ハーレーの熱対策・片肺【アイドリングが「ドコドコ」が「ドドドド」に変わる理由】

HARLEY'S LIFE
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ハーレーのアイドリング時に、マフラー音が「ドコドコドコドコ」から「ドドドドドド」に変わる現象のことを、ディーラーで聞いてみた。

 

この機能をすぐに切り替えたい人は、

ハーレー 突然のアイドリング上昇!【アイドリングが「ドコドコ」から「ドドドド」になったときの対処法!】

  

デフォルト設定は?

アイドリング時に、「ドコドコドコドコ」が「ドドドドドド」と音が変わり、回転数が上がる事がある。

 

これは、エンジン温度の上がり過ぎを防止する対策としての機能らしのだが、それで、必ずしも空冷ハーレーのオーバーヒートを防げるかというと、もちろん、そんなことはいらしい。

 

とりあえず、「ないよりもまし」という程度の機能で、過信は禁物だ。

オーバーヒートについては、やはりライダーが気を配ってあげる必要があるのだ。

 

この機能のデフォルトは、「オン」の場合と「オフ」の場合の両方があるようだ。

さすがは、made in USAだ。

 

デフォルトで、この機能が「オフ」になっていれば、そのような機能があることは、誰かに説明されなければ知らないままだろうだし、「オン」になっていれば、そのまま乗っている人もいるかもしれない。

車種は?

熱対策機能がついている車種をディーラーで訊いてみたところ、この熱対策機能は、ストリートとスポーツスター以外についている機能だと言っていた。

 

年式を聞くのを忘れてしまったが、おそらく、ミルウォーキーエイト搭載のソフテイルファミリー、ツーリングファミリー、トライクなどのハーレーについているだろう。

  

クルーズコントロール

この熱対策機能の設定には、クルーズコントロールのランプで「オン」と「オフ」を切り替える

 

実際には、ソフテイルファミリーなどでは、標準でクルーズコントロールがついている車種のほうが少ないが、ついていない車種については、どうなのだろうか?

 

それについては、問題ないらしい。

クルーズコントロールは、標準でついていなくても、対応車種には、後付けすることができる。

 

クルーズコントロールが後付けできる車種のメーターには、後付けしたときのために、クルーズコントロールのランプは、きちんと用意されているのだ。

おわりに

アイドリング時に、「ドコドコドコドコ」が「ドドドドドド」と音が変わり、回転数が上がる理由は、エンジンのオーバーヒート対策として、リアエンジンの燃料供給をカットして、片肺状態にするために起こるということだ。

そして、その際に、850回転では回転数が低すぎるので、1,000回転付近まで上がってしまうのだ。

 

この機能は、アクセルを開けると、自動的に解除されるが、再び停車すると、また「オン」になる。

 

空冷エンジンのハーレーのオーバーヒート対策として、停車時には、エンジンを片肺にして、少しでもエンジンの温度上昇を抑えようという機能だ。

 

私の場合は、デフォルトが「オフ」だったため、これまで気が付かなかったのだが、インジェクションチューニングの際に、「オン」になってしまったようだ。

 

やはり気持ちが悪いので、すぐに「オフ」にした。

ハーレー 突然のアイドリング上昇!【アイドリングが「ドコドコ」から「ドドドド」になったときの対処法!】

 

ただでさえ、回転数を下げたいところを、850回転で我慢しているので、アイドリングの回転数を、さらに上げるのは、さすがにキツい。

 

というわけで、この熱対策機能は、空冷ハーレーのオーバーヒート対策として、ついている機能だが、それでオーバーヒートが防げるほどの機能ではないという。

 

「ドドドドドド」が気持ち悪い人は、「オフ」にしても、まったく問題ないようなので、気になるなら、いちど「オフ」にしてみるといいだろう。

  

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