ハーレーに乗り始めて数ヶ月が経った。
いま思えば、本当に何も知らずに、車種選びをしてしまったものだと思う。
金額的な問題もあるとは思うが、ハーレー(バイク)の車種を選ぶときには、自分がどんな服装で、どんなヘルメットをかぶり、どんな仲間と、どんなハーレー(バイク)に乗りたいのか、ということを、明確にイメージしてから、車種を選ん、購入したほうがいい。
新車と中古車
私がハーレーを買ったときは、最寄りのハーレー・ダビッドソン正規ディーラーでしか、購入する車種を検討しなかった。
そのときは、大型自動二輪はもちろんのこと、普通自動二輪免許もなかったので、試乗はできなかったが、選ぶ時間はたっぷりあった。
いま思えば、旧車を取り扱うカスタムショップなどにも、見に行くくらいしても良かったと思う。
しかし、当時は、ハーレー(バイク全般)に関する知識がなさすぎて、何かあったときに、中古車は手に負えないイメージがあった。
キャブ車とインジェクション車
いま現在(2019年)では、ハーレーディーラーで買える新車は、すべてインジェクション仕様となっている。
インジェクション車は、もちろん、いい面もたくさんあるが、アイドリングの回転数はかなり高めだ。
インジェクションチューニングで、アイドリングの回転数を下げることは可能だが、デメリットもあるので、あまり推奨されない。
それでも、下げたければ下げられるが、さすがに600回転まで下げる、というわけにもいかないだろう。
アイドリング時に、エンジンが止まりそうな、あの独特の3拍子フィーリングは、現行のインジェクション車では、なかなか味わうことができない。
そういう感じのハーレーに乗りたければ、やはり中古で、キャブ車を探したほうがいいと思う。
ノーマルとカスタム
ハーレーを購入した後に、ノーマルのまま乗り続けるのか、少しだけライトカスタムをするのか、徹底的にカスタムするのかによっても、ハーレー選びは変わってくる。
しかし、バイク初心者には、そんなことは分からない。
乗ってみて始めて、ノーマルでもいいのか、ノーマルでは我慢できないのかが分かってくる。
そのため、装備の充実度などは、あまり重要視しないほうがいい。
フレームやエンジンなどは、あとから交換するのは大掛かりになるので、車体ごと買い替えたほうがよくなってしまいそうだが、そのほかの、ハンドル、フェンダー、フロントフォーク、ガソリンタンク、灯火類などは、あとからいくらでもカスタマイズすることが可能だ。
逆にいうと、それらを自分好みにカスタマイズしたい人は、カスタムベース車として、装備がいちばん充実していない、安いモデルで十分だと思う。
どうせ外したり、交換してしまうパーツのために、高いお金を払うのはもったいないし、そのお金はカスタム費用に回したほうがいい。
おわりに
最後に、これも乗ってみて始めて分かることなのだが、
本当にハーレーがいいのか?
本当にハーレーでいいのか⁉
ということをよくよく考えたほうがいい。
ディーラーで現行の新車や、カスタムショップなどで、キャブ車などの中古車をみたり、免許があれば試乗させてもらう以外にも、他メーカーの車種もみたり、試乗したほうがいいと思う。
ハーレーの価格は、他のバイクと比較して高い。
だが、バイクとしては、けっして遅くはないのだが、早いとも言えない。
もちろん、腕(技術)があれば、早く走らせることも可能だろうが、同じ技術なら、もっと早く走れる車種はたくさんある。
また、スタイル的にも、ハーレー以外にも、気に入る車種があるかもしれない。
私も今、バイクを買うとしたら、ハーレーの他にも、トライアンフやBMWなども検討対象にすると思う。
ボンネビル ボバー ブラックも、いいかもしれない…
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