ハーレー・ダビッドソン社は、2019年の販売予想を下方修正した。
いまや、世界的にみても、メインターゲットである40代には、ハーレーなどの高級輸入バイクを買う余裕がなくなってきているという。
ふつうに考えて、日本で今後、ハーレーのような高額なバイクの売上が、右肩上がりになるということは考えづらい。
もはや、多くの日本人が、ハーレーに乗ることは無理なのだろうか?
お金がない
確かに、ハーレーにはお金がかかる。
これは間違いない。
新車の場合、スポーツスターファミリーなら軽自動車が買えるくらい、ソフテイルファミリー以上ともなると、国産のハイブリッド車や、2,000ccクラスの乗用車が買えてしまうくらいの価格以上だ。
さらにハーレーは、ノーマル状態ではなく、カスタマイズして乗りたいという誘惑がつきまとう。
そして、たいてい、このカスタマイズには、終わりがない。
そもそも、ハーレーに乗るためには、大型自動二輪免許が必要になる。
そして、大型自動二輪免許を取得するためには、持っている免許の種類にもよるが、10万円から30万円のお金が必要だ。
⇒ 中型免許(普通自動二輪車免許)と大型免許(大型自動二輪免許)の違い【ハーレに乗るなら…】
たしかに、お金に余裕がないと、なかなか大型自動二輪免許をとってまで、ハーレーに乗ろうとは思えないかもしれない。
これまでだったら、40代くらいになれば、お金に多少の余裕ができて、大型自動二輪免許を取得したり、ハーレーを買ったりすることができたかもしれないが、いまの40代にそのような余裕はないらしい。
40代の会社員がハーレーに乗る
私も40代の会社員なのだが、ハーレーに乗っていると、けっこう声をかけられるものだ。
たいていは、
「カッコいいね!」
とか
「すごいね!」
と言った、感じの軽い話が多い。
しかし、時には、
「お兄さん、仕事、何やってるの?」
と、まるで、堅気じゃないでしょ?みたいな感じで聞かれることもある。
私が、
「普通に会社員をやってますけど…」
と答えると、
「うそでしょ?普通の会社員がハーレーなんて乗れるわけないでしょ!」
などと言われてしまう。
一般的には、そんな認識なのだろう。
長期ローンを利用する
ハーレーを一括で買う余裕がなくても、ありがたいことに、世の中には、ローンという仕組みがある。
ここでは、ローンの是非については議論しない。
ローンを組んで、金利を支払ったり、ローンの返済に縛られたくないという人は、欲しい物が買えるだけの現金を貯めるしかない。
しかし、いまのような低金利時代だったら、ローンも悪くないかも?
と思えるなら、金額と返済期間を決めて、月々の返済金額をシュミレーションをしてみると、意外とハーレー購入が、現実味を帯びてくる。
ハーレーの購入には、最長で180回までのローンが用意されている。
金利はそれなりに発生するが、月々返済できる金額なら、思い切ってローンを組めば、ハーレーが手に入る。
もちろん、私も長期ローンだ。
⇒ ハーレー購入時の支払い方法【長期ローンならハーレーに乗れる!】
ただし、家のローンがあって、車のローンがあって、教育ローンがあって…と、すでにたくさんのローンを抱えている場合は、やはり、それ以上、ローンを増やすわけにもいかないのかもしれない。
そこは、慎重に考えるべきだ。
ムダを減らして収入を増やす
いまよりも多くの、自由になるお金をつくるためには、以下のふたつのどちらか、または両方を実行する必要がある。
・ムダな出費を減らすこと
・収入を増やすこと
可処分所得を増やすためには、このふたつ以外に方法はないことは、ファイナンシャルプランナーに相談するまでもなく明らかだ。
両方同時にできれば、そこそこのお金が浮いて、そのお金でハーレーのローンくらい払うことができるかもしれない。
私たちは、気が付かないうちに、けっこうムダな出費をしているものだ。
たとえば、
・タバコ
・保険
・年金
・付き合い
・各種サービスへの定額課金
・高額な通信料金
・高額スマホの頻繁な買い替え
…
などが、見直しの対象になるかもしれない。
また、収入が1ヶ月に、たとえ1万円増えるだけでも、余裕が生まれる。
ムダな出費の見直しと合わせれば、ローンが払える金額くらいにはなりそうだ。
収入を増やすには
問題は、
どうやって収入を増やすせばいいのか?
ということだ。
サラリーマンなら、「残業をする」というのが手っ取り早いかもしれないが、最近では、そもそも残業代が支給されるかどうか、怪しい場合も多い。
それに、過度の仕事で疲れすぎると、休日は寝ることが何よりの楽しみになり、とてもじゃないが、わざわざ免許をとって、ハーレーを買って乗ろうなどという気力もなくなってくる。
免許を取るのも、ハーレーに乗るのも、けっこう疲れるものだ。
普通の人は、疲れているときに、疲れることをしようとは、なかなか思えないものだ。
「とにかく、眠りたい!」
「休日は何もしたくない!」
という状態にならない程度に、仕事の量と時間はコントロールしなくてはならない。
となると、収入を増やす方法はないように思えてくる。
スモールビジネスを立ち上げる
理想的なのは、不労所得を得ることだが、まとまった資金やノウハウを持っていなければ、不動産投資などは難しい。
そもそも、まとまった資金があるくらいなら、ハーレーを買うくらいで苦労しないだろう。
株や為替、仮想通貨などへの投資やFXも、必ず稼げるとは限らない。
ビギナーズラックくらいはあるだろうが、長い目で見れば、損失を被る可能性のほうが高い。
残る方法は、自分でスモールビジネスを立ち上げることだ。
スモールビジネスと言っても、難しく考える必要はない。
・得意なことをクラウドソーシングなどで請け負う
・自分でサイトやYoutubeチャンネルを運営する
など、ネットを使って、自宅で経費をかけずにできるビジネスでいいのだ。
はじめのうちは、タダ働き同然になるかもしれないが、諦めずに半年から1年くらい頑張れば、月に数万円くらいなら稼げるようになる見込みは十分にある。
月に数万円稼げるようになれば、その先の展開も見えてくるかもしれない。
おわりに
たしかに、令和の時代を生きる40の代の会社員には、ハーレーを買って乗る余裕がない人のほうが多いのかもしれない。
しかし、そこで諦めずに、なにかしらの収入増につながることに、思い切って挑戦してみてはいかがだろうか?
いや、実際には、思い切る必要すらない。
とにかく、調べて、挑戦してみればいいだけだ。
ただし、挑戦とは言っても、いきなり、失敗したときに多額の借金を抱えるような、大きな挑戦ではいけない。
そうではなく、失敗しても失うのは、費やした時間と労力くらいの、スモールビジネスから挑戦することをおすすめする。
ハーレーを諦めるのは、それらが失敗してからでも遅くはない。
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