ハーレー納車後 2回目のエンジンオイル交換【エンジンオイル交換のタイミングと必要量】

モチュールMAINTENANCE
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ハーレーを納車してから2回目のオイル交換を行った。

 

納車から3週間後に初回点検のときに、ディーラーで交換して以来だ。

その時の走行距離は、925Kmだった。

 

初回点検の目安としては、納車から1ヶ月、もしくは、走行距離が800kmとされているので、若干乗りすぎてしまった。

 

通常、「1ヶ月、もしくは、走行距離が800km」のように、「期間」と「距離」が条件の場合は、どちらか早い方のタイミングを優先させるのがセオリーだ。

 

そして、今回、2回目のオイル交換時の走行距離は、4,672kmだった。

1回目と2回目の間を計算すると、3,747kmということになる。

  

慣らし運転

新車のハーレーを買って、800Kmくらいまでを「初期慣らし」、そこから3,000Kmくらいまでを「2次慣らし」と呼んだりする。

 

走行距離が4,672kmということは、知らないうちに、「2次慣らし」の期間が終わっていたようだが、そもそも、「初期慣らし」後は、すでに「慣らし運転」は終了したつもりになっていた。

 

金属同士の擦り合わせができ、各部がスムーズに動くようになった状態を「アタリがついた」などというが、3,000Kmくらいから「アタリ」がつき始め、10,000Kmほどで、ようやく「アタリ」がついた状態になるという。

 

つまり、新車から10,000Kmくらいまでは、長期的スパンでみると、まだまだ「慣らし運転中」ということになる。

 

もう少し、丁寧に乗るべきかもしれない…

エンジンオイル交換のタイミング

マニュアル(ソフテイルモデル使用説明書)によると、ミルウォーキーエイトのソフテイルモデルの場合、エンジンオイル交換のタイミングは、800km(もしくは1ヶ月)の初回点検後は、4,000km(もしくは6ヶ月)スパンとなっている。

そして、3年後からは、8,000km(もしくは1年)となっている。

 

回数距離期間
初回800km1ヶ月
2回目4,000km6ヶ月
3回目8,000km12ヶ月
7回目24,000km36ヶ月
8回目32,000km48ヶ月

 

しかし、信号や渋滞の多い日本の交通事情などを考えると、実際には、3,000kmスパンくらいで交換したほうが安心だ。

 

これは、ハーレーに限らず、二輪車(バイク)のエンジンオイル交換のサイクルは、概ね3,000kmを目安にするのが良さそうだ。

 

そして、初回と、2回目くらいまではオイルフィルター(オイルエレメント)も交換し、それ以降は、2回に1回、オイルフィルター(オイルエレメント)も交換が必要だ。

 

このあたりは、自動車と一緒だ。

  

エンジンオイルの交換スパン

初回のオイル交換は、とくに重要なので、ほとんどの人が、800km〜1,000kmのタイミングで行うだろう。

 

ディーラーで新車のハーレーを買った場合、初回点検は、オイル交換も含めて無料だし、それで「初期慣らし」が終了となるので、できるだけ早く交換したくなる。

 

マフラーやエアクリーナーを交換する予定がある場合は、ここまでは、我慢しなければならないので、なるべく早めに済ませよう思うものだ。

 

しかし、2回目以降は、お金もかかるし、すぐにしたいと思う人は少ないかもしれない。

 

カスタムパーツとは違い、オイルを交換しても、見た目は良くならないので、ついつい後回しになってしまいがちだ。

 

私も、なんとなく、6ヶ月くらいで交換すればいいと思っていた。

 

そして、まだ、納車してから、5ヶ月も経っていないので、もう少し先でいいだろうと思っていた。

 

しかし、少し前から、なんとなくエンジン音が、シャカシャカとうるさかったり、吹け上がりが鈍いと言うか、重たいというか、なんとなく本調子ではないような気がしていた。

 

1ヶ月に1,000kmペースで乗っているのと、けっこうエンジンをぶん回しているので、本当であれば、もっと早くオイル交換をするべきだったのだ。

低温潤滑

マニュアル類は苦手なので、どんなマニュアルもめったに見ないのだが、初めてハーレーのマニュアル(ソフテイルモデル使用説明書)をみてみたら、こんな記載があった。

 

低温潤滑

寒冷期は、エンジンオイルをより頻繁に交換してください。

24km(15mi)未満の短い距離を走行する場合、周囲の温度が16℃(60 F)以下の気候であれば、オイル交換の距離を2,400km(1,500mi)に短縮します。

ソフテイルモデル使用説明書(2018)

 

周囲の温度が低いほど、頻繁なオイル交換が必要らしい。

 

気温が低い季節のほうが、気温が高い季節よりも、エンジンオイル交換のタイミングは長くなるような気がしていたが、まったく逆だったのだ。

 

最近の外気温は、10℃を下回ることが多くなってきたので、そのせいももあってエンジンが不調だったのかもしれない。

  

オイルの量と色

マニュアル(ソフテイルモデル使用説明書)をみると、初期のオイル注入量は、3.8L(4.0qt)となっている。

 

今回、オイル交換を行ったときに出てきた古いオイルの量は、だいたい3Lくらいだった。

燃焼などによって、けっこう減っていたようだ。

 

これでは、エンジンの調子がいいわけない。

 

オイルの色も、新品のオイルの色は、ビールのような色をしているが、出てきた古いオイルは、黒ビールみたいだった。

 

しかし、オイルに、スラッジはあまり含まれていなかったようで、それについては、よかったと思う。

 

いちばん初めに入れた、オイル添加剤の効果だろうか?

ハーレーの慣らし運転にHRD BREAK-IN オイル添加剤は必要か?【ハーレー慣らし運転】

けっこう面倒かも

エンジンオイルは、自分で交換できるようになろうと思ったが、実際に作業を見ていたら、けっこう面倒なことも多いことが分かった。

 

たとえば、廃油の処理などがそうだ。

 

また、オイルフィルター(オイルエレメント)の交換には、専用の工具が必要だし、交換もしづらい場所(オイルが垂れやすい場所)に付いているので、プロにお願いした方がいいように思った。

 

 

ディーラーのメンテナンスパックに入っている人は、どれくらいの頻度でオイル交換ができるのか分からないが、たくさん乗る人は、3,000kmなんて、あっという間だ。

 

自分で交換するか、比較的、良心的なショップで交換すると、安く交換できる。

 

オイル代や交換工賃をケチって、エンジンに負荷をかけすぎると、あとになって、高くつくかもしれないので、オイル交換は、定期的に行おうと思う。

  

オイルチェックは大切

今回は、オイルフィルター(オイルエレメント)も交換したのだが、出てきた古いオイルが3Lくらいだったのに対して、新しく入れたオイルは4.8Lくらいだった。

 

エンジン(またはエンジンオイル)に負荷をかけていたことは間違いないが、こんなに量が違っても走るということに驚いた。

 

また、もしも自分で交換しようとしたら、おそらく4本(4L)しか買ってこなかったと思うので、オイルの在庫がたくさんあるショップで交換してよかった。(料金も5L分ではなく、4.8L分で計算してくれた)

 

これからは、エンジンオイルのフィラーゲラーのチェックを怠らないようにし、もしも、オイルが減っていたら補充しようと思う。

 

ちなみに、エンジンオイルの量をチェックするときは、エンジンが冷えた状態だと、実際のエンジンオイルの量は分からない。

必ず、エンジンが温まっている状態でチェックする必要がある。

 

次回のエンジンオイル交換時には、ミッションオイルと、プライマーオイルも交換しようと思う。

 

ハーレーをカスタムもいいが、ガンガン乗る人は、定期的なオイル交換の費用も、しっかりと予算に入れておきたい。

おわりに

今回使用したエンジンオイルは、『MOTUL(モチュール) 5100 4T 15W50 バイク用化学合成オイル』だ。

 

 

これを5本近く使った。

 

そして、オイルフィルター(オイルエレメント)も、純正ではなく、社外品を使用した。

 

 

別に、ハーレー純正品を使う必要もなさそうだ。

 

料金は、14,000円くらいだったので、かなり良心的だと思う。

  

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