雑誌「CLUB HARLEY」のアンケートによると、ハーレー乗りが知りたいことは、やはり、「カスタム」や「パーツ」に関する関心がもっとも多い。
そして、
「カスタムはどこから手をつけるべき?」
という質問に対しては、「マフラー」という意見がもっとも多い。
さらには、「エアクリーナー」や「マフラー・エアクリーナー・EFIチューニング」という3点セットという意見も多くある。
やはり、ハーレー乗りにとって、「給排気系のカスタム」は外せない。
カスタムの優先順位
もちろん、ノーマルのまま、ハーレーに乗るのも、悪いわけではない。
はじめは、しばらくノーマルで乗ってみて、気になったところから、少しずつカスタマイズしていけばいいと思う。
また、それが普通だとも思う。
ただ、私が購入したディーラーでは、納車前のカスタマイズに関しては、カスタムパーツの部品代のみで、工賃がサービスになるので、できることは納車前にやってしまいたい。
ただし、「EFIチューニング」のチューニング費用は、工賃ではないので、別途負担する必要があるとのことだ。
ハーレーは部品代が高いので、あれもこれもと言っていると、キリもなくお金がかかってしまう。
そのため、ハーレーをカスタマイズするにあたっては、
「何を優先して、何を後回しにするのか?」
という優先順位を決める必要がる。
まずは、目指す方向性(イメージ)を決めて、自分にとって最重要な部分から、順番にカスタマイズしていくことになる。
給排気系
ハーレーといえば、あの「ドコドコサウンド」を真っ先に思い浮かべる人も多いと思う。
しかし、ハーレーだからといって、ノーマルのマフラーでは、気持ちの良い「ハーレーサウンド」は、それほど期待できない。
実際に乗り出して、残念な気持ちになる人も多いようだ。
原因は、「キャブレター」が「FI(フューエルインジェクション)」に変わったからという理由だけではない。
単純に、今の新車のハーレーの、日本仕様のノーマルマフラーが大人しいのだ。(車検対応なので仕方がないが…)
そこで、ハーレー乗りは、やはり「マフラー」を変えたくなる。
あの音がなければ、ハーレーではない(と個人的には思う)。
雑誌「CLUB HARLEY」のアンケートでも、「マフラー」からカスタマイズすべき意見がもっとも多かった。
EFIチューニング
車もバイクも、基本的には、給排気系(マフラー・エアクリーナー)は、セットで考えたほうがいいと思う。
ただ音だけを変えたいなら、マフラー(フルエキ・スリップオン)交換だけでもいいと思うかもしれないが、それだとパフォーマンスが落ちたり、エンジンに負荷がかかってしまう。
そこで、マフラーを交換したら、「EFIチューニング」が必要になってくる。
そして、せっかく「EFIチューニング」を行うなら、「エアクリーナー」も、セットで変えたほうがいいということになる。
「マフラー」や「エアクリーナー」がノーマルの状態でも、「EFIチューニング」だけ行えば、効果はあるようだが、せっかく「EFIチューニング」を行うなら、給排気系(マフラー・エアクリーナー)を交換したうえでセッティングしたい。
「EFIチューニング」とは、「フューエルインジェクション・チューニング」のことで、コンピューターに内蔵されている、ガソリン濃度や点火時期などをコントロールする「マップ」と呼ばれるデータを適正に補正することをいう。
「EFIチューニング」をすると、具体的にどうなるのかというと、
・音質が良くなる
・ノーマル状態の過剰な発熱を抑え、エンジンを守る
・パワーとトルクをアップさせ、低速から高速まで気持ちよく走れる
・燃費が良くなる
などと、よいことずくめだが、デメリットとしては、まぁまぁのお金がかかる。
どのような「マフラー」や「エアクリーナー」を選ぶのかで、価格は変わってくるが、仮にスリップオンの「マフラー」と、ハイフロータイプの「エアクリーナー」に交換して、「EFIチューニング」を依頼する場合、最低でも20万円くらいは必要になる。
おわにり
ハーレー乗りにとって、「マフラー・エアクリーナー・EFIチューニング」の3点セットは、いずれやることになる「カスタム」のひとつだと思う。
交換するマフラーのサウンドは、ネット動画などでも聞くことができるが、残念ながら、いまいちよくわからない動画が多い。
できれば、実際に、そのマフラーをつけている人のサウンドを聞いてみたい。
ハーレー乗りが集まる場所へ行けば、いろいろなマフラーサウンドを聞かせてもらうこともできるだろう。
そのような場所がわからない場合は、とりあえず、最寄りのハーレーダビッドソンディーラーへ通っていれば、キャブ車も含めて、いろいろなハーレーがやって来るので、かなり参考になる。
自分ひとりで、ネットや雑誌で勉強するのも悪くはないのだが、ディーラーなどへ積極的に出かけて行って、メカニックや、先輩のハーレー乗りと仲良くなって、いろいろ教えてもらうのがいちばんの近道だ。
さぁ、こんなブログを読んでないで、ハーレー乗りに会いに行こう!
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