最近、いろいろなバイクに試乗している。
そして、いつも思うのは、ハーレーのような
「2気筒エンジンの鼓動感は、やっぱりいいな」
ということだ。
とくに、低回転で、まったり走るには、最高だ。
しかし、その一方で、4気筒エンジンの鋭い加速にも、惹かれるものがある。
そこで、ふと思ったことがある。
それは、
「3気筒エンジンがいいのではないか?」
ということだ。
2気筒と4気筒
2気筒エンジンは、自分のハーレーのほかにも、トライアンフの「ボンネビル」シリーズや、BMWの「Rシリーズ」などに、なんどか試乗している。
4気筒エンジンは、BMWの「S1000」シリーズや、カワサキの「Z900RS」などに試乗した。
水冷と空冷の違いもあるが、2気筒には2気筒の、4気筒には4気筒の特徴が、はっきりとあることが、よく分かった。
用途を限定すれば、問題ないのだろうが、どちらのエンジンにも、それぞれに、足りないものがあるような気がする。
そこで、思ったのが、
「もしかしたら、3気筒エンジンがいいのかもしれない」
ということだ。
一般的に、3気筒エンジンは、2気筒エンジンと4気筒エンジンの、いいとこ取りのようなバイクと言われる。
3気筒エンジンは、2気筒エンジンのトルクと鼓動感、そして、4気筒エンジンのスムーズさと高回転域を、足して2で割ったような傾向になるようだ。
確かに、理屈では、そうなりそうだ。
3気筒エンジン
現在、3気筒エンジンのバイクを作っているのは、トライアンフ(英国)、MVアグスタ(イタリア)、そして、日本のヤマハくらいだろう。
たとえば、
「Speed Triple」・「Street Triple」・「Rocket Ⅲ」
・MVアグスタには
「 F3 800」・「BRUTALE 800」・「DRAGSTER 800」
・ヤマハ には
「MT-09」・「XSR900」
などのモデルがある。
そのなかで、比較的、手に入れやすいのは、ヤマハやトライアンフかもしれない。
おわりに
いろいろなバイクに乗っているなかで、3気筒エンジンの存在が、気になるようになった。
しかし、3気筒エンジン搭載のバイクは、それほど多くはない。
さらに、困ったことに、トライアンフの3気筒モデルや、ヤマハの3気筒モデルは、デザイン的に好みではないのだ。
トライアンフの2気筒(パラツイン)モデルは好きだが、3気筒モデルは、なんとなく、顔が昆虫(カマキリ)みたいで苦手なのだ。
バイクは、エンジンのパワーやトルク、エンジンフィールなども大切だが、それ以前に、デザインが最優先だと思う。
個人的には、バイク選びの優先順位としては、
2.サウンド
3.フィーリング
4.乗りやすさ
5.性能
というような順番になる。
2気筒か、3気筒か、4気筒か、
という問題は、バイクの性格を決める、大きな要因であることは間違いないのだが、それでも、やはり、デザイン的に好みでないバイクは選べない。
これを書いていて思ったのだが、だから私は、ハーレーに乗っているのだろう。
なぜなら、私のハーレーは、5の性能は、いまひとつだが、1〜4については、どれも、まぁまぁ満足しているからだ。
それでも、3気筒エンジンは気になる。
3気筒エンジンのなかで、個人的に乗ってみたいと思うのは、MVアグスタだ。
MV AGUSTAは、「走る宝石」と讃えられるくらい、魅力的なイタリアのバイクだ。(イタリアのものは、どれも魅力的だが…)
MVアグスタのディーラーは近くにはないので、簡単には試乗できないと思うが、ぜひ、乗ってみたいバイクだ。
しかし、なぜ、現在、3気筒エンジンのバイクを作っているメーカーは、これほど少ないのだろうか?
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