「冬のバイクは、ほんとうに寒くて、乗ってられないぞ!」
免許をとったばかりのころ、そのように言われたのを思い出す。
私は、夏(梅雨)に免許をとったので、そんな話をきいて、
「なんだか、想像しただけで寒そうだな…」
と思っていた。
よく、1年目の冬くらいは、寒くても乗るかもしれないが、2年目の冬くらいから、だんだんと乗らなくなり、そのうち、冬場は、ほとんど乗らなくという話も聞いたことがある。
いざ、実際に真冬を迎えてみた感想は…
冬のバイクは寒いけど…
日本では、通常、1月・2月あたりがいちばん寒い。
そして、だいたい、3月を過ぎることから、少しずつ暖かくなってくる。
ということで、これを書いている今(1月末)が、いちばん寒い時期なのかもしれない。
しかし、実際には、天気が良ければ、まったく問題なくハーレーに乗っている。
思い起こせば、秋(9月・10月・11月)は、雨や台風が多くて、ツーリングの計画が、ことごとく中止になったのを覚えている。
それに比べて、冬場は、雨が少ないので、バイク乗りにとっては、じつは、それほど悪い季節ではないのではないかと思っている。
しかし、それは、最近の冬が、暖冬傾向にあるからだろうか?
または、誰かが言っていたように、まだ、1年目の冬だからなのだろうか?
いちばん寒いのは…
夏の終わりころから気がついていたが、いちばん寒いのは、やはり指先だ。
指先が冷たいと、バイクに乗っていて、ほんとうにツラい。
そのため、多少、お金はかかっても、グリップヒーターやナックルガード、電熱グローブなどの装備を駆使して、指先だけは暖かくしたほうがいい。
もちろん、それ以外の部分も、保温性の高いインナーやウェア、防風性の高いアウター、ネックウォーマーやブーツなどで、十分な寒さ対策をする必要がある。
しかし、それらの装備さえ怠らなければ、真冬といっても、寒くて震えてしまうというようなことはない。
むしろ、夏に薄着でバイクに乗っていたときに、山のなかで、いきなり通り雨に降られたときのほうが、よほど寒かったのを覚えている。
おわりに
おそらく、春〜初夏にかけてや、夏の終わり〜寒くなるまであたりが、バイクに乗っていて、もっとも気持ちがいい季節なのだろう。
実際に、空気がカラッとした澄んだ、秋の晴れた日にハーレーに乗ったときは、それはもう、ほんとうに気持ちよかったのを覚えている。
しかし、そのような最高の日は、一年のうちに、そうそう、なんどもあるものでもない。
また、いい季節には、比較的、雨も多い。
そのため、寒くない季節で、ほんとうに気持ちよかったと思える、バイク日和の週末は、これまで、ほんの数回しかなかったように思う。
とくに、週末にしかバイクに乗れないライダーにとっては、週末が天気が悪いと、しばらく乗れなくなってしまうのがツラいところだ。
それを考えたら、少しくらい寒くても、晴れの日が多い、真冬のほうが、バイク乗りにとっては、いい季節なのかもしれない。
また、寒い季節は、空冷エンジンの熱に耐える必要もないし、エンジンも調子がいいように思う。
ただし、標高の高いところなどは、路面が凍結するの危険性があるので、うかつには走れない。
そのため、冬場は、走れるコースが限定されるが、それくらいは仕方がない。
ということで、
真冬だからといって、寒くてバイクに乗れないなんていうことはない!
と、個人的には思っている。
もちろん、雪が降らない地域であることが前提だが…
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