ハーレーのエンジンが、ミルウォーキーエイトになり、ノーマル状態でのアイドリングの回転数は、だいたい850回転前後だ。
しかし、アイドリングで、突然1,000回転前後まで上がることがないだろうか。(エンジン始動時ではない。)
その時は、通常のマフラー音が「ドコドコドコ」だとすると、それが「ドドドドドド」という感じに変わる。
人間で例えると、びっくりしたり、恐怖のあまり、「心臓が早鐘を打つ」といった感じで、突然、心拍数上がってしまったような状態だ。
今回は、その対応策について。
ちなみに、今回の話は、私が乗っている、2018年モデル以降の「ヘリテージクラッシック」での対応策になり、他のモデルや車種のことまではわからない。
そもそも、他のモデルや車種で、同様の症状が出るのかすらもわからない。
熱感知
まず、はじめに断っておくと、私には、今回の「ドドドドドド」の原因を、詳しく説明することはできない。
気になった人は、ディーラーなどで確認してみて欲しい。
⇒ ハーレーの熱対策・片肺【アイドリングが「ドコドコ」が「ドドドド」に変わる理由】
私が聞いたところによると、熱感知センサーによる、アイドリングをコントロールするモードのようなものがあるようなのだ。
そして、そのモードの切替方法は分かった。
先日、突然、信号待ちで、「ドドドドドド」と、回転数が上がるようになり、慌ててディーラーに電話した。
すると、その電話で、モードの切り替え方法を教えてもらい、その通りにやったら、すぐに「ドコドコドコ」に戻った。
もちろん、回転数も850回転前後に戻った。
モードがある
先程も書いた通り、詳しいことは説明できないが、エンジンの温度によって、自動的にアイドリング時の回転数が上がることがある。
もちろん、これは、エンジンをかけはじめではなく、エンジンが温まっている状態での話だ。
エンジンをかけてしばらくは、アイドリング時の回転数は高くなるが、それとはまったく関係ない話だ。
どうやら、自動的にアイドリング時の回転数が高くなるモードがあるらしく、そのモードをオフにしててしまえば、そのようなことは起こらなくなる。
そして、そのモードをオフにすることが、いいことなのかどうかも、確認したほうがいいと思う。
個人的には問題ないとは思っているのだが、念の為、寒くなる前に、ディーラーへ行ったときに確認してみようと思う。
⇒ ハーレーの熱対策・片肺【アイドリングが「ドコドコ」が「ドドドド」に変わる理由】
切り替え方法
モードの切替方法は、簡単だ。
まず、
エンジンを切る。
↓
次に、
キルスイッチをオフにする(エンジンがかかる状態)
↓
次に、
アクセルスロットルを、通常とは逆の方向に回す(フロントタイヤ側へ)
↓
しばらく、その状態をキープしていると、
ヘリテージクラッシックなどのクルーズコントロールがあるモデルでは、クルーズコントロールのランプが点灯する。(緑 or オレンジ)
このとき、
クルーズコントロールのランプが、緑色の場合は、この機能がオンになっている。
そして、
クルーズコントロールのランプを、オレンジ色に変えることで、この機能をオフに切り替える事ができる。
もしも、アクセルスロットルを前側に回したときに、クルーズコントロールのランプが緑色だった場合は、いちど、キルスイッチをオン(エンジンがかからない状態)にしてから、再度、キルスイッチをオフ(エンジンがかかる状態)にする。
そして、先程の、アクセルスロットルを、通常とは逆の方向(フロントタイヤ側へ)回す動作を繰り返す。
すると、クルーズコントロールのランプが緑色だった場合は、オレンジに変わる。
これで、この「ドドドドドド」モードが解除される。
もしも、「ドドドドドド」モードにしたい場合は、クルーズコントロールのランプをオレンジから緑色にすればいい。
おわりに
この記事を書いていて思ったのだが、おそらく、ハーレーの中では、クルーズコントロールがない車種のほうが多い。
その場合は、いったい、どうなるのだろうか?
そもそも、クルーズコントロールがついていない車種でも、同様の現象(ドドドドドド)が起こるのだろうか?
そのあたりは、定かではないが、少なくとも、クルーズコントロール付きのヘリテージクラッシックでは、この方法で解決した。
⇒ ハーレーの熱対策・片肺【アイドリングが「ドコドコ」が「ドドドド」に変わる理由】
最後に、念の為に書いておくと、今回、ここに書いたクルーズコントロールのランプの色は、クルーズコントロールを使うときの色とはまったく関係ない。
あくまでも、「ドコドコドコ」と「ドドドドドド」の、切り換えのための色分けだ。
クルーズコントロールを使うときの色と混同しないように。
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