私は、まったくバイクの知識も経験もないのに、先にハーレー(ヘリテージ・クラッシック・FLHC・2018モデル)を買ってしまい、その後、大型二輪免許を取得するために、教習所へ通っている。
なかなか予約が取れなくて、乗れるのは、1週間に1回〜2回という状態で、あまり上達できていない感がある。(次の教習までに感覚を忘れてしまう…)
そして、まだ、第一段階だが、先日は、はじめてのシュミレーター教習だった。
正直言って、「シュミレーター」ではなく、「実車」に乗りたいと思ったが、決まりなので、仕方がない。
ということで、初めてのシュミレーター教習を受けてきた。
シュミレーター教習は有益
「シュミレーターではなく、どんどん、実車に乗らなきゃ上手くならない!」
「免許を取って早くハーレーに乗りたい!」
そう思いながら、あまり気乗りしない状態で、初めて(一段階は1回)のシュミレーター教習を受けてきた。
しかし、実際には、思いのほか得るものが大きかった!
というか…
「これ、もっと早い段階で受けたかった!」
という感じがした。
なぜなら、私は中型(普通自動二輪車)免許もなく、原付きすら、ほとんど乗ったことがないので、バイクに関する知識は、ほぼゼロなのだ。
その状態で、いきなり場内を外周から走り始めたわけだが、基本が全くなっていないので、かなり、おっかなびっくりで、ぎくしゃくした走りしかできていないのだ。
しかし、今回の、シュミレーター教習で、大いにバイクの特性を知ることができた。
シュミレーター教習は酔う?
「シュミレーター」は、わかりやすく例えるなら、ゲームセンターのゲーム機のような感じだ。
実際に乗って操るマシンは、本物に近い。(本物か?)
そのマシンに乗って、画面の中を走るのだが、なかには、乗り物酔いをする人もいるらしい。
ひどい人では、救急車を呼んだこともあるらしい。
私も、はじめは、多少、酔いそうだったが、途中から楽しくなって、それどころではなくなってしまった。
シュミレーター教習での体験
シュミレーター教習では、実際に怪我をしたり、死んでしまうことがないので、思う存分、バイクの動きを体験することができる。
第一段階の私は、実際の教習では、おっかなびっくりバイクを動かしているが、シュミレーター教習は、バーチャルなので、映画「ミッション・インポッシブル」のなかのトム・クルーズのように、ノーヘルで、エンジン全開で走れるのだ。
今回の、シュミレーター教習の目的は、
「危険を身をもって体験する」ことだった。
体験した「危険」は、覚えている限りでは、以下のようなものだった。
限界走行
少しずつ速度を上げていき、何キロ以上のスピードで突っ込むと、曲がりきれずに、海に落ちてしまうのかを体験
障害物
ブラインドコーナーの先に、いきなり故障車が現れる体験
マンホール
濡れたマンホールの上に乗って滑る体験
突風
トンネルを抜けると、突風で車体を持っていかれる体験
どれも、ヒヤッとする体験だった。
実際の走行で、これらをやってしまうと、怪我をしたり、死んでしまうので、シュミレーター教習というものが、大いに役に立つことがよくわかった。
おわりに
シュミレーター教習では、ホワイトボードなども使い、外の実車教習では教わりにくいことも教えてもらえた。
私も、実車教習では、実際に良く分からず乗っている感じがあるので、チャンスだと思っていろいろ質問してみた。
その結果、アクセルワーク、ブレーキワーク、コーナーの曲がり方、コーナーのライン取り、二輪と四輪の違い…などなど、いろいろと教えてもらい、とても勉強になった。
もしかしたら、これから実車教習で教えてもらうのかもしれないが、
「リーン・ウィズ」、「リーン・イン」、「リーン・アウト」
などの、コーナリングテクニックや、そもそも、それらの言葉自体も、今回、初めて知った。
そして、
体重移動で、おもしろいように車体が曲がること
アクセルを開けると車体が起きること
など、
「それって、基本でしょ?」
というバイクの特性を、初めて身をもって理解することが出来て、とても良かった。
よく、四輪の自動車でも「人馬一体」とか言うけど、バイクの「人馬一体」感は、自動車の比ではなく、もっと強烈だ。
今回のシュミレーター教習で、バイクを傾けてコーナーを曲がる楽しさを知ってしまった。(私のヘリテージクラッシックでやったら、すぐにフットボードを擦りそうだが…)
そして、
「ネイキッドもいいものだな!」
と少しだけ思ったのだった。
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