映画『イージー・ライダー』で主演を務めた米国の俳優、ピーター・フォンダ氏が、2019年8月16日、ロサンゼルスの自宅で、肺がんによる呼吸不全で亡くなった。
1940年生まれのピーター・フォンダ氏は、享年79歳だった。
1969年、自らプロデュースと脚本を担い、デニス・ホッパー氏、ジャック・ニコルソン氏とともに主演も努めたロードムービーの代表作『イージー・ライダー』は大ヒットし、アカデミー賞の脚本賞にもノミネートされた。
ピーター・フォンダ氏 映画『イージー・ライダー』より
ピーター・フォンダ氏が旅だった2019年は、映画『イージー・ライダー』公開から50年となる、節目の年だった。
自由という名のグラスで乾杯を
ピーター・フォンダ氏の広報担当者は、親族に代わり、
8月16日の午前11時5分、ロサンゼルスの自宅で、家族に囲まれて、穏やかに息を引き取りました。
とメディア向けに声明を発表した。
そして、
私たちの人生において、最も悲しい瞬間のひとつです。
この悲しみを言い表す言葉がありません。深い心痛に免じ、プライバシーへの配慮をお願いいたします。
と呼びかけた。
ピーター・フォンダ氏の家族は、次のような声明を出している。
私たちは愛すべき、優雅な男性の喪失を嘆くとともに、彼の不屈の精神と愛に満ちた人生を祝福してあげてほしいと願っています。
ピーターをたたえ、どうか自由という名のグラスで乾杯をしてください。
また、姉のフォンダ氏は、 The Hollywood Reporter に、次のようにコメントを寄せている。
とても悲しいです。
心から愛しい弟でした。
家族のなかでもおしゃべりで
ここ数日は、一緒に美しい時間を過ごしたんです。
彼は笑顔で旅立ちました。
「イージー・ライダー」で使われたハーレー
映画『イージー・ライダー』で使われたのは、1965年型のハーレー・ダビッドソンで、エンジンは「パンヘッド」と呼ばれるタイプで、排気量は1200ccだった。
Harley-Davidson Panhead Engine
私は、旧車については、あまり詳しくないので、映画『イージー・ライダー』に出てくるようなハーレーを、現代のモデルで再現するとしたら、リジッドではないが、少し前のDynaファミリーの「Wide Glid」あたりが、カスタムベースとして、いいような気がする。
FXDWG Dyna Wide Glid
私も、あと数年早く、ハーレーを欲しいと思ったいたら、間違いなく「Wide Glid」を買ったと思う。
現行モデルなら、スポーツスターファミリーの「FORTY-EIGHT SPECIAL(フォーティーエイト スペシャル)」や、ソフテイルファミリーの「SOFTAIL SLIM(ソフテイル スリム)」あたりかだろうか。
⇒ 映画「イージー・ライダー」で使われたハーレーは?【現代のハーレーで選ぶなら…】
おわりに
映画『イージー・ライダー』には、現代のハリウッド映画のような派手さはないが、いつまでも心に残るアメリカン・ニューシネマのひとつだ。
そして、ワイアットとビリーのハーレーのかっこよさは、何年たっても色褪せることがない。
©1969 COLUMBIA PICTURERS INDUSTRIES,INC.ALL RIGHTS RESERVED.
ピーター・フォンダ氏は、多くの作品に出演しているが、きっと、『イージー・ライダー』という映画のために生まれてきたのだと思う。
キャプテン・アメリカ(ワイアット)を偲んで、久しぶりに『イージー・ライダー』を観てみようを思う。
Amazon Prime Videoでも、レンタル(199円〜)や、購入(1,500円)で、観ることができる。
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