大型自動二輪免許は女性でもいきなり教習を受けられる?【おすすめは普通自動二輪免許から!】

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ハーレーに乗るためには、「大型自動二輪免許」が必要だ。

 

普通自動車二輪免許(いわゆる中免)」では、排気量が400ccまでのバイクにしか乗ることができない。

 

しかし、現代のハーレーは、最低でも、排気量が750cc以上のモデルからしかない。

 

排気量が401cc以上のバイクに乗るためには、「大型自動二輪免許」が必要なので、ハーレーに乗りたければ、「大型自動二輪免許」を取る必要がある。

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私は、何も考えずに教習所へ行って、「大型自動二輪免許」に申し込んだのだが、なかには、男女を問わず、いきなり「大型自動二輪免許」を取れないと思っている人もいるかもしれないし、実際に、そのように思っていたという人に、教習所で出会ったこともある。

 

しかし、それはそれで、よかったのではないか、と思う。

 

今回は、いきなり「大型自動二輪免許」を取得することについて紹介しようと思う。

 

また、「女性の場合はどうなのか?」についても、実際に教習所で得た情報をもとに紹介しようと思う。

  

非関税障壁

昔のことを知っている、年配の人のなかには、いきなり「大型自動二輪免許」を取ることはできないと思っている人も多いようだが、もはや、それは昔の話だ。

 

たしかに、1975年(昭和50年)当時は、「大型二輪免許」は、運転免許試験場での、技能試験または自動二輪免許(中型限定免許)からの「限定解除審査」の合格者のみに交付されていた。

 

しかし、その合格者数は、概ね全受験者の1%程度であったため「司法試験より難しい」と揶揄されるほど極めて難関だったという。

 

そのような状況を変えたのは、日本のオートバイ製造企業やバイクユーザーではなく、「ハーレー ダビッドソン」や「BMWモトラッド」などの、国外メーカーからの外圧であったというのが、いかにも日本らしい。

 

大型輸入バイクが売れないのは、日本の運転免許制度が原因で、非関税障壁となっている

というわけだ。

 

そして、規制緩和によって、「大型自動二輪免許」は、高嶺の花ではなくなったという経緯がある。

  

法律上

上記のような過去もあったが、現在では、法律上、「普通自動二輪免許」の免許も持ってなくても、いきなり「大型自動二輪免許」の教習を受けることはできるようになっている。

 

1996年(平成8年)から、「普通自動二輪車免許」と「大型自動二輪車免許」が、独立した免許区分となったため、現在では、逆に、「普通自動二輪車免許」の限定免許を解除して「大型自動二輪車免許」を取得することはできなくなっている。

 

ということで、

 

・「普通自動二輪車免許」→「大型自動二輪車免許」

・いきなり「大型自動二輪車免許」

 

のどちらかのパターンで、「大型自動二輪車免許」を取得することになる。

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女性の大型自動二輪教習

女性の場合も、法律上は、いきなり「大型自動二輪免許」から教習を受けることは可能だ。

 

女性だからという理由で、「普通自動二輪免許(中型免許)」からしか、教習を受けることができないとなれば、男女差別という人権問題に発展してしまう。

 

ただし、教習所による「自主規制」はあるようだ。

 

教習所によっては、安全面を考慮して、「普通自動二輪免許(中型免許)」からの教習を勧める教習所もある。

 

また、大型バイクの取り回しや、引き起こしが困難な女性に対しても、同様に、「普通自動二輪免許(中型免許)」からの教習を勧める場合が多いようだ。

 

その場合は、個人的には、素直に従ったほうがいいと思うし、むしろその方が、多くの面で有利だとと思う。

  

教習時限数

これまで説明してきたように、指定自動車教習所で教習を受ける場合、「普通自動二輪免許」や、その他の「自動車免許」を保有していなくても、直接「大型自動二輪免許」の教習を受けられることができる。

 

ただし、保有している免許に応じて、「最短教習時限数」が異なる。

 

もしかしたら、逆に思っている人もいるかもしれないが、

先に「普通自動二輪免許」を取得して、段階的に「大型自動二輪免許」を取得するほうが、技能教習の最短教習時限数の総数は少なくなる。

 

はじめに「普通自動二輪車免許」を取得してから、「大型自動二輪車免許」を取得したほうが、規定の教習時限が2時限、少なく設定されている。

⇒ 中型免許(普通自動二輪車免許)と大型免許(大型自動二輪免許)の違い【ハーレに乗るなら…】

教習料金

教習料金に関しては、基本的には、いきなり「大型自動二輪免許」を取得したほうが安く設定されている。

 

しかし、先に「普通自動二輪免許」を取得して、段階的に「大型自動二輪免許」を取得する場合も、時間を空けなければ、入校料が免除されたりするので、それほど大きく変わらない。

 

さらに、いきなり「大型自動二輪免許」に望んだ場合、大型バイクを扱いきれず、なんどか検定を不合格になってしまえば、金額の差はなくなってしまうか、むしろ高くつくこともありうる。

 

ただし、「卒業検定」や「免許取得手続き」は、いきなり「大型自動二輪免許」を取得したほうが少なくてすむ。

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おわりに

バイク未経験者が、いきなり大型バイク(750cc)に乗って、いきなり「普通自動二輪免許」よりも厳しい検定基準をクリアするのは、簡単なことではない。

 

もしも、規定時限を超えて補習を受けたり、なんどか卒業検定を不合格になるようであれば、「普通自動二輪免許」からのステップアップのほうが、結果的には、時間も費用も抑えられると思う。

 

とくに女性の場合は、はじめのうちは、バイクの「取り回し」だけでも一苦労だと思う。

また、バイクの「引き起こし」や「センタースタンド」を立てることも難しいと思う。

 

実際に、私と同じ教習所に通っている女性たちは、みな、「普通自動二輪免許」から取得している。

 

また、女性だけではなく、男性でも、私のように、どちらかと言うと非力な人は、苦労すると思う。

 

今となっては、私も、「普通自動二輪免許」からのステップアップのほうが、よかったかもしれないと思っている。

 

ただし、

このまま、順調にいって、卒業検定も一発で合格することができれば、苦労はしたが、結果として、いきなり「大型自動二輪免許」の教習を申し込んでよかったということになるのだが…

 

あながた、もしも悩んでいるようであれば、まずは、「普通自動二輪車免許」でバイクの取扱に慣れて、そのうえで「大型自動二輪車免許」の教習に望むことをおすすめする。

 

最後に、

指定自動車教習所によっては、「大型自動二輪車免許」の教習条件として、男女を問わず、自主規制で、「普通自動二輪車免許の保有者のみ」または、「普通自動車を運転できる運転免許の保有者のみ」などに限定しているところもあるようなので、あらかじめ、通う予定の自動車教習所に確認してみたほうがいいだろう。

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