私は、ミリタリーテイストが好きなので、ハーレーに乗るときも、ライダースジャケットよりも、フライトジャケットのような、ミリタリーテイストのジャケットの方が好きだ。
私が中学生のころは、みんな、“MA-1っぽい”ジャケットを着ていたので、これまでは、なんとなくダサいイメージがあったのだが、ハーレーに乗るようになって、フライトジャケットの良さを再認識した。
フライトジャケットといっても、種類がある。
なかでも、最も有名で、代表的なのは、やはりMA-1だろう。
フライトジャケット
MA-1
MA-1は、1950年前後に開発された、アメリカ軍の飛行士用ジャケットが発祥の、世界的に定番のジャケットだ。
ミルスペックでは、高度の高い場所でも、冷たい空気を遮断することができる、特殊なナイロン生地が使用されている。
カラーは、表地は、おなじみの深い緑色が、基本のカラーだ。
裏地のオレンジ色は、救護カラーだ。
N-2B
N-2Bは、アメリカ空軍が、とくに寒い地域用に開発した、飛行士用防寒用のジャケットだ。
N-2Bは、フードがないMA-1とは違い、ボア付のフードが備わっているため、MA-1と比べて防寒性が高い。
N-2Bの裏地は、救護カラーのオレンジ色にはなっていない。
N-3B
N-3Bは、アメリカ軍の地上部隊のために作られた、防寒用のジャケットだ。
N-3Bは、地上部隊なので、N-2Bに比べて、丈が長くなっているのが特徴だ。
そのため、N-2Bよりも、さらに防寒性が高い。
N-3Bは、MA-1やN-2Bと違い、裾と袖口がニット素材でなく、表地がすべて同じ布で構成されている。(このタイプは、リストガードがないと寒いが、きちんとしたN-3Bにはついているはず。)
フーデッド リブジャケット
「ALPHA アルファ TA1330 フーデッド リブジャケット NYLON HEAVY TWILL – LIMITED MODEL」は、老舗の人気ブランド「ALPHA」の2019年の限定モデルだ。
このジャケットは、空軍パイロットに愛用されてきたフライトジャケットのディテールを活かしつつ、タウンユースで着るアイテムとしての、ファッション要素を融合させた一着となっている。
フードは、ジッパーで着脱可能となっており、これ一着で二通りの着こなしが楽しめる。
また、中綿には「THERMOLITE」を採用し、軽量ながら防寒性が高くなっている。
カラーは、「RP.GRAY」と「BLACK」で、裏地も同色となっている。
おわりに(感想)
MA-1で、少し防寒性が低いので、その下に、少し厚着をする必要がある。
そこで、「ALPHA アルファ TA1330 フーデッド リブジャケット NYLON HEAVY TWILL – LIMITED MODEL」を選んだ。
そして、実際にツーリングに行ってみた。
今のとこと、フードは外して使っている。
やはり、フードがあると、ハーレーに乗っていて、風でバタつくので、ないほうが乗りやすい。
また、ヘルメットとフードが干渉すると、素材がナイロンなので、カサカサと音がうるさい。
フードを外しても、首元のリブがMA-1と違って、アゴのあたりまでくるようにデザインされているので、防寒性は高い。
ネックウォーマーをすれば、首元はかなり暖かい。
これを着て、それほど厚着をせずに、外気温2〜3℃のところを走ってみたが、思いのほか暖かかった。
ジャケットの中に、しっかりとしたインナーや、中間着(フリースやダウン)を着れば、真冬でも使えそうだ。
ただし、ひとつだけ問題がある。
それは、袖口は、厚めのリブになっているのだが、ここから風が侵入してくると、やはり寒い。
あくまで、バイク用ではなく、タウンユースのジャケットなので、仕方がない。
リブがMA-1のような感じなら、少し長めの冬用グローブの中に入れて、風の侵入を防ぐことができるのだが、このジャケットは、袖に厚めのリブが使われているので、ガントレットタイプのような、けっこう長めで、広がったタイプの冬用グローブでないと、リブがグローブの中に入らない。
ガントレットタイプのグローブを使うか、長めのハンドウォーマーなどで、手首から風が侵入しないように対策する必要があるが、防寒性は高いジャケットだと思う。
少しゆったり目のサイズを選んだので、中にインナーダウンなどを着ることもできる。
これで冬は乗り切れそうだ。
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