ふらっと行っても、試乗させてもらいないかもしれないので、事前に電話をしてから、最寄りのカワサキプラザへ行き、「Z900RS」(Z900RS CAFEじゃないほう)を試乗してきた。
私が行ったカワサキプラザでは、輸入車のメーカーに比べると、手続きがしっかりしていて、誓約書に印鑑も必要になる。
Kawasaki のバイクに試乗する場合は、事前に、電話やWEBで、申し込んでからのほうが確実だと思う。
Z900RS 試乗車
今回、試乗した「Z900RS」は、2020年モデルで、ボディーカラーは、「キャンディトーングリーン(通称:タイガーカラー)」だった。
2019年モデルまであった、「キャンディトーンブラウン×キャンディトーンオレンジ(通称:火の玉カラー)」も、オーダーすれば、購入可能なようだが、別途、追加料金が発生するということだ。
実際に購入するなら、「火の玉カラー」か、全身ブラックアウトの「メタリックディアブロブラック」もいいと思った。
Z900RS 基本スペック
「Z900RS」のスペックは、以下のとおりだ。
・ホイールベース:1,470㎜
・最低地上高:130㎜
・シート高:800㎜
・車両重量:215㎏
・エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
・総排気量:948㏄
・ボア×ストローク:73.4×56.0㎜
・圧縮比:10.8
・最高出力:82kW(111PS)/8,500rpm
・最大トルク:98N・m(10.0kgf・m)/6,500rpm
・燃料タンク容量:17L
・変速機形式:6速リターン
・キャスター角:25.0゜
・トレール量:98㎜
・タイヤサイズ(前・後):120/70ZR17M/C (58W)・180/55ZR17M/C (73W)
・ブレーキ形式(前・後):ダブルディスク・シングルディスク
・メーカー希望小売価格(消費税8%込):132万8,400円
4気筒エンジン
「Z900RS」のエンジンは、ヨーロッパ向けのストファイ「Z900」のエンジンがベースとなっていて、それを「Z900RS」用に味付けしてあるとのことだ。
しかし、それでも、最高出力 111PS / 8,500rpm は、普段、ハーレーに乗っている私にとっては、十分に速い。
2気筒エンジンのバイクと、4気筒エンジンのバイクは、まるで別の乗り物のようにすら感じる。
「Z900RS」のエンジンは、水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒だ。
空冷2気筒(45度Vツイン)とは、比べ物にならないほど、ほんとうによく回る。
しかも、高回転までストレスなく回るので、乗っていて、非常に気持ちがいい。
速いバイクは、アクセルを開けると、あっという間に3桁のスピードに達してしまう。
そのようなバイクに乗ると、なんとも言えない楽しさがある一方で、やはり、公道では、恐ろしいとも思う。
不思議とハーレーには、その恐ろしさが、まったくないのだが、やはり、遅いからだろうか?
おわりに
「Z900RS」の試乗は、10分程度の既定コースを、先導つきで一回と、その後、一人でもう一回という、非常に短い時間だった。
やはり、これくらいの時間だと、バイクに慣れた頃には、終わってしまう。
「Z900RS」に試乗した印象は、とにかく、
エンジンが高回転まで、気持ちよく回わることと、ノーマルのマフラーサウンドが素晴らしい
ということだった。
しかも、普段、私が乗っているハーレーと比べると、驚くほど軽い。
これで、ワインディングを走ったら、かなり楽しそうだ。
実際に、丸一日くらい、乗ってみたいと思ったので、訪ねてみたら、レンタルバイクが都内あるとのことだった。
「Z900RS」の価格は、私が乗っているハーレーの半額だ。
「Z900RS」は、クラシカルな雰囲気で、しかも、そこそこ速く、さまざまな用途にも対応し、価格も、それほど高くないので、発売以来、売れ続けているのも納得の、いいバイクだと思った。
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