荷掛けボルトをヘリテイジクラッシックに取り付けてみた。
ボルト自体は、ホームセンターで1本100円くらいで買えそうなものだが、ハーレー用となると、2本セットで1,300円(税別)だ。
荷掛けボルトは、4本あったほうがよさそうだったので、2本で2,600円(税別)。
1本あたり700円ほどになる。
ハーレー用のパーツは高いが、そういうものだと思って諦めるしかない。
ドッキングハードウェアキット
もともと、ヘリテイジクラッシックには、両側にサドルバッグ(パニアケース)が付いていた。
しかし、納車後、しばらくして、外してしまった。
サドルバッグを外した後のネジ山には、ドッキングハードウェアキットが付いている。
付けようと思えば、そこにキャリア(荷台)やCCバーなども付けられるのだが、現状では、何も付いていない。(CCバーは、付けるとしてもリジットがいいかも)
4つのドッキングハードウェアキットに、ネットを掛けることもできるのだが、試してみたら、幅が狭すぎる気がした。
やはり、その外側のフェンダーレールを固定しているボルトに、掛けボルトを付ける必要がありそうだ。
T型トルクス(T-45)
フェンダーレールを固定している左右4本のボルトは、T型トルクス(T-45)で外すことができる。
けっこうなトルクで締めてあるので、緩み止めが塗ってあったこともあり、コンパクトなスタビーラチェットハンドルでは、緩めることができなかった。
もう少し、力が入れられる、しっかりとしたラチェットハンドルが必要だ。
くれぐれも、強引に回してネジ山を潰さないように注意が必要だ。
また、安い工具は、あまり使わないほうがいい。
4つのボルトを外してみると、ワッシャーが付いているのだが、一体型になっていて外れない。
大きめのホームセンターへ行ってみたのだが、サイズが合うワッシャーは売ってなかった。
ねじロック(緩み止め)
ワッシャーが手に入らなかったので、ワッシャーを入れるのは諦めた。
そのかわりというわけではないが、ボルトの緩み止めを買って塗ることにした。
ボルトの緩み止めは、低強度タイプ・中強度タイプ・高強度タイプと3種類あったが、中間の中強度を選んだ。(なんとなく)
ちなみに、どれを使っても、ボルトが外せなくなるということはないようだ。
ボルトの長さ
フェンダーレールのボルトの経は、3/8インチだ。
つまり、3/8インチのボルトであれば、工夫すれば代用可能だ。
今回購入したKijima製の荷掛けボルトに比べ、外したボルトが短くて心配になった。
しかし、実際に、荷掛けボルトを取り付けてみたら、フェンダーより若干、飛び出してしまうが、タイヤと干渉するほどではないので、問題ないだろう。
短かすぎるよりもいいかもしれない。
長さ選びが不安だったので、わざわざディーラーで注文してもらったのだが、届いた商品は以下の商品と一緒だった。
2003年モデル以降のソフテールは、この長さでいいのだろう。
荷掛けボルトの取り付け
荷掛けボルトの取り付けには、14mmのめがねレンチを使う。(インチではなくミリ)
しかし、買うなら、コンビネーションレンチの方がいいかもしれない。
なぜなら、サドルバッグステーがついている場合、めがねレンチだと、入らない場合があるからだ。
私の場合は、めがねレンチが入らないだけでなく、サドルバッグステーのボルトを緩めてからでないと、荷掛けボルトを穴に差し込むことすらできなかった。
締め付け
締め付けは、ほどほどにしておいたほうがいい。
締めすぎると、うまく説明できないが、フェンダーの裏に付いている、ネジ山が切ってあるステーのようなものが曲がってしまう。(実際に曲げてしまった…)
締めすぎには、要注意だ。
「ねじロック」のようなものを塗っておけば、それほど緩む心配はないだろう。
ついでだったので、ドッキングハードウェアキットやサドルバッグステーのボルトも外して、「ねじロック 243 中強度タイプ」を塗っておいた。
おわりに
クラッチレバー側は、もともとフェンダーレールを止めていたボルトを外して、そこに荷掛けボルトを付けるだけで良かった。
しかし、ブレーキレバー側は、サドルバッグステーが干渉してしまい、それを緩めてからでないと、荷掛けボルトの取り付けができなかった。
それでも、工具さえあれば、自分でも簡単に取り付けることは可能だ。
注意点としては、安い工具を使わないことと、締め付け過ぎないことくらいだ。
実際に、取り付けが終わったあとに、荷物を積んで、ネットをかけてみたのだが…
もしかしたら、後ろの2本は不要だったかもしれない。
なぜなら、後方の荷掛けボルトにネットを掛けると、ネットとフェンダーが干渉する。
ネットとフェンダーが干渉しても、別に問題ないが、ネットが擦れるとフェンダーにキズが付く恐れがある。
そんなこと気にしなければ、後方の荷掛けボルトも使えるが、私は、なんとなく嫌なので、後方の荷掛けボルトは、使わないことにした。(今のところ付けた意味なし…)
ドッキングハードウェアキットにも、十分にネットは引っ掛けられるので、そちらを使うことにした。
そうなると、
前方の荷掛けボルトも要らなかったのでは…
と思えなくもないが、買ってしまったので、とりあえず付けておこうと思う。
また、クラッチレバー側には、サドルバッグステーが付いているので、ドッキングハードウェアキットに直接ネットをかけることができない。
そのため、前方は荷掛けボルトを使用し、後方には、ネットに付属していたフックを利用するしかない。(前方の荷掛けボルトは、唯一使える感じだ)
今回の荷掛けボルトについては、時間とお金をかけた割には、なかなか上手くいかなかった。
キャリアをつけたときには、4本の荷掛けボルトが役に立つのかもしれないが、そもそもキャリアにフックが付いていることも考えられる。
なかなか上手くいかないが、いろいろ試してみて、いい積載方法を見つけたいと思う。
コメント
トルクスのサイズから工具、ねじロックまで全て参考にさせて頂きました。全くの無知識だったので本当に助かりました。感謝です。これからも拝見させてもらいます。
ねじロックさん
コメントありがとうございます!
お役に立てたなら良かったです!
残念ながら、私は、もうハーレーには乗っていませんので、インチ工具の使いみちがなくなってしまいました(笑)