日本の公道をハーレー(トライクは除く)で走るために、絶対必用なアイテムといえば、「ヘルメット」だ。
本国、アメリカでは、州によっては、ヘルメット着用の義務がないところもある。
そのかわり、目を保護する「アイウェア」の着用義務はあるようだ。
たしかに、ハイウェイを走っていて、虫や石などが目に飛び込んできたら、相当に危険だ。
頭よりも、まずは目(目の周辺)を保護する必要がある。
とはいえ、日本に住んでいる限りは、日本の道路交通法に従わないと、キップを切られてしまうので、ヘルメットは絶対に被らなくてはならない。
もちろん、道路交通法い関係なく、サングラスやゴーグル、シールドなどで、目を保護することも大切だ。
ヘルメットの種類
一概に「ヘルメット」といっても、種類がある。
半ヘル(半メット・半キャップ)は、遠くには行かず、近場で乗るときに便利だ。
半ヘルは、ベースボールキャップの上からも被れるし、気候のいい時期は快適だ。
ちなみに、ほとんどのクールな半ヘルは、日本の安全規格の規格外になるので、「装飾用ヘルメット」として販売されいる。
そのため、利用は自己責任でお願いしたい。
半ヘルもいいが、ツーリング用に、もう少し、しっかりとしたヘルメットも必要だ。
半ヘル以外のヘルメットを大きく分けると、
「フルフェイス」か「ジェットヘルメット(ジェッペル)」
のどちらかを選択することになる。
安全性や風の侵入などを考えると、「フルフェイス」のほうが、性能面では勝っている。
一方、開放感やハーレーとの相性を考えると、私は、やはり「ジェット」を選びたい。
最近では、オフロードスタイルのフルフェイスも流行っているようだ。
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スモールジェット
ジェットヘルメットも、1950〜60年代の「BELL500-TX」などのヴィンテージヘルメットは、帽体がコンパクトなので、頭がマッチ棒のようにならず、見た目がいい。
それに対して、最近の安全規格をクリアしているジェットヘルメットの多くは、ボリューム満点である。
正直言って、少しダサい。
ハーレー乗りがダサい、なんてことがあってはならない。
そのため、ジェットヘルメットは、色やデザインよりも、まずは、帽体がコンパクトで、マッチ棒にならないことを最優先に考えて選びたい。
TT&CO. 500-TX復刻 スモールジェットヘルメット
1950-60年代 BELL500-TXの帽体を復刻致しました。
『ジェットスタイル』を生み出した最初のモデルです。
巷のJETには成し得ない、両サイドの『シェイプ』が最大の特徴。
ヘルメットが両頬に添う事で、他には無い、細さと一体感が得られます。
最小の帽体サイズでありながら、適切な長さがある『たまご型』なので、 頭全体をすっぽり覆うことが可能になります。
頭、体とのバランスが非常に良くなり、眼深に被ることが出来ます。
カラーは、ブラック、アイボリー、マットブラック、オレンジ、の4色。
サイズは、XS、S、M/L、XL/XXL、の4サイズ。
XS:頭囲54cm迄 S:頭囲56cm迄 M/L:頭囲58cm迄 XL/XXL:頭囲60cm迄 固定式の内装(インナー)によりサイズが変わります。
それぞれのサイズ毎に内装(インナー)の厚みが違います。
帽体の大きさに種類は御座いませんので、全て共通となります。
サイズにより、帽体の大きさや外観が変わることはありません。
頬あては、XSとSサイズ、M/LとXL/XXLサイズがそれぞれ共通となります。
一般的なJET同様に、衝撃吸収材として発泡スチロールを採用しております。
このヘルメットは乗車用ヘルメットではありません。
公道での使用はお控え下さい。
出典:www.amazon.co.jp
こちらも安全規格は、規格外なので、自己責任で。
ヴィンテージスタイル
また、私が購入したハーレーは、「HERITAGE CLASSIC(ヘリテイジ クラシック)」なので、ヘルメットも、ヴィンテージスタイルを追求した、少しレトロなタイプのジェットヘルメットと相性がよさそうだ。
個人的には、レザートリム&ハンドステッチが好きだ。
TT&CO. 500-TX復刻 レザーリムショット ハンドソウン
極厚の本革を、極太シニュー糸で、シェルに貫通縫付け。
ハンドステッチで仕上げました。
日本産タンニン鞣しのオイルド牛革本ヌメ、ブラウンを使用しております。
巷のJETには成し得ない、両サイドの『シェイプ』が最大の特徴。
ヘルメットが両頬に添う事で、他には無い、細さと一体感が得られます。
サイズ XS:頭囲54cm迄 S:頭囲56cm迄 M/L:頭囲58cm迄 XL/XXL:頭囲60cm迄
固定式の内装(インナー)によりサイズが変わります。
帽体の大きさに種類は御座いませんので、全て共通となります。
このヘルメットは乗車用ヘルメットではありません。
公道での使用はお控え下さい。
出典:www.amazon.co.jp
こちらも安全規格は、規格外なので、自己責任で。
「PSC(Product Safety Consumer)」や「SG(Safe Goods)」といった安全規格に対応したヘルメットのなかから、スモールジェットを選ぶなら、「SHM」ブランドがおすすめだ。
SHM HAND STITCH Lot-101
長年、日本人の手による、日本人のためのシルエットを追求してきた『SHM HELMET』。
日本人の頭の形に合うSHM帽体はそのままに、内装の仕様を見直すことで、より深く被れるように進化を遂げています。
製造は、塗装から内装の組み立て、仕上げまで、国内の熟練した職人による手作業によるもので、このクオリティーの高さは、永きに渡って被っていただくのにベストなアイテムとなっています。
極小帽体のシルエットに合わせてリムの革を薄く漉くことで、被った時に顔を小さく見えるよう工夫されていて、 イヤーパッドには柔らかい革を使用。
経年変化によって革が若干潰れてきますので、少しずつ被りやすくなってきます。
出典:www.amazon.co.jp
私は、この「SHM HAND STITCH Lot-101」を購入することにした。
ちなみに、アマゾンで検索しても出てこないが、センターラインの入った「SHM HAND STITCH Lot-102」も発売されている。
おわりに
べつに被りたくて被るわけではないが、ハーレー(二輪)で、日本の公道を走るためには、法律上、ヘルメットを着用しなくてはならない。(トライクはノーヘルでもOK!)
もしも免許がなくなってしまえば、ハーレーも、ただのオブジェになってしまうので、法律は守らなくてはならない。
しかし、ハーレー乗りであれば、可能な限り、ダサくないヘルメットを選びたい。
ハーレー乗りがダサい、なんてことがあってはならない。
ハーレー純正ヘルメット(Arai製)もあるが、もちろん安全規格の対応品なので、あまりコンパクトではない。
しかも、「Arai ☓ Harley」 のWネームなので、値段も高い。
それに対して、ビンテージスタイルを再現したヘルメットは、帽体がコンパクトであるが故に、安全基準の規格外であることも多い。
しかし、
「安全規格と道路交通法は別物である」
つまり、
「規格外は法律違反ではない」
ということだ。
規格外を推奨するつもりはないが、
半ヘルも含め、重さが2㎏以下のヘルメットであれば、安全基準の規格外であっても、道路交通法違反とはならない
ということは、知っておいても損はない。
ただし、「安全面の問題」や、万が一のときの「保険会社の対応」については、くれぐれも自己責任でお願いしたい。
参考
道路交通法が定めるヘルメットの基準
1. 左右、上下の視野が十分とれること。
2. 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
3. 著しく聴力を損ねない構造であること。
4. 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
5. 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
6. 重量が二キログラム以下であること。
7. 体を傷つけるおそれがある構造でないこと。出典:Wikipedia
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