5月というのは、本当に気持ちがいい日が多い。
「五月晴れ(さつきばれ)」という言葉があるくらいだ。
じつは、「五月晴れ(さつきばれ)」の「五月(さつき)」は、旧暦の呼び方で、新暦では、6月に相当するのだが、この際、そんなことはどうでもよい。
あまりにいい天気だったので、仕事を終えた夕方、少しハーレーに乗ってみた。
二股もあり⁉
最近、ブルターレにばかり、気持ちがいってしまっていて、なんだかハーレーに申し訳ないような気がしていた。
およそ1年間、付き合った彼女と、まったく違うタイプの女性と出会ってしまい、すっかり心を奪われているような感じだ。
多少のマンネリ感は否めないが、彼女も悪くない。
HARLRY DAVIDSON FLHC(2018)
だだ、新しい彼女が、あまりにもセクシーで魅力的なだけだ。
MV AGUSTA BRUTALE 800 ROSSO(2020)
経験的に言って、
「じつは、ほかに好きな人ができたので、別れてほしい…」
と、ことを急ぐのは、正しい選択とは言えない場合が多い。
結論を急ぐと、後悔することが多いのだ。
ことバイクに関しては、二股も悪くない。
ハーレーは…
のどかな夕暮れ時に、バイクに乗って、まったりと走るのも悪くない。
そんなつもりで、ハーレーに乗って走り出したのだが、コーナーに差し掛かると、いきなり、豪快にステップを擦ってしまった。
一瞬、何が起こったのか、分からなかった。
こんなバンク角で、ステップをするわけがない。
これまで、ハーレーしか乗っていなかったころは、
「擦ってしまうことが前提」
だったので、恐る恐る倒しながら、コーナーを曲がっていた。
しかし、ブルターレに乗り出してからは、
「擦らないことが前提」
なので、倒すことに躊躇がなくなってきた。
どうやら、その感覚で、ハーレーに乗ってしまったようだ。
そして、豪快にステップを擦って、少ししてから、
「あ、ハーレーは倒しちゃダメなんだ!」
ということを思い出し、それからは、なるべく倒さないように走った。
ハーレーの良さ
ハーレーだけに乗っていた頃は、ハーレーのダメな部分にばかり、意識が向いてしまい、不満が多かった。
重たい、止まらない、曲がらない、すぐにステップを擦る…
しかし、ブルターレに乗るようになってから、改めてハーレーの良さを認識した。
1,500〜2,000回転くらいで、リラックスしてトコトコと走るのも、気持ちがいいものだ。
この気持ち良さは、SSやネイキッドでは味わえない。
おわりに
ハーレーとブルターレの違いを、車に例えるなら、SUVとスポーツカーの違いに似ている。
それらは、どちらが優れているとか、比較するべきものではないし、速さを競うのも馬鹿げている。
あきらかに用途が違うのだ。
ハーレー(アメリカン)とブルターレ(ネイキッド)も用途が違う。
やはり、タイプの異なる彼女が、複数いるというのは贅沢だ。
それぞれの違いを認識できていれば、お互いの欠点に意識がいかない。
逆に、良いところに意識がいくようになる。
もしかしたら、これは、バイクだけではなくて、人間の彼女の場合でも、当てはまることなのかもしれない(笑)
コメント
そうねー 普段は大人しくて清楚だけど、所変われば、激しく情熱的という二面性を持つタイプもありだと思います。個人的にはハーレーのまったり感と快適性を持ちながら、コーナでも楽しめるなんてバイクはあったら面白いと思います。 それに当てはまるのが最近乗ったインディアンftrまさにそんな感じ、ルックスは今ひとつだけど、大抵の要求に応えてくれます。それに比べ私のボバーTFCはもうなんだかsmの女王様見たいで大変です。
トムクルさん
ボバーTFCは、紳士的な見た目とは裏腹に、想像を超えるスパルタンな女王様キャラでしたねw
それにしても、バイクの世界は奥が深く、次から次へと、新たなバイクが欲しくなってしまいます。
歳をとると、最後は、GS、ムルティストラーダ、ツーリズモベローチェ、アフリカツインみたいなバイクに行き着くのでしょうか?