだけは、間違いないだろう。
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