給排気(マフラー・エアクリーナー)のカスタマイズとEFIチューニングまで行った、2018年モデルのヘリテイジクラッシック(FLHC)だが、納車当時から、ずっとカスタマイズしたいと思っている箇所がある。
それは、ハンドルだ。
スカイハイバーとまではいかなくても、ほどほどのエイプハンガーが好みの私にとって、純正のハンドルは、少し物足りない。
いずれは、高さ14インチ(ライザー込み)くらいの、エイプハンガーに交換する予定だが、その前に気になったことがあったので、試してみた。
今回のカスタマイズに使用したのは、1/4インチの六角レンチのみだ
ストリートボブ(FXBB)
まずは、この写真を見てほしい。
ストリートボブ(FXBB)
この写真は、ノーマルのストリートボブ(FXBB)だ。
いま思えば、新車を買うなら、ベース車両は、FXBBで良かったのかもしれない。
しかし、FXBBは、メーターがフューエルタンク上になく、しかもデジタルなのが、私にとっては、残念な点だ。
私がこの写真をみて、
「そうそう、この感じ!」
と思ったのが、フロントフォークからまっすぐに伸びる、ミニエイプハンガーだ。
ヘリテイジクラッシック
残念がら、ヘリテイジクラッシックは、ノーマル状態では、ハンドルが、若干、手前に倒れている。
ヘリテイジクラッシック(FLHC)
しかも、太さ1インチのハンドルは、マッチョなボディに対して、若干、細くて貧弱に見える。
これは、ワタシ的には好みではないので、いずれ、ハンドルは交換する予定だ。
しかし、今回、あることに気がついてしまった。(納車3ヶ月にして気づくとは遅すぎだ。)
ハンドルの角度調整
納車3ヶ月にして気がついた、ハンドルについてのあることとは、
「ハンドルの角度は、調節可能なのでは?」
ということだ。
そう、思い立ったので、早速、ハンドルの角度を調整してみた。
使用する工具は、1/4インチの六角レンチ1本のみだ。
六角レンチは、ハーレー純正や社外パーツで、意外と使われているので、セットで持っておくと便利だ。
ライザー
ハーレーの純正ハンドルは、ライザーと呼ばれるパーツに取り付けられている。(ライザーを交換するだけでも、ハンドルの高さを変えられる。)
ハンドルを交換するときには、ハンドルの太さが変わると、このライザーも一緒に交換する必要があるので、ハンドルの太さを変更したい場合には、気をつけよう。
また、社外のハンドルには、ライザー一体型もあるので、好みにあわせて選ぼう。
ハンドルの角度調整方法
さて、ハンドルの角度調整方法だが、非常に簡単だ。
使用するのは、1/4インチの六角レンチ1本のみだ。
ヘリテイジクラッシックのノーマルのライザーには、ボルト4本でハンドルが固定されている。
純正のライザー
この4本のボトルを1/4インチの六角レンチで緩めて、ハンドルの角度調整してから、再び締め込んでやればいい。
たったのそれだけだ。
1/4インチの六角レンチさえあれば、自分でも簡単にできる。
おわりに
六角レンチは、セットで持っていたので、さっそく、角度調整を行ってみた。
するとどうだろう。
ノーマル
ハンドルの角度調整後
こんな簡単な調整で、私の好み通り、フロントフォークから、真っすぐ伸びるミニエイプハンガーになった。
そして、嬉しいことに、ハンドルの角度を調整しただけなのに、若干、ハンドルは高くなった。
そのため、乗った感じのポジションも当然、変わった。
やはり、今までは、後ろに倒れすぎていたようだ。
このほうが、乗りやすい気がする。
ハンドルを高く、太くするのは、意外とお金がかかるのだ。
新しいハンドル代に加えて、新しいライザー代も必要になる。
そして、ハンドル高さが高くなると、ブレーキやクラッチのホースも交換になる可能性が高い。
それらにプラスして、交換工賃もかかる。
もしかしたら、また、20万円コースかもしれない。
もちろん、今回の角度調整で、ハンドルの太さまでは変わらないが、ハンドルの交換費用が用意できるまで、しばらく、これで乗ってみようと思う。
ハンドルの角度調整などという、単純なことに、なぜ、いままで気が付かなかったのだろうか。
しかし、見れば見るほど、ベース車両は、「ストリートボブ」か「ソフテイルスリム」で良かったと思えてならない。
【追記】レバー・計器類の調整
ハンドルの角度調整により、ポジションが変わって乗りやすくなったのだが、走っていると、何か違和感がある。
それが何であるか、すぐに分かった。
ハンドルを奥へ調整したので、
ブレーキレバーやクラッチレバーも、一緒に奥へ移動してしまったのだ。
そして、
ウインカーなどの計器類は上へ移動してしまった。
これでは乗りづらい。
ということで、レバーと計器類が一体となっている部分を、手前に引き戻すという調整が必要になった。
そして、この調整に必要な工具が、六角レンチではなく、T型トルクスレンチだった。
しかも、2種類も必要だ。
サイズは、T-25とT-27の2種類だった。
また、ミラーを調整する際に、ミラーが緩んでしまった場合には、その締め込みに、1/2インチのソケットレンチか、1/2インチのスパナが必要になる。
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