大型自動二輪免許の教習のなかに、1時間だけ「スクーター教習」がある。
自動車と一緒で、AT限定免許では、ATしか乗車できないが、MT免許では、ATにも乗れるらしい。
ほとんどの人は、MTに乗るために大型自動二輪免許を取るので、AT車(ビックスクーター)に乗る人はいないと思うが、それでも、乗る資格があるからには、1時間くらいは、教習をしておく必要があるわけだ。
今回は、恐怖の「AT(ビックスクーター)教習」について書いてみる。
スクーター教習
1段階も終盤に差し掛かった頃、
「次の1時間は、スクーターに乗ってもらいます!」
そう言われて、自分で買って乗ることはまずないであろう「ビックスクーター」に、一度くらい乗ってみるのも悪くないか、と軽く考え、実技教習に望んだ。
しかし、冒頭、教官から、MTで転ばない人でも、ATではよく転ぶので、怪我をしないように心して乗るようにと注意された。
日頃、MTでも転びまくっているので、これはヤバそうだ。
実技教習では、「400cc(中型)」と「650cc(大型)」の2台を順番に乗った。
排気量が大きいほうが、低速のトルクがあって乗りやすかった。
左のレバーは、クラッチではなく、自転車と同様、後輪ブレーキになる。
別の乗り物
四輪車と違って、二輪車の場合、「MT」と「AT」は、まったく別の乗り物だと思ったほうがいい。
ニーグリップもできないので、バランスを取るのが、とても難しい。(練習すれば乗れるようになるとは思うが…)
すでにMTの教習で行った「8の字」に挑戦したが、余裕でコケた(笑)
「一本橋」も、まったくダメだった。
「クランク」は、車用の広いコースを走ったので、なんとか通過できた。
「坂道」は、問題ない。
それ以外は、危険なので、挑戦すらしなかった。
この教習は、あくまでも「体験」なので、出来る・出来ないは関係ない。
ただ、AT(ビックスクーター)とは、どういう乗り物かを、知ることができれば、それでいいらしい。
おわりに
多くの人が同じように感じると思うが、「ビックスクーター」には、二度と乗りたくない。
あれは、かなり恐ろしい乗り物だ。
最後に教官に、どうだったか感想を聞かれ、
「二度と乗りたくない!」
という言葉以外、適切な言葉が思い浮かばなかった。
幸い、「AT(スクーター)」の教習は、1時間だけなので、もう乗らなくていいようだ。
「MT」も難しいと思っていたが、「AT」に比べたら、なんとかやれそうに思えてきた。
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