ハーレーに乗るときに、フルフェイスや、ヘルメットシールドを使う場合は別として、半ヘルやジェットには、「サングラス」または「ゴーグル」などの「アイウェア」は、マストアイテムだ。
アメリカでは、州によっては、ヘルメット着用の義務がない場合もある。
その場合でも、「アイウェア」の着用は、安全のために必須のようだ。
「アイウェア」には、見た目のかっこよさだけではなく、目やめの周辺の保護、視界の確保などの重要な役割もある。
今回は、「アイウェア」のなかでも、バイク乗りにとって便利な「偏光サングラス」や「調光サングラス」について紹介する。
偏光サングラス
バイクに乗るときの「サングラス」は、なんでもいいというわけにはいかない。
バイクの運転には、「偏光レンズ」が入ったサングラスが適していると言われている。
「偏光レンズ」とは、光量を減らすだけの単なる色付きレンズとは違い、2枚のレンズの間に反射光をカットする、特殊なフィルムを入れることで、ギラギラとした反射光もカットしてくれるレンズのことだ。
また「偏光サングラス」は、レンズカラーによって適している用途が異なる。
グレー系レンズは、裸眼に近く、自然な色で見えということで、バイクや自動車の運転に向いている。
調光サングラス
晴れた日の日中だけの使用を考えれば、「偏光サングラス」で十分だ。
しかし、トンネル内や暗くなったときは、「調光サングラス」があるといい。
もちろん「偏光+調光」であれば、1本で幅広く対応できる。
「偏光レンズ」とは、紫外線量に応じて、レンズの濃度が自動的に変わるレンズのことだ。
日差しの強い屋外では、サングラスのように濃い色のレンズとなり、眩しさを低減してくれる。
一方で、トンネル内など、紫外線の届かない空間においては、通常のメガネ同様のクリアなレンズとなり、明るい視界を確保してくれる。
また、レンズの色の変化の度合いは、温度によっても変化し、夏場の気温の高い時期は、薄く発色され、冬場の気温が低い時期は濃く発色される。
おわりに
多くのサングラスでは、「UVカット機能」くらいは、備わっている。
しかし、バイクに乗るなら、「UVカット機能」だけではなく、「偏光機能」と「調光機能」も備えたレンズのサングラスを選びたい。
また、夜間や雨の日には、「黄色い」偏光レンズのサングラスが好まれる。
サングラスは、数千円から数万円のものまで、幅広く販売されている。
ただのアクセサリーであれば、なんでもいいが、バイクに乗るときのサングラスは、ブランドや価格、デザインだけにとらわれず、「偏光機能」や「調光機能」が備わったレンズかどうかも、忘れずにチェックしよう。
「いきなり数万円のモデルはちょっと…」
という人には、数千円のお手軽なモデルもあるので、試してみるといいだろう。
この値段でも、きっちり「偏光+調光」が効いていて、昼間でも夜間でも問題なく使える。
【追記】
このモデルは、ヘルメットとの相性が良くないようだ。
ジェットなどのヘルメットをかぶると、テンプルがヘルメットと干渉してしまい、きちんと装着することができない。
もっと、バイクに適したサングラスを探そうと思う。
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